コロナ禍でHISの挑戦する姿勢、是非 見習いタイ！

　
　タイ法人の HIS は昨年来、コロナ禍でビジネスの事業拡大を図っています。昨日からの続き。

アイリスオーヤマ、西松屋チェーン、ロゴスコーポレーション、そして学研とのコラボなどと、
大手旅行社であっても発想が柔軟だからこそ、生まれてくるコラボレーションなのでしょうネ。

学研とは「学研教室を広げていく」という事業です。同社はバンコク･パタヤ･シラチャー･
プーケット･チェンマイ･チェンラ･ピサヌローク･ラヨーンに支店ありますが、まずその内の

　
　＜プロンポン支店＞

５店舗を改装して学研の教室を併設していくといいます。そのコラボ店舗を皮切りにして、
いずれはタイ全土の76県すべてにHISの店舗と学研の教室を出店させる壮大なプランとか。

その他には、450年以上続く日本の老舗寝具ブランドである西川のマットレスも販売してます。
「旅行会社からの脱却」というテーマの下、“これからの展望は旅行オンリーから脱却して、

　
　
　
マルチな存在を目指す” としています。それには どうやら「ファミリー」という概念がある
ような気がしますよネ。これらの新規参入には、家庭･家族･子供が目に浮かんできますもの。　

同社のホームページや店舗にも物販を揃え、”ショールーム的な機能を持たせ、旅行販売だけなく
新しい事業の先鋒となれるようにする” と考えているよう。　でも新規事業を積極的に展開して、
旅行だけから脱却するといいますが、そんなに簡単なことではなく、これは大仕事でしょうネ。

　

しかし、コロナ禍で会社の存続が危惧される昨今、背に腹は代えられないということでしょう。
旅行業で培ってきたホテルや飲食店などとのネットワークを、タイ人･日本人に直接行なって
きた営業力を、発想を変えれば他の商品の販売に利用できる、活かせると判断しているようです。

HIS本社は、41年前の1980年に設立されましたが、創業40周年目を迎えた昨年11月１日より、
新たな挑戦への決意を込め、コーポレートロゴを刷新しています。同社は澤田秀雄会長（70）が
アルバイトで稼いだ資金を元手に世界50カ国以上を旅した後、41年前に創業した会社です。

　
　＜澤田秀雄会長＞

HISの「エイチ」は名前の秀雄のＨを指し、「アイ・エス」はインターナショナル・サービスを
略したものだそう。澤田秀雄会長の挑戦者であるというアイデンティティを、この先も持ち続け、
多角化する新HISグループの「未来の旗印」を創り直そうという想いからロゴを刷新したといいます。

　

コロナ禍で個人も会社も苦境に立たされている中、このHISの発想を多様化し、なりふり構わず
挑戦していくという姿勢は、誰にでも多いに参考になると思いますよネ。 今後に注目しましょう。　　　


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