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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-14(modern)】いくつになってもいつも通り-現代版最小限住居-

2023-10-26 19:06:15 | ministock-14(modern)
ミニストックシリーズが何番になっても、
誰が見てもミニストックと分かります。

ダイビングと吹き抜け。
この要素さえあれば、だれでもミニストック。

また一つミニストックが生まれました。

現在は手直し工事中。
今週末のお引渡しに向けて絶賛仕上げ中です。

そして、もう一つ大事な恒例行事。
建築完了検査はすでに終わっています。
検査員の方に「柏崎は初めて?いつも、こんな感じの建物作ってるの?」と、聞かれました。

どういう意味か深堀しなかったけど、いつも通りですと返事しました。

は、置いといて、
気密測定を行いました。
7月に中間時の測定を行って、2回目の測定です。
(これもいつものこと)
そして、毎度測定員さんを困らせるのが、どこで測るか。
窓がとっても少なくて、極端に大きいか、極端に小さい窓しかないミニストックあるあるです。
ミニストック-14は和室の腰窓で行いました。
お座敷測定。

唯一いつもと違うのは、ミニストック-14は大型パネル採用物件でいつも使っている防湿シートを使わずに施工したこと。

防湿シートっていらないの?

防湿シートは絶対必要というわけではありません。

ただし防湿層は絶対に必要です。

防湿シートを使わなくても防湿層を作れるか。
当然その確認は設計時点で確認済み。

なんだこの表はという感じですが、
壁の湿気の通しやすさを計算した表です。
一番右の数がマイナスになっていないので、結露の心配ないですよという見方になります。

後は測定で気密を確認するだけ。
無事0.3cm2/m2の結果。

これで、「湿気も空気も」(←コレ大事)通しにくいことが確認できました。
湿気の通りにくさは設計で確認。
空気の通りにくさは現場で確認。
この二つがセットじゃないとダメなんです。

大工さん、電気屋さん、設備屋さん、エアコン屋さんみんな頑張ってくれました。
設計も含めたチームワークがしっかりしていれば、いくつになってもいつも通りです。

残りの手直し頑張りましょう。

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