写真と文章で楽しむ小さな小さなギャラリー

折々の写真と短い説明文を不定期に更新したいと思います。

21-13 ISS発見 古代エジプト展㈠天地創造の神話2

2021-05-20 15:36:05 | 身近な写真

 5/14 20時30分 真南から近づいてきた宇宙ステーション(ISS)を即発見。小型ライトのようだった。ISSは南天⇒中天⇒北天へ。(NHK 伊藤みゆき天気予報士は中国地方から本土の上を北に進み仙台方面に抜ける)。この間2分強。快晴の夜空。星出彰彦さんら4人の宇宙飛行士があの中にいるのだ。どうしてるかな?

 5/16近畿・東海が梅雨入り、埼玉もぐずぐずの天気、しばらくはジメジメ、コロナウイルスのマスクもうっとうしい。

 米東部(ワシントン州)で17年ごと羽化(うか)する「17年ゼミ数兆匹が出現が話題。その騒音たるや芝刈り機並みとか。3種類の17年ゼミは集団名「ブルードX(10)」と呼ばれ体長3センチ赤い目が特徴・・・。日本にもこれに似た現象はあるのかな❓ 一度お目にかかりたい。 17年毎というのも面白い。1と17でしか割り切れない素数の年間隔は何故? 諸説あるようだが生き残り戦術説交雑を避ける説・・自然のなせる業は人知が及ばない。寿命を終えるまでの数週間で交尾や産卵・・・人間との寿命差にも感慨深いものがある。

 

古代エジプト展(江戸東京博物館)の続きを送る

4月の満月=ピンクムーン 月はピンクではありません! 春の草花がピンク ・・・桜、チューリップ、芝桜、ツツジ・・・

 

ハトシェプスト女王のスフィンクス像(胸像)第18王朝 前1479年  あの巨大のスフィンクスのミニチュアにしか見えないが  会場の雰囲気はこんな混み具合

メンフィスのプタハ大司祭の墓から出土したレリーフ(浮彫) 内容はわからないが故人をしのぶ物語?第19王朝 石灰岩 前1279頃

左 神官の頭部 前380頃 花崗岩  中 神官で天文観測官タイタイの立像 前1323 硬砂岩   右 ナクトミンと母メレトセゲルの像 第19王朝 前1292 黒色花崗岩 

 左のものが千年も新しいがこのリアル感がたまらない 現代彫刻そのものだ  この展覧会で最も気にいった作品の一つ  日本と同じくエジプトでも神官は坊主頭らしい?

左 聖水を注ぐハヤブサ頭のホルス神の小像  右 聖水を注ぐトキ頭のトト神の小像 

末期王朝時代 前664頃 青銅製 

 この頃になると青銅製の作品が目立つ ハヤブサ、トキの鳥類神が現れ より多様性になる

 

礼拝するヒヒの姿をしたトト神とアメンヘテブ3世 新王国時代 前1388頃 アフリカにもヒヒが生息していたのだろうか?  赤色花崗岩

2本のオベリスクが立つ様式化された神殿模型 前664頃 青銅、全鋳造 オベリスクは地上と天界をつなぐものだった!

神格化されたイアスメス・ネフェルトイリと思われる王妃の立像 新王国時代 前1279頃 硬砂岩  日輪を抱き、いかにも品の良い作品 全体のバランスも素晴らしい

斜めからはこんな具合だ 

カルナク神殿のアメン神官 ホルの方形彫像 第22王朝 前790頃 硬砂岩 私にはスフィンクスの原型のように思える 

ヒヒを肩に乗せひざまずく男性の像 前1292頃 石灰岩  膝の上にもう一匹ヒヒがいる

プタハメス墓のピラミディオン 新王国時代 第18王朝 前1388頃 黒色花崗岩  まさにピラミッドのミニチュア 大きなピラミッドを製作する前にこのような小型を試作したのだろう

 

