写真と文章で楽しむ小さな小さなギャラリー

折々の写真と短い説明文を不定期に更新したいと思います。

20-35 カマキリの生きるための狩り

2020-09-22 16:16:04 | 身近な写真

 秋分の日 かしましかった蝉の声が聞えない。代わりにコオロギの心地よい鳴き声が。最低気温が20℃に下がり涼しい。

 小説「首里の馬」(高山羽根子著 芥川賞受賞 故郷出身に敬意を表して)を2度読んだ。何かもの足りない。芥川賞てこんなもの?

 今年はベートーヴェン生誕250年(1770年12月生まれ ドイツ ボン生まれ)、各種特集番組が放送される。個人的にはクラシックでベートーヴェンをベスト作曲家とする。ピアノ協奏曲「皇帝」、交響曲3番「英雄」がフェイヴァリット曲。

 ベートーヴェンは私には料理のメインディッシュ。そしてモーツァルトは食後のデザート。画家ではゴッホルノアールに対比したい

 

菅(すが)内閣本格稼働。安倍継承内閣ではつまらない。「モリ・カケ」、「桜を見る会」を考えると気分が悪い。高支持率74%(歴代3位)とか。仕事内閣❓当たり前。仕事しない内閣なんてありえない!

特に平井デジタル改革相に期待。そして携帯料金問題どうなる?

 今回はカマキリの写真をメインに。カマキリは生きたものしか食べない「肉食昆虫」。生きるために「狩り」をする。餌食は身近なものとして何かの幼虫類。その一つがチョウ類の幼虫。山椒の木にアゲハの幼虫が出るとカマキリが現る、捕獲する、喰らう。昆虫嫌いの方にはごめんなさい

8/22 カマキリがナミアゲハの幼虫を狙う カメラを構えて約1時間

ジ~とタイミングを窺う 私の方を見ているようだ 幼虫は2匹いる

なかなか動かない カマキリの視力は0.02~0.03程度らしいが私の姿が気になる様子・・・私も暑くて耐えられない

ベランダからカメラを構える  これなら視界に入らないと思う

ほんの一瞬で飛びついた!幼虫の内臓が露出した あわてて戻り10数枚撮った ショッキングな写真なのでごめんなさい❕❕

次の日もカマキリが現れたが幼虫はいない もう1匹の幼虫は他のカマキリに喰われたのか姿がない

2日後 幼虫を探すカマキリ  カマキリはもう1匹いたことを覚えているのだろうか?やはり私の方を凝視しているごとく 3日目にはカマキリの姿もなかった

荒川にある秋ヶ瀬公園 ジャコウアゲハの♀がヤブガラシの蜜を吸いに忙しく飛び回る 大型のアゲハなので花に止まれないのだ 神経質に飛び回り落ち着いて写真が撮れない ようやく撮れたのがこれ しばらく追いかけたがどこかへ消えた

ジャコウアゲハは荒川沿いに生息数が多いらしく 観察会も開かれているようだ 私には初見だが

同じ日8/24荒川の公園にて 仙人草が繁茂する 清楚な花

エンマコオロギ 蝉の鳴き声が無くなり コオロギの季節 これからが本番鳴き比べを楽しみたい

 

前回報告したゴッホの名画 ひまわり第2作目について何故日本にあったか調べると

実業家 山本顧彌太(1886-1963大阪府生まれ) 綿織物会社設立して財を成し白樺派のパトロン的存在。武者小路実篤に傾倒し、白樺派美術館設立の為 ひまわり第2作目を購入(1919年)。その後美術館計画頓挫、芦屋の自宅に保管するも第2次世界大戦で焼失とのこと。誠に残念。もし焼失しなければ 7作品の内2作品が日本にあるかもしれないね。

                           ではまた

 


20-34 8か月ぶりに国立西洋美術館へ ゴッホのヒマワリ

2020-09-11 14:40:32 | 身近な写真

 9/9 新型コロナウイルスで外出を控え8か月振り東京へ。台風一過で暑い。電車はラッシュを避けたので混んでいない。まずは上野精養軒支店(3153=西郷さん)で腹ごしらえ。国立西洋美術館「ロンドン ナショナルギャラリー展」へ。入場日時はPCで日時事前予約(コンビニでも可)。予定時刻(12:30~13:00)より早めに着いた。常設展を観て回る。クラーナハ展(2016/10)で観たようなホロフェルネスの首を持つユディト」が展示。複製画?と思い係員に質問。答えはクラーナハ展の縁で購入したとのこと。

