先の「全米オープン」で、改めて{クインテュープル ボギー=Quintuple Bogey}という
用語を思い出しました。パーより5打多いスコアの呼称ですネ。時折 やってしまいます(苦笑)。
難しいホールに挑戦すれば、誰でも大叩きするのは当然ですが、今年の「全米オープン」
では、トッププロでも大叩きをすることを多くのゴルファーに教えてくれましたネ。
“ミケルソン騒動” ようやく静かになって来ました。フィル・ミケルソン選手が3日目の13番
ホール(パー4 366ヤード)のグリーン上で、動いているボールを打ってしまった大事件です。
見れらなかった方は、こちらからの動画で どうぞ ・・・
ボギーパットがカップの横をすり抜け、下り傾斜を転がっていきます。小走りにボールに追い着いた
ミケルソン選手は、動いているボールをカップに向けてコツンと打ちました。ボールはオーバーして
止まり マークして、ボールをラインに合わせてから打ったパットは外れて、ミケルソン選手は
それを入れました。 が、動いているボールを打ったことに「暴挙」「愚行」「失格」と大騒ぎに …
<会場となったシネコック・ヒルズゴルフクラブ>
周知の通り、13番ホールのグリーンはとんでもないことになっていました。カップの手前に
ボールが行くと、コロコロと転がってボールはグリーンを出てしまって、そのままバンカーに
入ってしまいます。バンカーから打ったボールもカップの左に行くと、傾斜を降りて、再び
バンカーに戻ってきてしまいます。松山英樹プロはじめ、多くの選手がその罠にハマっていましたネ。
「こんなのゴルフじゃない」という悲鳴が、観戦しているゴルファーでありギャラリーから
次々にあがったようです。最も打ったプレーヤーは 92。アンダースコアはゼロでした。
結局 動いているボールを打ったことで、2打罰を加えて同ホールでのミケルソン選手のスコアは10に。
でもプロが、しかもフィル・ミケルソンと言ったら、メジャー5勝を含め50勝以上し米国の国民的
大スター、しかもファンを大切にするゴルファーですからねぇ~ そりぁ~ 物議を醸しだしますよネ。
彼は、“2打罰でも、ああするべきだと判断した” とコメント。一部の関係者は “失格覚悟で
抗議をしたのだ” と擁護する声もあがりました。 しかし、厳罰を望む人たちも多いようです。
<松山英樹プロも4パットを2回打ってしまった>
“褒められることではないけど、ゴルフ規則の基本はプレーヤーを救うという目的であるべきなので、
規則を利用することを非難するのは間違がっている“ という意見もあり、侃々諤々でした。
最初は、パットが下手なのかなと思って観ていましたが、とんでもない、異常なグリーンのせいでした。
こんな中、ブルックス・ケプカ選手の2連覇は凄いですネ。予選2日間のプレーでは、優勝するなんて
想像もしませんでした。諦めない気持ちは、時として奇跡を起こすことをケプカ選手は教えてくれました。
<プレー後、記者に囲まれたミケルソン選手>
ミケルソン選手は、“罰打になることは知っており、戦略的にルールを使った” との開き直りに、
「失格にするべきだ」と批判を浴びていました。しかし 一昨日かな、“自分の行動を恥じる。
もっと早く謝るべきで、残念な行為だった。ごめんなさい” と謝罪のコメントを出しましたネ。
全米オープンでは初優勝を悲願のミケルソン選手が、こともあろうに動いているボールを
あえて打つという行為に及んだことは、ゴルフファンの誰にとっても驚きでした ・・・
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