我々夫婦の最初の出会いは、今から20年以上前の1988年。私が通っていた京都精華大学(http://www.kyoto-seika.ac.jp/index.php)に、妻が入学してきたことがすべての始まりだったことになります。当時私は美術学部デザイン学科の3回生で、妻はこの年で最後となる短期大学部の英文学科の1回生。同じ学内にいながらも、見るからに全く違う人種だった美術学部と英文学部の唯一の接点がクラブ活動でしたが、私が所属していたフォークソング部に、彼女が入部してきたことで初めて2人の接点がうまれました。好きな音楽のジャンルが同じだったことで、2人が卒業するまでの2年間、同じバンドに在籍し、いまだに続いている2人で音楽を楽しむというスタイルのルーツは、この頃に確立され今でも全く変わらないものです。
そんな懐かしい時代を共有したキャンパスは、20年が経過して全く変貌をとげていて、当時の面影を残しているスポットは、ホントに限られていました。
先日の叡電の旅で、久々に2人で立ち寄ったキャンパス。日曜日だったのでほとんど学生はいなくてとても静かでしたが、我々がいた頃にあった古い建物はすべて建て替えられて、まったく違う場所のように様変わりしていました。私が入学した頃に新館と呼ばれていた建物が、最古参となるほどに近代化されていましたが、我々がバンドの練習をしていたボックスの建物(写真右側)が残っていたり、ところどころポツンポツンと当時のままのスポットもあり、2人で懐かしい気持ちにひたりました。
新婚時代に妊婦だった妻と2人で訪れた時(http://blogs.dion.ne.jp/quatre_nekota/archives/7407367.html)からさらに12年の年月が流れ、我々2人の大学時代は遥か遠い昔になりましたが、2人の気持ちは20年前と何も変わっていないということを再確認出来た、久々のキャンパス訪問でした。