今日は 「読んだ、聞いた、タイのお役人のお話し」 です。 多少 マユツバもありますが・・・
昔 タイは支配階級と非支配階級 (一般大衆) に、ハッキリ二分されていた影響か、子供が生まれると
「大きくなればクンナーン (高級役人) になりますように」 と祝福したと聞きます。 誰でもがお役人に
なりたがり 「数十名の地方公務員募集に数千人の応募者が来た」 とか 来ないとか・・・
どうして? お役人になりたいのか… お役人になると権力・名誉・裕福、とすべてを手に入れることが
出来たと… 昔から。 先進国では、立身出世の一代オーナーが今の大会社に造り上げていきましたが、
タイでは中華系以外のタイ人が、権力を持てる支配階級 (高級役人) を目指すのは分かりますネ。
<役人になれば・・・>
役人の地位を得られれば、たとえ大金持ちの中国人オーナーからでも、金品を絞り取ることは造作もないし
他にもお金を得る方法はいくらでもあり、財産は後からついてきますからネ。 それが昔ほどでは
ないにしろ 今の時代でも受け継がれており、誰でも役人になりたがるのでしょう・・・
タイの人は意外に権力志向だそうですから、一般の人達は権力を握っている役人を敬い、怖がる傾向が
あるようですヨ。 一時期 テレビで 「役人は怖くない」 なんてコマーシャルがヒットしたことも…
唯 給料が安いのは伝統で、その代わり一度役人の仲間入りをすれば あとは安泰。 上役の言うことを
聞いていれば一生が保障されます。 「長」 のクラスになると絶対に罷免なんかされないそうですヨ。
大きなトラブルを起こしても、最悪 他の県に移動させられる程度とか、 他にこんな特権が・・・
<上司の指示は忠実に…>
* 学校・病院・各種公共施設・列車・バスの料金が割引されるなど、様々な優遇制度がある
* 信用に繋がり、家・車など何を買うにも どこでも喜んでローンを組んでくれる
* アルバイトが認められている (学校の先生は保険屋のアルバイトが多いそうな・・・)
* 公にはしないが贈り物が多い
こうして話してくると、私達が接する公務員と云えば、イミグレーションや税関の係員ですが、なんとなく
怖そうになってきましたネ。(笑) もう二度とスピード違反なんかに捕まりたくありません。
どういう経緯で、そうなったか定かではありませんが、今年の “第14回 世界汚職撲滅会議” は11月に
バンコクのシリキット国際会議場で開催されることが決まっており、タイが議長国に選ばれているんですネ。
<今年の国際会議で…>
同会議は、官民の汚職を一掃する為の意見の交換の場で、83年(27年前)にアメリカで第一回会議が
行われて以来 二年毎に開催され、汚職撲滅をテーマとした国際会議としては最大な会議だそうです。
毎回 140カ国から官民 及び 市民団体など1,500人を超える関係者が参加しているようです。
皮肉にも、タイ史上稀にみるバンコクの大騒乱の先導者は、汚職によって海外逃亡しているタクシン氏、
今年の同国際会議が迫っても、これまたタクシン氏のデモ隊騒動で、今だ 準備が整っていないようです。
そう、そう、世界銀行が180カ国を対象とした世界汚職ランキングで、09年度 タイは84位でした。
そろそろ この会議を切っ掛けに、タイのお役人のイメージも変えたいですよねぇ~
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