native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

嫌われる理由

2015-11-21 01:31:58 | 設計業務
え、そんなこと言い切っちゃっていいの?
あんまりよくないかも、
とか思いつつ書きます。

木造2階建て住宅での話です。

ちなみに大きさは23坪。


コチラは確認申請書。
平成の前半頃は紙1枚の提出で申請できました。
今は11枚。
と、
配置図、平面図、立面図等を添付して、2部提出します。

確認申請を提出する時にはこの他に建築計画概要書

紙6枚ですね。

県に提出する建築工事届

これはちょっと少なくて紙4枚。

提出します。
結構これで力尽きる人多数。
パソコンに慣れていない人なんかにしたら絶望的な作業です。

これに5年後には省エネが義務化になるわけですから、どうな書類提出方法になるんでしょうか。
それと最近また耐震偽装などのニュースも増えてますからね。
軸組み計算提出とかになったら、なかなかの感じになりますよ。


といいつつ、今時の住宅よりも性能の良い家を作ろうとすると書類は一気に増えます。

まずは融資関係で、長期間低い金利で借りようとするとその設計審査用の書類がこんなことになります。

どちらも正副1部ずつの合計2部必要になります。

そして、補助金ですね。ゼロエネで補助金を貰うために、まずは交付申請を行います。

こんな感じ。
ゼロエネに関しては完成時にもこれくらいの書類を作らなければいけません。

で、結局確認申請と合わせてこれらの書類を積み重ねるとCDケースの2/3位までの高さになりました。

これが、補助金の嫌われている理由。

私もこんなに沢山書類を作るのは好きではありません。

ただし、ネイティブディメンションズは、補助金を申請しようがしまいが作る書類はどれでもこんなもんです。

こちらがネイティブディメンションズの契約書。

百科事典ではありません。

契約書には、その金額の根拠がすべて添付されています。
図面、温熱計算、構造計算、地盤の検討など。

だから数十年後私がいなくなっても、この契約書があればこの家のすべてを知ることができます。
わざわざ私が誰かに語り継ぐ必要がありません。

建物の価値はここから始まってます。

そして、補助金申請は私にとって、ついでの作業。
ついでのノリで補助金貰ってます。

とは言うものの全部揃えるとCD2枚分に届きそうな厚さ。

まぁ、多いですな・・・(汗)






コメントを投稿