左 ベス神の小像 新王国時代 第18王朝 前1550頃 ファイアンス  

右 ベスの象嵌 末期王国時代 ガラスペースト 前664頃  両者には1000年近い時代差がある 象嵌技術が発達して作品もより精巧になっている

左 創造の卵を持つスカラベ(フンコロガシ)として表現された原初の神プタハ 第25王朝 前746頃 石灰岩

右 太陽の船に乗るスカラベを描いたパネヘシのペクトラル(胸飾り)第20王朝 前1186頃 青色ファイアンス 赤色ガラス

ネフェルトイテイ王妃あるいは王女メリトアテンの頭部 第18王朝 前1351頃 珪化砂岩 エジプト美術の最高峰作品として名高い

植物文様が施された青色彩文土器  第18王朝 土器  前1351頃 日本の縄文式土器によく似ている 釉薬(うわぐすり)した模様がエジプト式で美しい

 

ワクチン接種の予約がようやく終わった。電話が繋がらない。パソコンでやっと取れた。1回目が6/22 2回目が7/20。まだ2カ月ある。感染に最大限注意だ。

                                  ではまた


21-12 風薫る5月 古代エジプト展㈠天地創造の神話

2021-05-02 15:43:23 | 身近な写真

 いよいよ風薫る5月、ベストシーズン。GWは行楽地は賑わいを見せるはず。新型コロナウイルスの変異種(英国型N501Y)が蔓延して3度目の緊急事態宣言。感染率が2倍とか。高齢者の重篤化が心配。

 埼玉県にまん延防止等重点措置発令、朝霞市もその適用区域に指定され感染が現実味を帯びる。

 4月28日から5月11日まで飲食店営業時間午後8時まで(酒類の提供を終日自粛するよう要請中)。対象地域;さいたま市、川口市に加え 川越市、所沢市、越谷市、草加市、蕨市、戸田市、朝霞市志木市和光市新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町 計15市町 

 そんな折(4/1)両国駅の江戸東京博物館古代エジプト展(国立ベルリン・エジプト博物館所蔵品)。4/4までの開催なので細心の注意をして強行突破。館内はほどほどの混み具合だ。

 最も古い作品はレリーフで紀元前2479年ごろ、今から4500年前のもの。日本は美術展で写真撮影禁止だが古代エジプト展作品が石、青銅製等なのですべて撮影OK。気持ちの赴くままシャッターを押す。これらの作品が紀元前、すなわち2000年以上前に作られその後ローマ帝国へと引き継がれたことを思うとチョット頭が混乱しそうになる。

江戸東京博物館へ  国立ベルリン博物館所蔵 古代エジプト展ー天地創造の神話ーの看板が出迎える

江戸東京博物館のエントランス方面 4/1 まだ桜が咲いている

裏手に真新しいAPAホテルがそびえる

有翼の女神、恐らくヌウト女神の形のミイラの装飾 前332年ごろ 裏打ちされた布、彩色 比較的新しい装飾 デザイン的は現在に通じる どこかの飛行機会社の襟章と見間違いそう

イシス女神の小像 オリシス神の小像 前664年ごろ 材質はファイアンス(古代エジプトの陶器、錫釉(すずゆう)を用いた色絵陶器)

セクメト女神立像(上半部)顔はライオン型 前1400年ごろ 花崗岩

ナイルの神の像(上半部) 前1976年頃(4000年前) 黒色花崗閃緑岩 スフインクスの原型と考える

コンス女神(上半部)花崗岩 前1279年 頭上に日輪(太陽)を抱く エジプトは太陽を神としていたことがわかる

セクメト女神座像 前1388 顔はライオン やはり頭上に太陽が 花崗閃緑岩

バステト女神座像 ネコ2世治世時の作品 前600年 青銅  猫はほとんどリアルな形状

マングースの小像 青銅 前664年ごろ 日輪が頭上に 

ハトシェプト女王あるいはトトメス3世のスフィンクス像頭部 前1479年頃 石製

こちらもスフィンクスの原型と考えられる       次回も続きをお送りする

 古い話だが昭和41年就職した会社の独身寮名が「薫風寮」。古いモルタルのオンボロアパート(終戦直後建てられた?)で2階建て。3畳に2人住まい、布団を引くと座る場所もない。寝るだけの空間だった。風呂は別棟で薪を焚いた。典型的な戦後風景だろう。白黒テレビは食堂に1台のみ。3年間お世話になった。                       ではまた