写真と文章で楽しむ小さな小さなギャラリー

折々の写真と短い説明文を不定期に更新したいと思います。

21-15 古代エジプト展天地創造の神話4 ワクチン接種済んだ?

2021-06-24 14:52:17 | 身近な写真

 我が家のアガパンサスのツボミがやっとほころび始めた。4個だけ、チョット寂しい。近所はもう満開とゆうに。

4/30 知の巨人 立花隆さん(80歳)亡くなる。リポート「田中角栄研究」で金権政治の実態を暴いた。樹木葬とか。ご冥福をお祈りする。

6/21は24節気の一つ、夏至。太陽の中心が夏至点通過する時。昼間の時間が最も長くなった・・・凡人には分からない季節の変わり目。

6/21埼玉県のまん延防止等重点措置適用地域浦和市川口市の2市に。朝霞は除外された。居酒屋が一斉に再開し活気が戻ってきたが・・・日本でデルタ株(インド株)が急激に増加傾向なので近々危ない。若い人もワクチン接種急ごう

6/22 1回目のワクチン。接種時痛みはチクン程度。15分間待機。アナキフィラシイなし。2回目は7/16、なんでも空きが出てるとか。

先ごろ 宇宙旅行権利が31億円で落札のニュース(氏名未公開)。 米国通販アマゾンが主催。宇宙船は7/21打ち上げ。宇宙船「ニューシェパード」が高度100k・mに達しら数分間の無重力体験後地球に帰還。搭乗者はアマゾンCEOベソス氏、弟マーク氏等。これが民間宇宙旅行のハシリ・・・一方で地球上にはコロナ禍、内乱、内戦、難民等問題山積。こちらにほんの1/10でも回したら地球全体がハッピーになりそうだが・・

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 今回も古代エジプト展の続き4:地球誕生して48億年初期の猿人が現れてから700万年新人(我々の祖先 ホモサピエンス)がアフリカに現れて20万年、20万年の進化を経てエジプト文明が開化して4千年。 その頃の日本は後期縄文時代で1500年後(今から2500年前)弥生時代へと移行していく。スケールが大きすぎて分からないね

 

タシュリトアエンアメンという名の女性のミイラのカルトナージュカルトナージュ=厚紙の装飾品 胴、足部、ミイラマスク)前323     裏打ちされた布、彩色、鍍金(メッキ) 

この作品は比較的新しく装飾性に富む。色付けされメッキまでされている

タイレトカブという名の女性ヒト型棺 蓋、本体  前746 下塗りされた木、彩色

2人のお墓 どんな身分の女性か知らないが名前が残るなんて名家のお嬢さんだろうな?

右端 バケドゥのシャブティ像 シャブティ像とは副葬用ミイラ型小像のこと。冥界で死者の従僕   として農作業をして働くと信じられた

右から2番目 ブタハメスのシャブティ像 前1292 凍石

右から3番目 ウアフのシャブティ像  前1292 石灰岩 彩色

左から2番目 普段着をまとったシャブティ像  前1550 蛇紋岩、灰緑色

左端 上部が丸くなった棺形のシャブティボックス  前746 下塗りされた木、彩色  

 副葬品は世界中の習慣 日本的には古墳時代の人型埴輪が有名だ 普段着のシャブティは一番古く初期は素朴だったことが想像される 

右 祠型(ほこらがた)ペクトラル(胸飾り) 前1550蛇紋岩

中 ハートスカラベ     前1550 蛇紋岩

左 山犬頭のアヌビス神小像 前1030

ホモサピエンスの特徴の一つは 身に着ける飾りとか、それ以前の原人等はそんな思考ができなかった? フンコロガシまで神様扱い 祠型ペクトラルは神官用?、女性の盛装用? 

