タイ近代化の進化はドンドン進み、アセアン経済共同体の中では先進国となっています。 が、
交通インフラは まだまだ これからです。 政府は近年、急速に この意識が高まっているようですネ。
タイ運輸省は、政府が進める大規模インフラ プロジェクトのうち20の事業について、事業者との契約
締結を迅速化させる方針を示しています。 総事業費は1兆7,900億バーツ (約5兆7,100億円) に
上るといいますから、この交通インフラ整備が実現したら、タイは またまた 一変しちゃうでしょうネ。
20の事業のうち、ワタシなんかで身近に感じるのは、東部パタヤとマプタプットを結ぶ高速道路や
空の玄関口となっているスワンナプーム国際空港の第2期拡張工事かな。 その他、日本が事業
協力するバンコク~チェンマイ鉄道事業も着々と進められているようですヨ ・・・
そう言えば、今月初めに発生した台湾の大地震で、地震のリスクを考慮し高速鉄道は日本製の新幹線を
採用していたため、地震発生の翌日には全線で運転を再開することができた、とニュースになりました。
やはり地震国であるインドネシアなどは、中国に発注している高速鉄道計画 (ジャカルタ~バンドン約140Km
2019年開業) について、早期地震検知警報の導入や鉄道の耐用年数の延長などの改善を求めているようです。
最近はアジア各国で鉄道事業を行なうようになって、日本の鉄道整備と技術力を高く評価してきました。
そんな背景も手伝って、日本の鉄道会社も積極的にタイの交通インフラ事業に関わろうとしています ・・・
京急電鉄はタイの空港線エアポートレールリンクを運営するタイ国有鉄道 (State Railway of Thailand
= SRT) の子会社であるエレクトリファイド・トレイン (SRTET) 社と友好協定を締結しました。
京急電鉄が海外の鉄道事業者と友好協定を締結するのは、今年2月の台湾鉄路管理局に続く
2社目となりますが、東南アジアでも首都空港と都心を結ぶ鉄道運営会社を模索していたようです。
京急線羽田空港国際線ターミナル駅が、タイのエアポートレールリンクと同じように、
今年で開業5周年を迎えるというタイミングと、近年では京急線は羽田空港とスカイツリー・
浅草・横浜などタイ人の人気スポットを結んでいるため、タイ人乗客が増加中です。
そんな理由もあって、京急電鉄から SRT にアプローチしたと聞いています。
今後は日本とタイでそれぞれの空港線利用を呼びかけるポスターなどを掲示するほか、エアポート
レールリンクのスマートパスを京急線の駅で、提示すると記念品を受け取りことができるなどの
プロモーションも検討しているようですヨ。 日本旅行ブーム合わせて、益々 日タイが身近になります。
タイの交通インフラは、日本と比べて大きな差がついていますので、今回のような提携で日本から
技術交流や日本式サービスなど取り入れれば、タイはアセアン経済共同体の真のリーダーに
なり得ますよネ。 もっともっと、日本の他の鉄道会社にも出て来てもらいたいですねぇ~
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