私は
アンパンマンが生まれるより前から
やなせたかしさんのファンでした。
【詩とメルヘン】という雑誌をずっと愛読し
目標にしていました。
美しい装丁の雑誌で
詩とメルヘンを愛する読者の投稿の場でした。
多くの才能がこの雑誌から花開きました。
何より
やなせさんが手弁当で
利益を度外視して赤字覚悟で続けてくれた貴重な機会を
楽しみにしていました。
保育士になった時
アンパンマンが登場し
子どもたちが歓喜したのを忘れることはできません。
子どもたちは、おなかがすいた人に自分の顔を差し出すアンパンマンを
愛しました。
一部の大人が、顔をたべさせるなんてと
抗議の声を上げましたが
こどもの支持に引き下がらずを得ませんでした。
アンパンマンは武器を持たないやさしいヒーローです。
最近は、ばいきんまんをやっつけるのがいじめにつながると
言い出す人がいたようですが
誰かを救うために自分を差し出す人がいじめを助長するはずがありません。
ばいきんまん細菌だから絶滅しませんし。
今、まさに人類は目に見えぬウィルスと共存し乗り越えようと頑張っています。
やさしさが一番必要でしょう。
今朝のNHKラジオのトークゲストが戸田恵子さんだったので
やなせ先生を懐かしく思い出しました。