右 ハトホル女神の象徴のある柄鏡 前1550 青銅 

中 ロータス花弁型ペンダントのネックレス 前1550 青色ファイアンス 

左 円盤型ビーズとガラス製丸形ビーズ、さまざまな護符のついたネックレス 前1070 ファイアンス、ガラス、骨、石  

       青いロータス(睡蓮)は再生・復活の象徴と考えられる

これらは女性が盛装するための道具類と思う 現在にも通用するデザインのネックレス等 売り出せば意外と人気が出るかもね! 3500年前にガラス、青銅等最先端技術素材が使用された

右 しゃがんで果物を食べるサルの護符 前664 緑ファイアンス

中右 4匹の子猫と横たわる猫の小像 前664 青銅 

中左 かがんだ野ウサギの小像 前1976 青色ファイアンス

左 背中に有翼スカラベとハゲワシが彫刻されたトガリネズミの小像 前664 青銅

これらはリアル感がある お墓に入れる副葬品だろうな!

アテフ冠を被ったオシリス神の小像 前664 青銅   ほりの深い顔立ちは憂い感が漂う クレオパトラ的?

沼地で銛(もり)付き漁をする死者を描いたレリーフ 前2479 石灰岩 彩色

エジプトといえば このようなレリーフを思い出す 4500年前のもの 動的で素晴らしい表現 よくできてる

さまざまな砂漠の動物たちを描いたペヘヌウカー墓のレリーフ 前2479 石灰岩 彩色

お墓は過去の文明を知る宝の山だね 両端の女性は踊りを奉納しているようなしぐさ❓❓

中の2人は葬られた王様と奥方か❓ 私達がこのレリーフを掘り起こして観察していることを古代エジプト人が知ったら驚くだろうな! 墓泥棒! この野郎何してんだよ?

3匹の魚とロータスを描いた浅鉢 前1450 ファイアンス

生命を与えるナイル川を象徴する魚とロータスの花で飾られている。最高の出来栄えで一番目立つ場所にあった  これも昭和時代製品と説明されても納得するような気がする 

 

プチ情報

カルトナージュ厚紙の装飾品 

〇シャブティ像:副葬用ミイラ型小像

〇ファイアンス:錫釉薬を施した軟質陶器でエジプトでは6500年前から紀元2世紀ごろまで製造された

〇ペクトラル:胸飾り 

古代エジプトでは

〇青いロータス(睡蓮):再生・復活

〇猫:音楽の神、子育ての神

〇犬:墓守

のシンボル(象徴)であった とのこと  多神教だったんだね

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 探査機 はやぶさ2の観測データから小惑星リュウグウにスカスカで水に浮く軽石のような岩石があることが分かったと立教大などの研究チームが発表。「見つかった岩石は太陽系の惑星誕生のきっかけになった微惑星の特色を色濃く残している」と分析。初期の太陽系ではチリが集まってフワフワした「微惑星」が生まれ、それらが衝突、合体を繰り返して惑星ができたと考えられている。48億年前の地球誕生も想像できる? 更なる分析結果に期待!!

6/23 パンダのシンシン(15歳)が双子の赤ちゃん(124g、?)を産んだ!! シャンシャン(2016/06)以来4年ぶり コロナ禍めでたいお話             ではまた                              


21-14 古代エジプト展天地創造の神話 3

2021-06-10 11:43:51 | 身近な写真

 今日6/10は時の記念日。671年4月25日(太陽暦の6月10日)に、天智天皇が初めて水時計を利用して時刻を計って、世の中に広く時刻を知らしめた故事に基づく・・・・

 関東地方はまだ梅雨入り宣言なく真夏日が続く。プランタのミニトマト2株はすくすく成長。青い実を鈴なりに付ける。オクラ2株は苗の背丈が伸びないが二輪の黄色い花。オクラの花は心を落ち着かせるやさしさがある。パプリカ1株はまだ幼い苗木。

 スポーツ界は話題豊富。大阪なおみの病気告白。山県亮太100m9秒95 日本新記録。 ゴルフでは佐生(さそう)優花全米女子OP優勝(19歳11か月最年少)。大谷翔平の特大ホームラン143m。そして上野動物園のシンシン妊娠の兆候と話題が豊富

 オリンピック開催まで50日の6/2に新型コロナウイルス対策分科会の尾身会長が「今の状況で(開催するのは)普通はない」と指摘し、「やるのであれば、規模をできるだけ小さくして管理体制をできるだけ強化するのは主催する人の義務だ」との認識を示した。今後どんな議論が展開か?興味津々。アンケートでは国民の半数がオリンピック開催延期、中止を志向。大会後の5波変異株蔓延が心配だ。

