今年度の都市景観大賞を受賞した旧塩沢町の「牧之通り」を見学してきました。
道路の拡幅を期に個人、法人関係なく計画に同調して、統一した街並みを創作した街並みです。
まず、電線がないのが美しいです。
かつて街並みは出来上がるものでしたが、現代では「個性」という名の元に街並み形成は皆無に等しい状況です。
そんな中、街並みを作り上げた牧之通りは大変意義のある計画だと感心しました。
今、街並みを作ると言えば、ハウスメーカー等が一つの団地で建築協定を作る手法がありますが、牧之通りは地域の住民の方々の先導で出来上がった街並ですので、大変意義のある通りです。
そして、街並みを形成するために所有地を雁木通りとして提供しています。
個人が足し合わせれば大きなものが作れる例として、大変素晴らしいと思います。
それにしても、個性を出す事が大きな宣伝となり、商売繁盛に繋がるとイメージしがちですが、街並みが統一されていると、このお店は何のお店だろうと、覗きこんで観察したくなりますので、却って効果は高い気もします。
ただの商店街であっても、今、牧之通りの様に見直す時期に来ていると思います。
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