岡本綾子さんは、米国賞金女王の座には就いたけど、メジャーに52回出場して2位が6回を
含むトップ10が21回という戦績でした。メジャー優勝はありませんでした。 昨日からの続き。
1950年に創立され、米国で最古の女子プロスポーツ組織である LPGAにおいて、日本女子選手が
メジャー戦で勝つことが どれだけ難しいか、今までメジャーで勝った選手は、たった三名です。
1977年の「全米女子プロ」の樋口久子さん、2019年の「全英女子オープン」の渋野日向子プロ、
そして、2021年の「全米女子オープン」の笹生優花プロの三人で、2位は11回ありました。
岡本綾子さんの次に2位になったのは福嶋晃子プロでした。 2001年の「ナビスコ選手権
(現シェブロン選手権)」において、1打差2位で最終日最終組をアニカ・ソレンスタム氏
(スウェーデン)とプレーしましたが、苦戦を強いられ2位タイ(5人)には入りました。
2012年の「全米女子プロ」では宮里美香プロが奮闘しました。三日目を終えて3打差の7位
でしたが、最終日は4バーディ、1ボギーの69をマークして2打差の2位に入りました。
畑岡奈紗プロは2回の2位が共にプレーオフ負けでしたネ。まずは米国女子ツアー参戦二年目、
19歳だった2018年の「全米女子プロ」でした。前週に初優勝を飾ったばかりで勢いに乗り、
最終日に64を叩き出して9打差を追いつき、ユ・ソヨン選手(韓国)、パク・ソンヒョン選手
(韓国)とのプレーオフへ。が、1ホール目で一人だけバーディを奪えず脱落しています。
<プレーオフの打合せをする畑岡・笹生プロ>
二回目の2位は記憶に新しく2021年の「全米女子オープン」です。6打差6位から優勝
争いに加わり、笹生優花プロとの3ホール合計スコアで争うプレーオフへと進みました。
互いにパープレーで迎えた3ホール目で笹生プロにバーディを決められて敗れています。
そして、11回目の2位は今回の笹生プロでした。5打差の8位からジリジリと追い上げ、18番で
バーディを奪って7アンダーの首位タイでホールアウトし、中国の新鋭イン・ルオニン選手と
<イン・ルオニン選手>
並びプレーオフかと思われましたが、イン・ルオニン選手が18番でバーディフィニッシュ、
1打及びませんでしたねぇ~ でも笹生プロは久しぶりにメジャーで存在感を示してくれた。
メジャー戦での優勝者が三人しかおらず、それに対して2位が11回というのは、日本選手が
勝負強さが無いと言われても仕方ないのかな? ただ 優勝回数を増やしていくには、数多くの
優勝争いをすることが不可欠でしょう。 今回の笹生優花プロの2位は、日本人のメジャー戦
4勝目への明るい兆しと思いたいですネ。来月6日から始まる「全米女子オープン」が楽しみ!
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