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大きな、年代物の額縁に囲まれた、古い絵。
くすんだ色の、たそがれの集落。ねっとりとした、亜熱帯のアジアの湿気。草の匂いや、熱風の匂いまで漂ってきそうな光景。古びた塔。まるでパノラマ島。まるで3D映画
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これはある小説のフレーズです。小説名は?もし当てられる方がいたらすごい!
実は 原作 恩田陸「蜜蜂と遠雷」(直木賞、本屋大賞 W受賞)386-387ページから抜粋。
ドビュッシーの「版画」の一曲目、「塔」に関する恩田さんの表現。
同名の映画が10月4日封切。
10/25 台風崩れの前線で大雨の中、シネマに急いだ。観客はたった6名、座席数125.
映画「蜜蜂と遠雷」。主演 松岡茉優(栄伝亜夜役)、他に森崎ウィン(マサル役)、鈴鹿央士(すずかおうじ 新人)(風間塵役)、松坂桃李(高島明石役)…元天才ピアニスト亜夜の再起物語。
ピアノコンテスト曲目はバッハ、ベートーヴェン、ラフマニノフ、リスト、メンデルスゾーン、ショパン、ブラームス、ドビュッシー…、プロコフィエフのピアノ協奏曲2,3番初め難解なピアノ曲(??)もズラリ。
私はこの小説を2度完読。長編ながら全く退屈なし。グイグイ引き込まれる。どうしてあのように表現できるかに脱帽。YOU TUBEで使用曲目をフォローアップ。曲想に関する恩田さんの表現力が抜群に素晴らしい。私の感性の無さと恩田さんの無限の感性を対比してショック。
他にも【音は一瞬に消えるが名曲は永遠に消えない】【世界は音楽にあふれている】【互いにインスパイヤ―して表現力向上】…等の言葉。
ところで映画の出来栄えはどうか…まあこれ以上は無理かなと思う。完成度が高い…松岡茉優の清純さがピッタリ、森崎ウィンもはまり役のように感じた。音楽音痴の私も最高に楽しめた120分。クラシックフアンに是非とも推薦したい。中身は鑑賞してからのお楽しみ!
ピアノ発表会 音楽に愛される人になるために練習の成果を披露
古代ハスに群がる蜜蜂たち
花大根に止まる蜜蜂
せっかくのはちみつが垂れている!もったいない!
大好きな蜂蜜は蜂さんたちのたゆまぬ努力の成果 感謝しよう
遠雷の写真は無 残念 いつか撮影しお見せしたい
ではまた