やっほ の 散歩フォト。

四季の散歩写真と望遠視点(◎◎)の雑話。時には時事問題など綴ります。

ヨコハマの港から船に乗って・・・

2016-02-17 14:37:05 | 旅行

童謡「赤い靴」♪”ヨコハマの波止場から・・

              異人さんに連れられて行っちゃった”

この歌に纏わる話をご存じの方もいらっしゃると思いますが、

この童謡「赤い靴」は野口雨情と言う人が大正10年に作詞したそうです。

(明治38年当時)三歳の女の子のお話でした。

 

母親は再婚相手と共に開拓農場に入植することを決めました。

開拓という仕事の厳しさを思い、已む無く女の子を

アメリカ人宣教師のもとに養子に出したのでした。

 

母親と再婚相手は開拓農場で懸命に働きますが、

努力の甲斐なく失意のうちに札幌に引き上げたのでしたが、

 

実は女の子を引き受けた宣教師が日本での任務を終えて

アメリカに帰る直前になって、女の子は不治の病に侵されます。

長旅にはとても耐え切れないと、東京にある教会の孤児院に

預けられたそうです。

が、治療の甲斐も無く一人寂しく9歳の生涯を閉じたと言います。

時は、明治44年の事でした。

 

しかし母親は我が子のそんな事情を知る由もなく、

アメリカで元気に暮らしているものと思い込んでいたそうです。

「雨情さんがきみちゃんのことを歌にしてくれたんだよ」

とこの歌をよく口ずさんでいたそうです。

 

作詞者雨情さんも、母親も、ここ横浜の港から船に乗って異人さんと

一緒に行ってしまったと信じ込んでいたのでしょうね。

モデルの妹さんが昭和48年に明かした話だそうです。

 

(山下公園係留の氷川丸とその周辺地域)

この場所から異人さんに連れられていっちゃった。

母親は遠い異国の地に思いを寄せていたのでしょうね。

 

 

 

やはり女の子は異国の地にいっちゃった。

 

 

 

 

そう信じていたいものですね。