カオサン通りを統括しているプラナコーン区のワサン区長は、職員や警察官の協力のもと、
カオサン通りの路上で大麻を販売している屋台や、吸引している人たちに注意を呼び掛け、
場合によっては、逮捕も視野に置き 厳しく見回るとしています。 昨日からの続きです。
こんなメディアの取材も … カオサン通りには多くの露天商が商売をしており、その協会が
あり、その役員は、“大麻栽培の合法化は、我々にとっても問題点の方が大きい。合法化後、
大麻を吸引して体調を崩す旅行者が増え、カオサンは危険地域だと認識されつつある。家族
連れや大麻に関心のない旅行者たちが、カオサンを避けてしまうのでは、と心配している” …
でも より 考えなければいけないのは、チャチャート知事が懸念されているように、子供や
若い世代への影響でしょう。タイ国で薬物規制リストから除外され、大麻が完全に解禁に
なったように、若い人たちに誤解を与えてしまっている感もあり、今だ賛否両論です。
大麻が第5類麻薬リストから削除されて合法になりましたが、THC 含有量が重量の0.2%を
超える物は、麻薬リストに残り違法です。この0.2%以下の大麻入りの食品やドリンクが
売られているのは、今や当たり前に。更には大麻の鉢植えまで普通に販売されています。
子供の生命や将来に影響を及ぼすような心配の種は、やはり大麻入りの食品やドリンクです。
親も知らずに幼少児が大麻入りのケーキを食べて病院に運ばれた等々、同じようなケースが
目立って来ました。製造する者も完璧にTHC 含有量を測定しているのか、怪しいものです。
そもそも食品表示すら怪しい衛生基準と言われています。このような食品が溢れることは、
食への危険度は増すばかりで、消費する可能性のある子供たちにとって、とても危険です。
そのような食品にTHCが多く混入している場合でも、混入量を測定するのは難しい為、子供に
菓子もあげられません。良かれと思ってあげた菓子の中に、多く含まれていたらゾッとします。
合法化に一番の反対論者の代表は学校だというのも理解できます。多くの学校で大麻加工品、
特に大麻成分入りの菓子類を学校に持ち込むことを禁止し、学校側もピリピリしているよう。
そりぁ~ そうです。大麻が合法化される前からも、一部の学校では生徒による覚せい剤
使用が問題になっていました。特にタイ国で有名な「ヤーバー(ヤーは薬、バーはバカの
意味)」と呼ばれる覚せい剤は、1錠なんと10バーツ(約38円)で入手できるといいます。
先生はじめ親御さんが、大麻から違法薬物へ移行していることを心配するのは当然ですネ。
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