四季・彩

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番外編:TC-K555ESRの改修 4

2021年12月09日 | Others
TC-K555ESRの天板をパカッと開けて、一番ガッカリしたのが写真左のアレ。
電源基板1

この年代の製品ですから仕方ありませんが、日本インター 30DF2(逆回復時間200ns)は正直言ってイマイチ。それでも一般的なブリッジダイオード(400ns前後)よりはマシですが、100ns未満の高速整流ダイオードと比べると音質劣化は明らかなので、ここは15年前にNEC A-10II用に買って4本余っていた30PRA20(90ns)に交換します。更に高速な30GFA20(30ns)を買おうかとも思ったんですが、30PRA20から30GFA20や31DF2(30ns)に交換しても差が分からなかったので、30PRA20を有効活用する事にしました。
電源部は誰も興味が無いのか、Webにこの部分の拡大写真は皆無でしたね。

音質は200ns以上のFRED<SBD<100ns未満のFREDってところで、一時期アンプ用に某評論家が選別したSBDが持て囃された事が有りましたが、あれは「日本インターの商売」だったそうです。マニアは挙って選別SBDを絶賛していましたが、私は実際に聴き比べて「は?アンタら何言ってんの?」って感じでしたね。
「パワートランジスターに敷くシートで音なんて変わらない」と言って来るマニアも居ましたが、変わるっちゅうねん。まぁ、ネクラサウンドが好みの人は、シリコンシートでも良いと思いますけどね。

それはさておき、電源基板の発熱しそうなトランジスター近くに有る、黒いスリーブの電解は念の為に交換しておきます。ニチコンVRだったら安いしね。

と言う事で、整備・改修の終わった電源基板。
電源基板2

ヒューズホルダーも交換したかったんですが、でかいタイプしか手持ちが無いので今回は諦め。
それよりも、整流ダイオードにノイズ吸収用コンデンサーが付いていない方が気になりました。0.01uFのフィルムかスチロールを取り付けたら良くなりそうですが、それは後でおいおい考えるとして、果たしてこの状態で直ったのか、sonydatproさんの所へ修理に出さざるを得ないのか、一度試運転してみたいと思います。
コメント
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