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20年前から使っている板です。
3層パネルといいます。
多分今までで一番使った物件が上の画像。
階段として、
壁材として、
収納扉として、
天井材として。
1枚の大きさが2m×2m50cmあるので、自由にカットして使うと空間全体に統一感が出ます。
これも3層パネル
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こちらも3層パネル
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ほとんどの現場で使っています。
とにかく何でも使えるので便利です。
その3層パネルを大量に使うミニストック-14もようやく図面がまとまりました。
今年の夏は多忙を極めたので図面を描くスピードが遅くなってしまって、お打合せ終了から3か月ほどかかってしまいました。
Tさん大変お待たせしてしまってすみません。
何に時間がかかるかというとネイティブディメンションズは間取りのお打合せというよりも使い勝手のお打合せがメイン。
その使い勝手に合わせた収納や家具を大工さんにどうやって作ってもらうのか。
お打合せのカタチをどうやると作りやすくなるのか、どの寸法を描いておくと大工さんの呑み込みが早くなるのか。
そして、大工さんの腕の見せ所になるカタチをどう仕込もうかということを考えながら図面化していきます。
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これを私は理由がある設計と呼んでいます。
これで設計が終わったわけですが、そのまま今度は積算業務に移ります。
設計事務所の積算とは材料をどのくらい使うのかという数量の拾い出し作業。
ここで3層パネルが厄介な存在に。
図面に3層パネルって書いたけど、上の画像の中に3層パネルがどのくらいの量あるのかさっぱり分かりません。
これを発掘します。
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なんでこの作業が必要かというと、
木目を横に使うか縦に使うかを決めないと材料を数えようがありません。
木目がバラバラに使われたら恰好悪いし。
よって、この材料の木目は縦にしたいから縦横寸法はコッチ。
この材料の木目は横にしたいから縦横寸法はコッチ。
ということを考えながら、自分が書いた図面から材料を1枚ずつ掘り出しました。
この他にも基礎の鉄筋量やコンクリート量、断熱材の使用量、構造面材の使用量など数量を数えます。
調査・計画・設計・積算・監理・報告が設計事務所の役割。
次のフェーズ進行中です。
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