小春日和の日曜日。本日の予定としては、お米と子猫たちのフードを含む、食材の買い出しにどこかのタイミングで出かけること…でしたが、子供部屋で息子たちの鉄道模型遊びにつきあったり、次男以外の3人が結構な時間お昼寝をしたりで、あっという間に夕方になってしまいました。
そんな夕方に、お庭に出ていた妻から「カメラを持って外に来て!!」というリクエストがあり、急いで表に出てみると、息子たちが小さな頃に乗っていた懐かしい黄色い三輪車(写真)と、妻が愛用していた自転車がカングーの前に出されていました。どちらもハンドル付近に「破砕ゴミ」の札が貼られていて、私は「とうとうお別れの時が来た」のだと悟りました。物が捨てられない「たぬき」の私にはこの上なくショッキングな瞬間です。
京都時代、長男が幼児の頃に愛用していた黄色い三輪車は、こちらに引っ越してからも次男が長く乗り続け、あちこちがもうボロボロになっていたので、いたしかたないところ。
もう一方の妻のママチャリは、妻が結婚する時に弟クンから贈られた記念の品で、我々夫婦の歴史と同じ長さの時間を一緒に共有してきた愛着のある自転車でした。こちらに引っ越して来てからは2人の息子たちの幼稚園への送り迎えで、雨の日以外、毎日往復で4kmの距離を走行して大活躍しましたが、その酷使のため度々車輪に故障が発生し、数えきれない程自転車屋さんに来てもらって修理を重ねました。
私にとっては新婚時代、京都岩倉の賃貸住宅で2人で暮らしていた頃、毎日夕方になり私の仕事が一段落した時に、後ろに妻を乗せて「2人乗り」でいろんなところをドライブした想い出が印象深いです。妊婦だった妻を後ろに乗せ、近くにあった母校の大学の図書館に出かけたのもこの自転車でした。
いろいろな想い出が詰まった自転車と三輪車ですが、残念ながら今日でお別れ。わりと物に執着心がなく、さっぱりとお別れ出来てしまう妻が少し羨ましいです。たぬきにとって、愛着のあるものとの別れは辛すぎる感じ…。
ということで、食材の買い出しに出かけたのは結局6時過ぎ。目と鼻の先のピエリに出かけ、カレー、親子丼、ざるうどん、ラーメン…と、フードコートで4人それぞれバラバラで好きな物を食べて、買い物を完了しました。