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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

「桜咲く公園脇の小さい家」使いたくなるデザイン

2025-02-12 20:42:25 | 桜咲く公園脇の小さい家
昨日は結婚記念日でした。
日本中からお祝いされた気分になれる日です。

私たち夫婦は毎年夫婦お揃いのものを揃えています。
いわゆるペアルック的なものですが、結婚する前ペアルックはしない夫婦になろうと誓ったのに、今では楽しくて仕方ありません。

今年はすでに購入済でスガハラのグラスをペアで購入しました。
それに昨日初めてビールを注いでみたんですけど、
350ml+泡の高さが怖いくらいにピッタリ。
使いたくなるデザインに惚れ惚れしました。

私もそれを目標にしています。
桜咲く公園脇の小さい家では、最初に外観デザインをまとめました。
ポイントにしたのが2階の窓

タバコ屋と同じサッシを採用することになり、その窓を美しく見せるための屋根のカタチと玄関の配置を打ち合わせで決めています。

その後室内のお打ち合わせで壁面収納のご要望がありました。
オーダーはお任せ。

お任せとはつまり、Oさんをあっと言わせないといけないということ。
そして、理由がないといけません(ローカルルール)

まずは外観の窓をこの住まいのデザインコードにすることにしました。
個人的にも正方形は好きなカタチです。

そして、壁面収納の課題は、用途を明確にすること。
使い道と大きさを比例させるのが壁面収納の前提。

今までの雑談を拾い集めて提案させていただきました。

正方形を配置しながら、右手のサッシと似た開口を連続させている部分は趣味のスペースとしての役割を持たせました。


左手の一回り大きい正方形は、スタンディングデスクの影響を受けなくするための開口として確保して、主にインターネットの基地として使えるようにしました。
この大きな二つを軸にあとは仕事用の道具と趣味用の道具を小さい正方形に並べていただければいいだけ。

一番の特徴は右手の大きな正方形の中心に設けた小さな正方形は一番のお気に入りのものを置ける特等席として設計してあること
間接照明がピンスポットのように灯りが射し込むようになっていること

他が例え雑然としていてもここだけは「永遠の一軍」

もう飾らずにはいられない


小さい家なので「余白」にはこだわりたいと思っていますが、その余白はわざわざ大きく見せる必要もなく、深さにこだわりたいと思っています。

日常もこだわりも使いたくなる、使い切るが前提です。

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