先週工事した基礎が出来上がりました。
打ち継ぎも出ず(専門用語)
ジャンカも出ず(専門用語)
一体成型の基礎。
→は設備配管が貫通するところ。
予め穴を開けておくというところから始まって、
一般的には見栄えを良くするために地中にこの穴を設けますが、
ネイティブディメンションズでは「モロ見え」の格好悪い仕様です。
また、職人さんにも指摘されたんですが、通常ベタ基礎って水がはけないので、水抜き穴を作るんですがこれも却下。
地表近くに穴を作りたくないので。
上棟までに水が溜まったたらポンプでかきだします。(当たり前)
むしろ、散水養生として歓迎します。(専門用語)
一体成型とモロ見え貫通部と高さ1mの組み合わせでシロアリがフリーメンテナンスになるのなら、私は絶対にコッチ派。
今日、お向かいの方になんでこんなに基礎が高いのか説明したところ、その方も数年前にシロアリ被害にあって大変だったので、いい基礎だとほめていただきました。
ちなみに案の定、立派な基礎を見て、何階建ての家を作るんだと聞かれましたが、どの家よりも低くなると思われる2階建てですとお返事しました。
そして、近所の大工さんを呼んできて、すごい基礎ができたぞと自慢したそうです。
お隣さん(つまり赤の他人!)ってだけなのに、わざわざありがとうございました。
って言うほどのいい仕上がりです。
シャキッとしてます。
まずは第1ラウンド合格。
続いて第2ラウンドへ。
今日は内部基礎のアンカーボルト検査を行ってきました。
先日お伝えした通り、今までは1回でコンクリートを流し込んでいましたが、今回はより確実に精度を出すために、「外周部と底盤」「内部基礎」の2回に分けてコンクリートを打設しました。
その2回目の検査でしたが、アンカーボルトの位置も型枠も問題なし。
そして、内部の型枠を組んだことでようやく基礎の全貌が分かるようになりました。
と言っても、これで全部?って聞きたくなるくらいのシンプル基礎
構造計算をするとコストアップになるという、まことしやかに噂される都市伝説があります。
本当かどうかは興味ありませんが、
私は構造計算することで、基礎をここまでシンプルにしています。
基礎の高さを1mにするとコストアップになるという都市伝説もあります。
確かに一般的な基礎よりも倍の単価となりますが、面積が半分なので結果一般サイズの住宅基礎とほぼ同額となります。
つまり、ふっつーの住宅の基礎と同じ価格で、シロアリ対策がフリーメンテナンスになって、床下が収納スペースになって、設備のメンテナンスが体のどこも汚さずに行うことができます。
何が安いって話です。
そのためか、現時点では回りと比べてみるとなんか異様な光景。
どこよりも高いのに、どこよりもシンプル。
そして、家が建つとどこより低くて小さくなる不思議。
魔法だらけのミニストックの第2ラウンドでした。
基礎工事のしっかりしてるのに出くわすと、嬉しくなります。
工事現場が近くにあっても、まじまじ見るのはなんか憚れますし、誰か説明してくれなきゃ結局分かりませんし、そんな「あれ何?」をぜひぜひ楽しんでいただければ幸いです。