店長のひとりごと

ヘアーシエスタの店長の日常をつづる。知られざる 店長の秘密が・・・キャー!!(そんな事はありません)

アナコットカンボジア

2012-08-31 14:50:42 | ヘアーシエスタ 店長 日記



「アナコットカンボジア」



聞いたことありますか




教員の田中千草さんが




カンボジアの小学校で





学校支援、教育支援、就学支援をし





また日本ではそれらの広報、支援者の募集など




活動をしている非営利団体です





何度かTVで放映もされているので




知っていらっしゃる方も多いと思います




一生懸命という言葉はまだ生ぬるく




全身全霊で活動している姿に




感動してしまいます



カンボジアでは



家庭の事情で就学困難な子供たちと




一緒に暮らしています(アシリレラさんもそうでした)





最近ブログの更新が無いなと思っていたところ





2月にあることが起き




苦しんで苦しんで




ようやくみんなに伝えることが




出来るようになったということです




その内容をこちらに載せます




すこし長くなりますね





2月中旬,7人家族は突然4人になった


日本での3週間の仕事を終えてカンボジアに戻ると,3人の子どもの姿がなかった。


3人兄弟の叔母という人が借金を抱え,私がいない隙に子どもたちを連れ去った。


マーリの話によると,知らない男が父親を名乗って突然現れた。


子どもたちは父親の顔を覚えていない。


「祖母が危篤だ」 と言って子どもたちを連れだした。ということだった。


叔母の近所の人たちに聞き込みをしたところ,


叔母は1万ドルほどの借金を抱えて夜逃げをしたことが分かった。


姿を消す前に,「子どもはいくらくらいで売れるのだろう?」 と話していたらしい。



警察は全くあてにならなかった。


子どもはタイへ売られることが多い。


だからタイへよく出入りをしている知人に子どもたちの写真を渡した。


3人兄弟を見かけたらすぐに連絡してもらうことになった。



国境付近に「3人兄弟がいる」という情報は何度も入る。


その度に国境付近へ向かう。


ある時は工事現場へ。


ある時は物乞いをしている子どもたちがいる通りへ。


ある時は子どもの売買をしている人間との直接交渉。



必ず見つかったその3人兄弟を買い戻す形になるのだが…




うちの子どもたちではない。


うちの子どもたちのように売られた子どもが


こんなにもたくさんいることに愕然とする。




気付けばいつも私の膝の上にいてぺたりとくっついていたペイ。


すきがあれば反対側からくっついてきてにっこりと笑うマッカラー。


そんな様子を嬉しそうにみつめるペア。



笑い声とキラキラした瞳。


小さな手のぬくもりが消えない。



あまえんぼうのペイは事態が呑み込めず,ポカンとしているのだろうか。


何でちぃお母さんは迎えに来ないのかと泣いているだろうか。


マッカラーはまた笑顔を失ってしまっただろうか。


きちんと髪を結ってくれる人はいるんだろうか。


泣き虫のペアは 「お兄ちゃんだから」 とがんばっているのだろうか。



あの大粒の涙を流しているのだろうか。



あの子たちの無邪気な笑顔に会いたい。


もう大丈夫だよと抱きしめたい。



そんな日がくるのだろうか。



苦しい思いをしているのだろうか。


ちゃんと食べているだろうか。





守ってあげられなくて,ごめんなさい。





やり場のない怒りは全て自分に返ってくる。


無力な自分が3人の命を不幸にした。


自分は何のためにここにいるんだろう。



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何をどうしていいのかわからなくても、ちぃ先生は走り回りました。


その都度残酷な現実にぶつかり、苦しく、つらい思いをたくさんしています。


でも、今も希望は捨てていません。


そして、ちぃ先生はこのような状況でも挫けずに活動を続けてきました。


本当に芯が強く、たくましい人です。


ちぃ先生を心配してくださる方もたくさんいると思います。


ちぃ先生は大丈夫です


今日もこれまでのように先生方の指導に、学校の子どもたちの指導に奮闘しています。


ただ、子どもたちのことにちゃんと向き合えるようになるには、もう少し時間が必要です。


まだちぃ先生にとって、子どもたちのことを聞かれるのも話すのも少しつらいことです。


ちゃんと向き合えるようになるまで、自分から話せるようになるまで、


もう少し温かく見守っていただけるとありがたく思います。


みなさんに心配かけないように、ブログ更新しないといけませんね。


今後はスタッフも一緒になって、カンボジアの様子をお伝えできるよう、頑張ります!





彼女の苦しみは想像できません




前に進むことだけで頑張っているのでしょう




自分の悩み、不安がどれだけちっぽけで




独りよがりであるのか








子供達の無事を祈ると共に



「アナコットカンボジア」



これからも応援いたします













コメント
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