夢屋だより

那須高原・古民家のカフェ夢屋より、カフェの新着情報・染め織りの記録、その他つれづれ日記などをupします。

なんとか還元水

2007年05月24日 | ゆるゆる日記

いやいやいや、こんなに良い天気の日に、教室に詰まってテストを受けることの、なんと辛いことか。

大気には生命の息吹が満ちあふれ、緑したたり、ぬけるような五月晴れに春を・・・いや、感じません。夏です。暑いです。

宇都宮の方は30度近くまで上がったとか・・・。こんなに早く気温が上がったのは前代未聞です。これも温暖化のせいですかね。気候が異常です。

雀にはよく分かりませんが、摩周湖で環境サミットを開くと阿倍さんがおっしゃっています。すばらしいですね。そろそろ本気で考えないと地球壊れます。

議事堂にこもって、領収書について言い合って、ブッシュさんと仲良くして、憲法を変えようと必死になって。そんなに忙しくしていたら分からないでしょうが、山にいる雀にはよく分かるんです。

雀の小さかったとき、那須の冬は厳しかったです。

埋もれるほど雪が降りました。夢屋までは除雪車が来ないので、雪かきが日課です。吹雪くと稀に家に帰れない時もありました。

しかし、今では5~10センチ程しか積もりません。

暖かくて住みやすいじゃ~んなんて言っている場合じゃないです。

最近はエコだなんだと、環境に対する意識が広まってきて嬉しい限りですが、京都議定書で決められたCO2の課題削減量を日本はクリアしていないそうです。というか、増しているそうです。

本当になんとかしなくては。

そこで雀は、自分で出来ることを始めることにました。

マイボトル」。これはいいですよ。毎日の飲み物代も削減できるし、ゴミも減らせます。

電気をこまめに消す」。基本ですが、すごく大切だと思います。

マイバック」。ビニール袋が有料化されるそうなので、必須アイテムです。母は築地の仕入れかごを愛用。

スイッチたこ足配線」。これは結構いいですよ。使ってないコードはスイッチを切るだけでいいので、まめにやれます。

NHKの環境番組を観る」。環境に対する意識と責任を、常に持ちましょう。

等々、誰でもすぐに始められるので、今日からやりましょう。

しかしながら、お隣の中国さん。地球が危ないこのご時世に、大量のCO2を吐き出し、光化学スモッグを発生させ、急成長しております。

「日本はすぐそうやって大げさに言う。」と中国人のおじさんが、笑ってインタビューに応えていました。

いやいやいや。なんで日本はいいのに俺らはダメなんだ!と思うのも分かります。確かに、日本もそうやって急成長を遂げました。でも、その分しっぺ返しも受けました。水俣病や五日市ぜんそく、イタイイタイ病など今も苦しむ人が沢山います。

中国国内でもきっと、いろいろな公害が出てくると思います。もし、おじさんの子供が公害に苦しむようなことがあったら、それを大げさと言えますか。

雀はモンゴルに友達がいます。そのモンゴルにも危機が迫っています。

内モンゴルでは、カシミヤゴートの大量生産のために、砂漠化が進んでいます。雀も行って見て分かったのですが、モンゴルの草原は地表に草が薄くしがみついているだけなので、掘り返してしまうと二度と生えてこないのです。

大量のヤギたちはエサを求め、根まで食べてしまいました。こうして不毛の大地は広がってゆきます。

その友達の家も遊牧民です。草原がなくなったら、彼らは生きてゆけません。

そして、そのカシミヤの服を安く買っているのは、我々日本人なのです。

阿倍さんは、美しい洞爺湖こそ、環境について考え、うつくしい日本を世界に発信していくのにぴったりだ、とおっしゃっています。

しかし本当の問題は、自然の美しい場所にはころがっていないのです。もっとも悲惨なところにこそ、考えなければならないことがあるのです。

現実を直視して、真剣に話し合ってもらいたいなと、雀は思います。