〈前菜〉
無花果と、胡桃の白和え
海老 アーモンド
鮪ほほ肉南蛮漬け
みかん胡椒風味
桜海老と茄子の浸し
〈吸い物〉
鯛蕪潮仕立て
小松菜 柚子
〈造り〉
三重県産真鯛 烏賊 本鮪
牡丹海老 湯葉豆腐 紅蓼 山葵
〈煮物〉
鰈と大根餅のきのこ餡掛け
椎茸 ぶなしめじ えりんぎ
紅葉卸し 芽葱
〈温物〉
合鴨の飛鳥鍋
水菜 大根 人参 榎木 豆腐
〈食事〉
蛸飯 香の物 赤出汁
〈水菓子〉
カボスゼリー掛け
メロン、葡萄 梨 杏ムース
柘榴 ミント
グランドエクシブ 浜名湖
料理長 小谷 正人
電車の中でも途切れぬ話
静かなローカル電車
終点の駅につく頃
ひとりの男が、つかつか
近づいてきて毒づく
「おばさんたち、大きな声だから、話が筒抜けだぜ!」
あらま、
ごめんなさい。
女が三人寄るとかしましいとは、多分卑弥呼の時代から
日頃、
家族のために
骨身を削り
艱難辛苦に耐えて
ここまで生きてきた女たち
余生が
どれだけあるかも知れないのだからって、
はしゃぎすぎましたか?
ごめん遊ばせ。
静かなローカル電車
終点の駅につく頃
ひとりの男が、つかつか
近づいてきて毒づく
「おばさんたち、大きな声だから、話が筒抜けだぜ!」
あらま、
ごめんなさい。
女が三人寄るとかしましいとは、多分卑弥呼の時代から
日頃、
家族のために
骨身を削り
艱難辛苦に耐えて
ここまで生きてきた女たち
余生が
どれだけあるかも知れないのだからって、
はしゃぎすぎましたか?
ごめん遊ばせ。