見学会の案内を頂いてすぐに見に行きたいと思いました。
理由は二つ。
園舎が木造である事。
私たち世代は木造校舎(園舎)を知る最後の方の世代じゃないでしょうか。むしろ当たり前だった木造校舎(園舎)も、今では法の規制(防火性能・耐震性能)により建築が難しく(*)なっています。
ですから、新築の木造園舎って言うとかなり珍しいんです。
2階の保育室は可動間仕切りで自由に仕切れますが、オープンにすると150帖の広さが確保できるとの事。
すごい。
同じフロアにあるステージは昇降式になっていて、0~84cm上下するそうです。
木造の大規模建築物ですが、さすが保育園。園児用トイレはミニマムです。
かわいらしいですね。
火災が発生しても柱の内部までは燃えない太さにする事で、柱をそのまま意匠として見せる事が可能になりますのでコンクリートの柱にはない温かさがあります。
とあるコンクリート打ち放しの園舎がコンクリートがむき出しで角が危ないとクレームが入った為、ありとあらゆる場所にコーナー材を追加で取り付けて、意匠が台無しなったケースもあります。
元々、聖徳保育園は築30数年の木造園舎だったので、ご父兄から新園舎も木造の要望があったり、竣工後の評判も上々の様です。
確かに前の木造園舎もすごく趣がありました。擦れて角が丸くなった壁やペンキを塗り重ねた板張りの壁。引き戸を開けた時の懐かしいガラガラ音。
懐かしいなぁ。
そうです。私も、聖徳保育園の卒園生なんです。
これが見学したかった二つ目の理由です。
(*)現在は木造大規模建築物の法整備が進んでいるので、建築棟数は加速度的に増えています。カーボンオフセットの考えからしても、木造建築物は理想的なので庁舎等の公共建築物に木造がたくさん採用されています。
園長先生から直接コメントを頂戴できるとは大変恐縮です。
卒園生の一人として、木造園舎が引き継がれたのは大変うれしく思い、見学会に参加させていただきました。今でもお泊り保育[E:night]や運動会[E:run]、アイスリンクでのプール授業[E:penguin]など楽しかった出来事を鮮明に思い出す事が出来ます。
今でも、「頂きます」の時には「のの様」がよぎるくらいです。
新しい園舎になっても、園児たちに楽しい思い出と沢山の友達ができる事をのの様が見守ってくれてるんでしょうね。
感謝[E:sign03]。