10年に1度、メインの腕時計を買い足すことで、その10年の目標を立てている私ですが、10代の時に憧れる20代像がクロノグラフのダイバーウォッチの似合う男でした。
30代に突入するにあたって、そのまま行けば「ダイバーウォッチの次のステップへ」って感じで、シーマスターやサブマリーナに行くのが王道だとは思いますが、私の憧れる30代像はすっかり変わっていて、「革バンドの似合う男」でした。
言ってる事分かります?分かんないですよねまぁ、ニュアンスです。ニュアンス。
最初、オメガのデビルが候補だったんですが、直球すぎるというか遊びがないんで、これは相当な大人にならないと付けこなせないぞというプレッシャーというか、自分の未熟さが抑えきれず悩んでいました。
でも、出会いは突然です。WEB中心で探していた私ですが、ある日フラッと立ち寄ったお店で出会ったTAG Heuerタグホイヤーの「CARRERA」カレラと「MONACO」モナコ、「MONZA」モンツァ。3つ同時に私の眼に飛び込んできました。
もう、このうちのどれかしかないと直感的に感じました。ビビビです。
なんか、結局ホイヤーに辿り着いたって言うのも、私らしくてすごく納得できたんですよね。恋人は近くにいるんですよ。
そして、いろいろ考えた挙句、私の選んだのがモナコです。最初お店には黒しかなかったんですけど、WEB等で調べると、映画「栄光のル・マン」でスティーブ・マックイーンが付けていた復刻モデルもあるとの事。
青ってどうなんだろうとも思いましたが、とりあえず取り寄せていただいて、黒と比較して選ぶことにしました。そして、一目見て、「あぁ、これだな」って思いました。
確かに他の物とのコーディネートが難しそうなんですけど、なんかそれが前向きなハードルな感じがして、まさにこれが似合う男になろうとメラメラと燃え上ってきます。
世界初の角型防水ケースの時計というフレーズも私の心を動かした要素でもあるんですけど、あくまでも、当時の話なので防水性能はご愛敬的な所もあります。
ガラスも、今はクリスタルガラスらしいですが、私のは普通のガラスなので傷も当たり前に付きます。ムーブメントもやや残念な感じですが、オートマチックなので毎朝時間をチェックする癖がついて、それほど気になりません。(でも、今はムーブメントも変わったらしいですね)
まぁ、忠実に当時を再現したという着地点でいいんじゃないですか。Miniもインジェクションよりはキャブが好きですし。
だから、使用感は最高です付けてて気持ちのいい時計だと思います
でも、欠点が1つ。革ベルトって、汗で塩を含んじゃうとその内、切れちゃうんです。その内がどれくらいって言うと、3年に1回。今の所、確実にこのペースでベルトを交換しています
お店の人に「チェーンにしたらどうですか」って聞かれるんですけど、それじゃ、自分の10年を否定する事になっちゃうんで、頑なに「いえ、革で」と答えています。ついでに言うと「青のままで」も付け加えて。
モナコはレディースもあるので、奥さんも使用しています。ホイヤーって、女性がするイメージがあまりないから、ある意味新鮮ですし、お目立ち度もそこそこです。
でも、そこでまたまた気になる事が一つ。
時計自体は、レディースの方が一回り小さいんですが、ケースはレディースの方が1.5倍くらいでかいんです。
なぜ?
なんか負けた気がするのは、気のせいでしょうか。
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