代表をしていたロマンず☆≡が解散して、彼女がいなくなり、友達も減り、携帯電話もなくして
住む場所も変えた。
最南端の最終号もやめようと考えている。
色んなものを失って、いままでになかった強い孤独に押しつぶされそうになり、まるで大事なものを
全て無くしたかのような絶望を感じていた。
いったいどうすれば自分の手のひらからこぼれ落ちていったものを再び取り戻すことができるのだろうかと
天井を眺めながら僕なりに頑張って考えたんだ。真剣に。
約束もない、昼も夜も関係ない。
好きなときに寝て、好きなときに起きて、好きな時に食べる。
電話もない。
窓の外が晴れなのか雨なのかさえわからない。
暑いのか寒いのかも僕にはまったく重要じゃなかった。
家から外へ出ない6日間、家族意外と話をしない時間をさらに4日。
一人、なにするでもなく部屋の中にいた。
そんな時、携帯、約束、時間という僕を縛っていたものから開放され自由の中にいる自分を発見した。
僕は孤独からも開放され、独りになっていた。
そこは自由のなかだった。
こぼれていったものを拾い集める方法を考えていた少し前の僕とは逆に、そんなものを二度と受け
取りたくなかった。
そのまま全部捨ててやるって。
3月11日のあと、突然にたくさんのものを失った理由が何故だかわからなかったけれど、前回の旅で
僕がもっとも望んでいた「独りになる」ことが与えられ、一人になることと独りになることの違いを知った。
独りになるとは自由になること。
指の隙間から全てが砂のようにこぼれ落ちていったときに与えられるものがある。
失ってこそ与えられる。
僕らが抱えていられるものは常に一定だ。
失うことを恐がる必要なんて、どこにもありゃしない。
住む場所も変えた。
最南端の最終号もやめようと考えている。
色んなものを失って、いままでになかった強い孤独に押しつぶされそうになり、まるで大事なものを
全て無くしたかのような絶望を感じていた。
いったいどうすれば自分の手のひらからこぼれ落ちていったものを再び取り戻すことができるのだろうかと
天井を眺めながら僕なりに頑張って考えたんだ。真剣に。
約束もない、昼も夜も関係ない。
好きなときに寝て、好きなときに起きて、好きな時に食べる。
電話もない。
窓の外が晴れなのか雨なのかさえわからない。
暑いのか寒いのかも僕にはまったく重要じゃなかった。
家から外へ出ない6日間、家族意外と話をしない時間をさらに4日。
一人、なにするでもなく部屋の中にいた。
そんな時、携帯、約束、時間という僕を縛っていたものから開放され自由の中にいる自分を発見した。
僕は孤独からも開放され、独りになっていた。
そこは自由のなかだった。
こぼれていったものを拾い集める方法を考えていた少し前の僕とは逆に、そんなものを二度と受け
取りたくなかった。
そのまま全部捨ててやるって。
3月11日のあと、突然にたくさんのものを失った理由が何故だかわからなかったけれど、前回の旅で
僕がもっとも望んでいた「独りになる」ことが与えられ、一人になることと独りになることの違いを知った。
独りになるとは自由になること。
指の隙間から全てが砂のようにこぼれ落ちていったときに与えられるものがある。
失ってこそ与えられる。
僕らが抱えていられるものは常に一定だ。
失うことを恐がる必要なんて、どこにもありゃしない。