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今日は、構造見学のお申し込みをいただいたので、ミニストック-08のご案内をさせていただきました。
デザイン的な部分は完成見学会の時にご説明しますので、性能に関する部分について、実際を見ていただきながら約1時間半ほどお話しさせていただきました。
完成見学会の時に性能だけのことだけを1時間半も話してられないですもんね。
ホームページやブログにある私の稚拙な文章では分かりにくい部分が、現場では一目でご理解いただけると思います。
また、1組のお客様に対して1時間半もかけるほど性能に関するこだわりが詰まっています。(実は、もっと話したいです)
設計者自身がこだわっている性能こそ、住み手にとって過ごしやすくなる性能になるのではないでしょうか。
さて、現場では気密工事が始まっています。
外張断熱で面材耐力壁を使う場合、防湿シートは省略してもいいんです。
理由は、そもそも合板が湿気を通しにくい材料なので、室内からの湿気が断熱材まで入り込む事がないからなんですが、これから数十年住んでいただく中で何が起こるか分かりません。
気密は、断熱性能、防湿性能、換気性能に深く関わる重要な性能です。
そこは妥協なく工事をする事が、長く住んでいただける事に繋がります。
そして、外張断熱は、一般的に充填断熱より気密が取りやすいと言われています。
理由は貫通部が少ないから。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/cd/b67489e6289fa131c2b28b25e890a065.jpg)
梁や電気配線など、充填断熱に比べるとはるかに少ないのが強みです。
しかし、この気密工事のできるタイミングが超ピンポイント。
建物が小さく、施工が簡単なだけに気密工事は2日−3日あれば終わります。
しかしそれは、その期間中に関係するすべての職人さんが集合しないといけないという事。
あっという間に終わる作業なんですが、逆に言えばその為にわざわざ来ないといけないんです。
もったいないから、今回の施工計画の打ち合わせをしたりします。
有意義に使わないと。
小さいから簡単は間違い。
小さいから複雑。
けど、見た目はシンプル。
この凝縮している感が私の好きな住まいです。
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