 名画ぞろいのロンドンナショナルギャラリーから60点。ポイントはゴッホの「ひまわり」。他にモネ「睡蓮の池」、フェルメール「ヴァージナルの前に座る若い女性」、レンブラント「34歳の自画像」、ルノワール「劇場にて」、ベラスケス「マルタとマリアの家のキリスト」、ゴヤ「ウェリントン公爵」・・・・

新発見はカルロ・クリヴェリの「聖エミディウスを伴う受胎告知」。その大きさ、精緻さ、アイデアに感銘した。

 加えてゴヤの「ウエリントン公爵」の疲れた表情が何とも言えない

彼は人間の内面を描かく第1人者ではないかと思う。

 昨年オランダ、ベルギーツァーでこれらの画家の作品にも数点お目にかかっておりチョット懐かしい  ゴッホの「ヒマワリ」は7作品あるが…ロンドンナショナルギャラリーの作品(4作目)が最も有名かも?(ゴーギャンが欲しがった作品)

ヒマワリ7作品内訳は

1作目 個人蔵(アメリカ)バックが淡い水色

2作目 焼失 小林 顧弥太が所蔵したが太平洋戦争(1945)の空襲で灰燼に帰す。バックが濃い紫色

3作目 ノイエ・ピナコテーク所蔵(ドイツ ミュンヘン) バックが淡い水色

4作目 ナショナルギャラリー(イギリス ロンドン)  バックが黄色の1作目⇨完成域に達した ヒマワリの幹、葉っぱの緑が薄め 

5作目 損保美術館所蔵(日本 東京)バックが黄色の2作目、4作目と類似  幹 、葉っぱの色が濃いめ

6作目 フィラデルフィア美術館所蔵(アメリカ フィラデルフィア)   バックが淡い水色

7作目 ゴッホ美術館所蔵(オランダ アムステルダム) バックが黄色の3作目⇨昨年現地で観た ゴッホ美術館は写真禁止で残念❕❕

どれも素晴らしい。あとは好みの問題と思う

蛇足だが 7作品を写真パネルで比較展示;一番自然に感じるのがロンドンナショナルギャラリーの作品と感じた

 

蝉の季節も終わりに近づき 喧噪も聞かれない…初秋の趣。

アゲハの幼虫 小さな山椒の木に数匹のアゲハの幼虫 葉っぱが全部なくなり丸坊主に

アゲハの3齢幼虫 大きくなると幼虫の完成形になる カメラ(Z6)の調子が悪くブレあり

スズメ蛾  山椒の木に水やり時 結構大きい 

 

カラスウリの花 夜散歩時スマホにて 花の中でも際立ってユニークな

様相 異次元的な見ごたえ もう赤い実がなっている 

セミの脱皮 直後か?朝散歩時発見 スマホにて アブラゼミの誕生だ

フクラスズメ蛾幼虫 朝散歩 ヤブガラシの葉っぱをどん欲に食す

やけに派手な斑点は すべての蛾の特徴 目立たなくするのではなく

怖いぞ!と威嚇する目的か!

セミの死骸を拾う   左からアブラゼミ♂ アブラゼミ♀ ミンミンゼミ♂ 蛍光灯下で撮影

セミのおなか側 目の色が微妙に違う 左アブラゼミ♂は暗い茶色 真ん中アブラゼミ♀は黒 右のミンミンゼミは明るいルビー色

個体差か種類によるかは知らない

ミンミンゼミ♂のお腹側 透明の翅(はね)をじっくり見たのは初めて

レースの洋服のように見える

 皆さん 「ご安全に!」と言う挨拶言葉をご存じだろうか? 意味は「こんにちは!」 現役時代 30年以上前のことだが「ご安全に!」と言われてビックリ。その時 鉄鋼業では「ご安全に!」が挨拶言葉(こんにちは!)と聞いた。さて今年 8/30の新聞にコロナ禍の「ご安全に」と言う記事が載った。30年ぶりに「ご安全に!」。由来はドイツの鉱山での挨拶「グリュックアウフ(ご無事で!)」から来ており留学社員が持ち帰り1953年住友金属工業で「ご安全に!」運動が始まる。その後同業者や建築業に広まった・・・記事から。

皆さんコロナ禍にご安全に!

                      ではまた