まったく日本国内女子ゴルフは、次から次と話題が降って湧いてきます。今度は、来季の
シードが決まる一戦となった「大王製紙エリエール レディース」にて、藤田さいきプロの
逆転優勝でした。これは2011年10月16日の「富士通レディス」以来、11年35日ぶりで、
先月の「樋口久子 三菱電機レディス」を11年189日ぶりに制した金田久美子プロ(33)に
<優勝を決めた藤田プロ 37歳、勝った瞬間から涙が止まりませんでした>
次ぐ歴代二位の「ブランク優勝」達成となりました。涙、涙の勝利でした。女子は
新人から中堅、ベテランと 実に幅広い層がゴルフファンを楽しませてくれます。
同大会でメルセデス ランキング(MR)50位内に与えられる来シーズンのシード権も
確定しました。その中で、今年のオフから来季の話題をさらうのは、昨年11月のプロ
テストに合格した20歳の岩井明愛(あきえ)と千怜(ちさと)のツインズでしょうねぇ~
見事2勝した千怜プロはMRで17位、明愛プロが未勝利ながら40位に入り、史上初の姉妹
同一年シード権を獲得しました。昨年プロテストをパスした際の二人の目標は、“姉妹で
シード権を獲得する” と言っていました。「そんなに甘い世界じゃない」と思われつつ、
実現させてしまいました。 二人揃っての獲得は、両親が一番 喜んでいるでしょうねぇ~
まずは一つ目の目標が達成できました。次の目標は二人で上位争いをしながら、明愛プロが
勝って三組目の姉妹優勝の実現ですかネ。多くの姉妹プロが誕生していますが、姉妹優勝は、
これまでに福嶋晃子(49)・福嶋浩子プロ(45)、堀奈津佳(30)・琴音プロ(26)の二組だけ。
<堀姉妹>
姉弟の優勝も二組で、香妻琴乃・陣一朗プロと河本結・力プロですが、優勝争いは出来ません。
また福島・堀姉妹は同時にシードを得られませんでしたので、同じ年に姉妹での優勝争いは
岩井姉妹が初めてとなります。兄弟での優勝争いは尾崎将司・健夫・直道プロ以来になるかな?
宮里聖志・優作・藍の兄妹も凄かったけど、その次の最強姉妹になってほしいですネよ。
<宮里三兄妹>
さて、初シード権獲得は11人誕生しましたが、昨年の6月と11月のプロテストに合格した
岩井姉妹以外の主なルーキーでは、川崎春花プロが14位、佐藤心結 27位、佐久間朱莉 29位、
後藤未有 36位、尾関彩美悠 41位、阿部未悠 44位、小倉彩愛 50位と、7人が入りました。
一方で、現役で最長となる20シーズン連続でシード権を保持してきた李知姫プロ、ツアー
14勝の有村智恵プロらが、シード権喪失が確定してしまいました。 明日に続きます。
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