Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

心の栄養

2010-04-05 17:12:45 | Quatre People

2階の寝室に設置された「おうち図書館」をはじめ、常に絵本が手の届く場所にある環境を心がけている我が家。おかげで息子たちはどちらもかなりの本好きに育ち、自発的に絵本や児童書を手にとっては、自然に読書を楽しむ習慣が身に付きました。
絵本はもちろん子供にとって大切な存在ではありますが、何ものにもかえがたいこの「心の栄養」の宝庫は、大人にとっても大変意味のあるものです。なのでウチでは昔から「絵本=子供っぽいもの」という図式が間違っていることを前提に、沢山の絵本との出会いを子供たちに与えて、心の潤いの部分を育ませてきました。まもなく思春期に足を踏み入れる長男ですが、おそらくこれから先も時には絵本を手にとってくれると思います。
さて、子供たちと絵本の距離を常にニュートラルに保つよう、日々実際に動いてくれているのが妻。毎晩寝る前のベッドでの読み聴かせは当然のこと、家族の滞在時間がもっとも長いリビングに、毎日独自のセレクトで絵本をチョイスして並べているのも彼女です。ちなみに彼女が2階のおうち図書館から日替わりで選んできた絵本を並べている場所は、アップライトピアノの蓋の上。(写真)
本日は私の大好きな堀内誠一さんの「てとゆぴ」や「しゃがんでみつけたにわさきのむし」や「およぐ」といった、福音館のかがくのともの名作がセレクトされていました。楽しみながら知識が身に付くこの「かがくのとも」シリーズは次男の大のお気に入り。2年生最後の文集の「将来の夢」の欄に、「絵をかく人」と書いていた次男は、絵本のジャンルの好みまで父に似ています。