 さて今回も江戸東京博物館の古代エジプト展写真を送る。遺物の材料に注目すると岩石金属(青銅、鉄)木製等多岐にわたりその製造技術は現代でも通用するほどすごい。

 最近知ったことだが鉄器時代の源流は現在のトルコ・アナトリア地方約3200~3500年前に栄えたヒッタイト帝国とされるようだ。トルコの首都アンカラ東部アラジャホユック遺跡では約4300年前の地層から最古の鉄製品とされる「短剣」が発掘された。これらの原料は宇宙から飛来した隕石(鉄隕石)の加工品とのこと。ビックリ!

 エジプト・ツタンカーメン王の墓から出土した約3400年前に作られた「鉄剣」も鉄隕石製とのこと。その昔地球に鉄隕石が降り注いだこと、隕石精製技術があったこと等興味深い話だ・・・  当時のエジプトはまだ青銅器時代で鉄剣はトルコ・アナトリア・ヒッタイト帝国の隣の「ミタンニ王国」製と考えられる・・・(ミタンニ王国も製鉄技術を持っていた・・・ミタンニ王がエジプト王に短剣を贈った古記録があるらしい)。4300年前地球に降り注いだ鉄隕石の精製技術がトルコ・アナトリア地方にあったことは何とも興味深い話だ。

 

アクエンアテン王立像胴部 第18王朝 前1351 石灰岩 日本の天平時代の仏像に似ている?

 

左 アクアンアテン王とネフェルティティ王妃の娘である王女の頭部 前1351 砂岩

理由は分からないが坊主頭で写実的  

中 王女の立像 前1351 硬石膏 

右 棺台の上のトトメス王子の小像 前1388 凍石  亡き人をしのんでこのような仏像を副葬したのかも

タレメチェンバストスの『死者の書』の説明文 来世でも永遠に生命が続くようにとの祈り

タレメチェンバストスの『死者の書』 前332 パピルス巻物、彩色  文字と絵画で分かりやすく

説明されているのだろう

タレメチェンバストスの『死者の書』 前332パピルス巻物、彩色  中心部をアップした

デモチェック(民衆文字)の銘文があるパレメチュシグのミイラマスク ローマ時代 後50  亜麻布、プラスター、ガラス、部分メッキ  今回の企画展のシンボル作品だ  エジプト文明最後期のもの、ローマの属国になったころのもので芸術的にも高度の完成品  流石に人気がある 

 

デモチェック(民衆文字)の銘文があるパレメチュシグのミイラマスク

 今回の代表作品 死者のミイラの上に置いた 埋葬の日付がある金箔付き。永遠の命の守護を願って描かれた神々の姿・・・古代エジプトではライオンマングースネコ・・・が八百万(やおよろず)の神とされた  後頭部の宗教的な絵画が素晴らしい

イムセティ 右端 人頭の蓋 タバケトエンタアシュトケのカノポス容器肝臓を守る)

(注) カノポス容器とはヒト型の臓器収蔵器 ミイラを作るとき取り出した内臓はこの容器に収納した

ハピ 右2 ヒヒ頭の蓋のタバケトエンタアシュトケのカノポス容器を守る)

ドウアムトエフ 左2 山犬頭の蓋のタバケトエンタアシュトケのカノポス容器を守る)

ケベフセヌエフ 左端 ハヤブサ頭の蓋のタバケトエンタアシュトケのカノポス容器を守る) 4品とも 石灰岩 彩色 すべて前841ごろ

ハヤブサ頭 腸を守る・・・取り出したを収納したツボ  左端をアップで撮影 何となくユーモアな顔つきが気になる

 地球(アフリカ)に新人(現生人類 ホモサピエンス 私たちの祖先)が現れたのが20万年前、エジプト文明が繁栄したのが4500年前、ほんの少し前なんだ。ローマ時代は2000年前・・・ 日本にヒトが来たのは3万8000年前、アフリカから来るのに16万年も要したことになる。ずいぶんかかったものだ。そして古墳時代は1500年前。最近の出来事❕とも言える。

                                          ではまた