日本人女子プロ、今年は韓国勢を寄せつけない！

　
　開幕４戦を終えた今年の日本女子ツアーの優勝者をみると、筋書きの無い
ドラマが流れており、あまりの偶然が重なった勢いで進んでいますねぇ～　

来年の東京オリンピックへの出場資格の順位は 現在のところ、畑岡奈紗（20）･鈴木愛（24）
比嘉真美子プロ（25）と続いています。開幕戦を比嘉プロが制すると２戦目は鈴木プロが勝ち、
３戦目はベテランの上田桃子プロ（32）が存在感を示して、２年ぶり通算13勝を飾りました。

　
　＜左から臼井･河本･脇元プロ＞

すると４戦目は、同じ年（2018年）にプロテストに合格した同期生３人、河本結（20）･脇元
華（21）･臼井麗香（20）のルーキー３人が 最終日最終組でプレーし優勝争いを展開しました。
ルーキーだけで最終日最終組をラウンドするのは、記録がある02年以降では初めてだといいます。

初優勝を飾ったのは 女子大生の河本結プロ。他に力のある女子大生プロなんぞ、居ませんから
さぞかしお金持ちのお嬢様と思いきや、中高年のおじさんが泣けるストーリーを持っていました。

父・由一さんは愛媛県松山市役所の職員ですが、ゴルフはお金がかかり普通の家庭ですと大変です。
母・美由紀さんが小学生の頃まで、保険コンサルタント会社のアルバイトをして家計を支えたそう。

　
　＜弟 力さんもプロを目指します＞

お父さんは結プロが10歳、弟の力さんが８歳で、ゴルフに本腰を入れるのを機会に、ゴルフを止め
ました。大学進学は「ゴルフの現役より その先の人生の方が長いから」と賛成してくれたそうです。

優勝して「金銭面でも両親に苦労をかけた。陰で支えてくれた父、母には感謝しかない。優勝して、
これからが親孝行」とコメントしていました。副賞のベンツは弟に贈るそう。泣けてきますよねぇ～

優勝スコアは13年の堀奈津佳プロの持つトーナメントレコードを６年ぶりに更新する通算15
アンダーでした。黄金世代と呼ばれる1998年度生まれから、またニューヒロインの誕生です。

　

日本人の開幕４連勝は2005年以来14年ぶりですって ・・・　一時期、韓国勢の選手が勝って
ばかりいるもんですから、最終日の視聴率も下がりっぱなしでした。　それが今年はどうです？

先週は これで終わりませんでした。畑岡奈紗プロ（20）が米国女子ツアーの「KIAクラシック」で
通算３勝目を挙げ、世界ランクを４位に上げています。（鈴木愛プロ 26位、比嘉真美子プロ 42位）

　
　＜畑岡奈紗プロ、今度はメジャーだ＞

実は畑岡プロ、４日間大会で優勝するのは今回が初めてです。今季の目標として「４日間大会で
優勝」というのがありましたので、早々にその目標を達成しました。今週はメジャー初戦の「ANA

インスピレーション」が始まります。すると、樋口久子さんの1977年以来のメジャー制覇が
期待されますネ。”平成最後” のメジャー大会です。記念すべき試合で優勝できるでしょうか。

　
　＜いつも笑顔のランクン選手、勝つと人気が出そう＞

タイのゴルフファンからすると、QT32位の資格で前半戦に出場しているタイ出身のＳ.ランクン選手（19）の
活躍も嬉しいですネ。先週も２位タイに入り、４試合でリランキング順位も３位（約991万円）に躍進です。　
　シード権をゲットできるかも知れませんヨ。　いやぁ～ 今年の日本女子ツアー、話題はつきません。　　



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