住職の娘です。
先日、親友と久しぶりに学生時代に戻った気持ちで「保津川下り」と嵐山散策を楽しみました。
親友も私も関西人してますが、保津川下りは初めてです。
公式HPはこちら
綺麗な写真や動画は公式HPでどうぞ(^^)
保津川下りの船も、現在は人数少なめ。
海外のお客様はほとんど見えません。
耳にする会話を思うに、乗船者の半数以上が関西人でした。
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「安全のしおり」↑
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↑この道に入って2年目、修行の身の若手さん。右側の方が船長さんで、お師匠さん。
もう1人、中堅の若手さんの3人で運航しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/1e/4a11ed45f36792fdc7f05f38e0bc1036.jpg?1599999834)
嵐山の天龍寺近くに船がつきます。
この日は水量がかなり少なく、生憎の向かい風ということで、私たちは優雅に2時間の舟旅楽しませていただきました。
水嵩が多い時は、1時間で下ることもあるそうです。
自然の中で自分のちっぽけさを感じながら、自らの命が舟に乗って流れていく時間に感慨を覚えました。
また、目の前の船頭さんたちが自分の仕事に誇りを持っておられる力強いお姿に、深く感動しました。
魯を漕ぐギシギシいう軋みに、命を削る音が聞こえるようです。
岸に目を向ければ、黄色い木の葉がクルクルと川に舞い落ちるのがみえます。
天台声明(てんだいしょうみょう)は木の葉が風に舞い、そして落ちていく姿をお経の声(節)で表しているということを、ふっと思い出したりしました。
親鸞聖人は天台宗で出家した方ですし、浄土真宗はこの天台声明を参考にした(真似?)お声明です。
私の感性も、こういう自然のもとで育まれたものが根底にあるのだと思いました。
船に乗れば、この保津川下りが長く人々に愛され、それを維持する技術が受け継がれてきた理由が分かります。
1606年から続いているのですから、本当に凄いものです!
さて、お客さんを降ろした船は、屋根などを解体して、トラックに積み込まれ出発点の亀岡まで帰ります。
昔は人力で船を引いて川をのぼったそうです。
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この度の有難いご縁に感謝です。
合掌
ちなみに、御本山にも参拝して帰りました。
閉門時間ギリギリで、こちらも閑散としており、静かにお参りできました。