native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

違いの分かる男

2019-07-04 21:42:07 | こだわり設計
本がどんどん溜まってく~。

今、読みかけの本を合わせると5冊かぁ。
他にホームページのリニューアルも手つかず。

建築士会の機関紙の編集は大体終わったはず。今月末には刷り上がります。
講演会の準備も順調だ。

明日の新潟日報に講演会の記事が載ると思います。
(日報さんから今日連絡がありました)

建築士会のホームページは先日アップデートした。

現在、

小ぶりの倉庫を1棟工事監理中で、

300㎡超えの事務所の設計が2件

住宅の詳細設計が4件

住宅の基本設計が2件

リノベ案件が2件

自転車小屋の設計が1件

秘密のアップデート工事が1件(なんだそれ)

と、一生懸命対応させていただいてます。


そんな中、ミニの車検費用が3桁ですという連絡に腰が抜けて、しばらく放心してました。


一昨日から今日にかけて(結構長いな)


泣ける。




というのは置いといて、


工務店や設計事務所は作業を簡略化させるために標準施工図というのを持っています。
標準と言うだけに、どの物件でも使いまわせる図面の事。

主に、構造や断熱層、気密層、防風層、通気層、防湿層の作り方を細かく図示したものです。

ネイティブディメンションズでも標準施工図を作っています。
ところが、同じ材料を使っていても、プランによっては「ちょっとここの施工が難しいな」っていうポイントが出てきて、そのような部分は標準施工図に蓄積しています。今後似たような部分があった時に深く考えなくていいように。

よくお医者さんのドラマで、手術前にエアー手術するシーンあるじゃないですか。
目を閉じて、イメージしながら手術をシミュレーションするやつ。

要は、設計も目を閉じてながら頭の中で工事をしてみて、「あ、ここは難しいな」と思うところは図面にして、大工さんに渡すわけです。

それが標準施工図ですが、あれよあれよとたまっちゃいました。

これは主に断熱施工に関わる部分

こちらが窓回りに関する部分


ジャンルで言うと、

屋根の断熱
壁の断熱
床の断熱
サッシの取り付け方

の4種類なんですが、

間取りの違いでこんな数になっちゃいました。

私なんて、手を抜いているわけじゃないですが、ミニストックという基本形をもっています。
しかし、似てるようでみんな違う建物なんです。

だからこんなになっちゃう。


細かな違いに反応して、図面を作る。
図面が揃うことで、見積がより正確になりますし、
図面が揃うことで、現場がスムーズに流れます。

また、大工さんがこの図面を読むときに、どこの寸法があると作りやすいのか。
仕上がり寸法だけだと大工さんは引き算をしながら作らないといけなくなります。
現場で足し算引き算させたら、それだけでタイムロスになります。

図面の描き方、揃え方でも、より良い住まいを目指すことができます。



エアー大工をアウトプットするのが設計屋さんのお仕事のようです。
インプットもするぞー!

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