旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

〈自然〉を生きる

2011-08-16 21:06:16 | 編集長の本棚
『 〈自然〉を生きる 』

福岡正信
金光寿朗(聞き手)
春秋社

宮崎 駿さんが帯に言葉を載せてある、たぶん珍しい本。

「その人がどこに立っているかで、その人が何者であるのかわかる」なんて言葉があるのだけど、
福岡さんの言葉はどれも地に足が着いた言葉意外の何者でもなかった。

『〈自然〉を生きる』
説明不要。
はっきり言って、読んだ方がいい。

キャンプ場の出口

2011-08-16 19:55:28 | 写真
長野のオート・キャンプ場でバイトを初めて1ヶ月以上がたつ。
オート・キャンプ場というただテントで寝てBBQをするだけの場所に、テントも建てられない
親子がお盆休みということで毎日のように500人ほどキャンプにくる。


500人の出入りのあとは、当然のようにゴミの山が出来上がる。
ゴミ箱から約一時間おきにゴミを回収してお客さんに見えない建物の裏へと運ぶ。
燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトル、ビン、缶などが毎日15袋以上のゴミが出る。
生ゴミも含めると18袋にもなる。

都会からやってきたお客さんはキャンプをしに来ているのか、お金を払ってゴミを捨てに
来ているのかよくわからない状態だ。

最近、「環境が大事!」なんてわかりきった事をアホみたいに繰り返す人たちのことを、
僕は「エコヤロー」と呼ぶことにした。
そんなエコヤローみたいな事を僕は言いたくはないのだけれど、いくらなんでもゴミが多すぎる。

「ゴミを減らそう!」なんて事も言いたくはないのだけれど、まずはこの世界の出口にあるものを
をちゃんと見てみる必要があるのだと思う。

山尾三省 祈り

2011-08-16 19:26:03 | 編集長の本棚
『 祈り 』

山尾三省
野草社

詩をあまり読んだことが無いので他のものと比較はできないのだけれど、
山尾さんのありのままを世界を捉えた言葉、大袈裟じゃない生と死の言葉は
美しい。

野草社の石垣さん良い仕事してますなあ。


永田浜 正月

『 その青すぎる海へ 初詣する
拍手はうたず
合掌もせず
砂浜に ただ腰をおろしてその〈願い〉をたしかめる 』