native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

「街中の狭小二世帯住宅」時間軸

2017-02-06 20:13:28 | タッチザスカイ!
本日、フェイスブックページの方に竣工写真の一部を掲載しました。
ホームページの掲載もただいま作業を進めている最中ですので、もう少しお待ちください。

さて、今時よく言われるのが、建築は将来を見据えて作らなければいけないという事。
今は、モノ作りが盛んな時代です。
しかし、人口が減りだしたらどうします。
結構近い将来の話ですが、このモノに溢れた時代がモノ余り時代になります。

誰も使わないのに維持管理だけが増えていく時代がもうすぐ来ます。
そして、20%の都市が消滅する予想も発表されています。
人がいなくなって、モノが余る時代を見据えて、これから何を作って残さないといけないのかを考える時期に入っています。

こんな重い事を言いたかったわけじゃないんです。
ただの時間のお話しです。

↑の広々と写っている場所。
2階のホール部分となっており、セカンドリビング的な役割を持たせています。
お打合せでかなり具体的な使い道があったので作りました。(←結構大事な理由)

途中で仕切ることもできますが、すべて吹抜けに面しており、開放的な空間になっています。
1階とのコミュニケーションも取りやすくなっています。

この間仕切り、将来的に子供の個室として利用できなくもないですよ的な造りになっています。
個室って言っても、吹抜けがら空き状態です。

まぁ、誰から見られるわけでもないし、ま、いっか程度の処理。

第一、子供の個室として使わなければいけない時期って、この家の歴史のどのくらいの割合を占めてるんだろう。
とりあえず中学生になったくらいからが日本的な暮らし方でしょうか。
早くて6年でおしまい。長くて10年ちょっとくらいでしょうか。
(JKがいる我が家は未だに子供部屋なし継続中)

だったらセカンドリビング的な使い方の方がメインになりそうです。
ということで、個室としても利用できなくないスペースができました。

今じゃなくて、時間で見た設計のお話でした。

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