二子玉川 de ぼちぼち絵日記

二子玉川在住主婦の好きなモノ絵日記。街歩きやスイーツ、エンタメ、昭和レトロ等 コメントお気軽に!☆

オルセーのナビ派展@三菱一号館美術館 ナビ派はかわいい☆

2017-02-20 14:06:06 | 美術館・ART・博物館

ピエール・ボナール「格子柄のブラウス」(部分)1892年 油彩

三菱一号館美術館で開催中の
「オルセーのナビ派展~美の預言者たちーささやきとざわめき」
ブロガー特別内覧会に行ってきました。
期間: 2017年2月4日~5月21日
*写真は許可をいただいて撮影しております。(ボナールの作品は原画撮影禁止でしたのでぜひ会場でご覧くださいませ)

 ゴーガンから影響を受け、19世紀のパリで前衛的な活動を行った若き芸術家のグループ「ナビ派」。
自らを「ナビ(預言者)」と呼んで新たな芸術表現を模索しました。
本展は 近年国際的に評価が高まるナビ派の芸術を、日本で始めて本格的に紹介する展覧会です。
オルセー美術館ギ・コジュヴァル氏の総監修のもと、オルセーが誇るナビ派のコレクションから、油彩約70点、素描約10点などを合わせておよそ80点が一堂に会します。

「ナビ派」のこと、すみません、知らなかったのですが ポスターに使われている絵が竹久夢二の作品のようでかわいいな、と見入ってしまったのがきっかけで。
作者のピエール・ボナールは日本美術を愛好し「日本かぶれのナビ」とのあだ名でも呼ばれていたそう。
また三菱一号館美術館の高橋明也館長も「かわいいナビ派」という本を書かれていて「ナビ派はかわいい」という自分の第一印象も間違っていなかった♪



ゴーガンの作品も2点展示されています。

右:ポール・ゴーガン 「扉のある静物」 1889年頃 油彩・カンバス
左: ポール・ゴーガン「黄色いキリスト」のある自画像 1890-91年 油彩・カンバス


ピエール・ボナール 「庭の女性たち」1891年 ポストカードから。平面をいかした塗り絵と2枚組!
四季の移ろいをテーマにボナールが描いた日本の屏風風の作品

ピエール・ボナールが生まれたのは150年前の1867年、日本では大政奉還の年。
日本が躍起になって西洋文化や技術を取り入れようとしているときに、パリの画家が日本画の美しさに魅了されて日本風な絵を描いていた、という事実がうれしくボナールの作品と向き合えた気がしました。
ナビ派の特徴である、はっきりとした輪郭と平坦な色面は日本のイラストや漫画にも通じる気がしました。


エドゥアール・ヴュイヤール 「八角形の自画像」 1890年頃 油彩


アリスティード・マイヨール 「女性の横顔」 1896年 油彩・カンバス


右:ポール・ランソン「水浴」 1906年頃 油彩・カンバス


モーリス・ドニ 「プシュケの物語」(一部) 1907年


モーリス・ドニ 「メルリオ一家」 1897年


マルグリット・セリュジェ 「谷間の風景」 四曲屏風 1910年頃

やわらかな色合いと 女性、子供や猫がたくさん出てきて なるほどかわいい。
ポスターに「はじめまして、ナビ派です。」とあるように この展示から日本でも人気が出るのかなと思いました。

美術ブロガー 青い日記帳 TAK さんの新刊「カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ」の表紙も三菱一号館美術館 Cafe 1894 になっています。
カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ
世界文化社


オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき
•会場:三菱一号館美術館
•住所:東京都千代田区丸の内2−6−2
•会期:2017年2月4日(土)~5月21日(日)
•開館時間 :10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
※祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで
•休館日:月曜休館 ※但し、2016年3月20日、5月1日、15日は開館



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カナヘイのゆるっとタウン@池袋の可愛すぎるカフェ magic cafe

2016-12-23 08:47:46 | 美術館・ART・博物館


池袋サンシャインシティで12月22日から1月9日まで開催中の
特別展 カナヘイのゆるっとTOWN~ 小動物のいる街に みんなを魔法でご招待~

内覧会に参加させていただきました。

→ ゆるっとタウンの記事はこちら

ゆるっとタウンのカフェ マジックカフェ Magic Cafe は入場券がなくても利用できます 
カフェも広くて夢の世界~~










コラボメニュー(一部・税抜き)は・・・
大人のためのスパイシー ビーフカレー 1380円


ピスケとうさぎの仲良しペアバーガー 2380円


ほっかほかのピスケあんまん 650円


プルプルスヤスヤ魔法パフェ 1380円




ストロベリーとバナナのスムージー 各880円




ビーフカレー かわいくておいしかったです 
クリスマス、冬休みにまた行きたいですね~~ 

カナヘイのゆるっとタウン
会場: 池袋サンシャインシティ 文化会館ビル3階展示ホールC
会期: 2016年12月22日(木)~2017年1月9日(月)
時間: 11時~18時(入場は開館の30分前まで)
入場料 : 一般1,500円、小学生以下900円

※マジックカフェは「ゆるっとタウン」の入場券がなくても利用できます。

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カナヘイのゆるっとタウン@池袋サンシャインシティ に行ってきました

2016-12-22 09:19:17 | 美術館・ART・博物館


池袋サンシャインシティで12月22日から開催の
特別展 カナヘイのゆるっとTOWN~ 小動物のいる街に みんなを魔法でご招待~

内覧会で一足先に参加させていただきました  

大人気イラストレーター・漫画家「カナヘイ」さん初の特別展。
なんと  会場全体が描きおろしで全体がフォトスポット になっています
とにかく可愛くて
写真も撮りまくってしまったのですが ごく一部なのでぜひ会場に癒されにいかれてくださいませ~



 



カナヘイさんの仕事机再現


メディアアーティスト・落合陽一さんとのコラボ作品のゾートログラフ。
これがどう動くか実際にご覧ください~~


池袋駅からゆるっとタウンまで 電車に乗る、という設定。細部まで凝っています


ゆるっとタウンは 写真撮影可能(フラッシュ撮影はNG) ですべてがフォトスポット♪
パステルカラーにゆるっと癒されて、なんとなく懐かしくなる空間です




ゆるっとタウン マリアージュ


個人的お気に入りの・小動物たちの集まるおうち


ピスケとうさぎ 本日のアルバイト ひよこ雄雌判断


ひよこが男の子か女の子か判断するという、ゆるーいゲームです   


いまだかつてこんなにかわいい顔はめパネルがあったかしらん。


カナヘイさんのミュージアムコーナー


ゆるっとタウンおもいでスタンプ は期間によってデザインが変わります
1)12月22日~25日 (Merry Christmasu)
2)12月26日~31日 (Have a nice holiday)
3)1月1日~9日 (Happy Newyear)


グッズショップではなく 観光地にありそうは雰囲気をめざしたという「お土産やさん」。広いです
あとでカナヘイさんのツイッターを見たら クッキー型があるそうで見逃して悔しい。。 また買いに行きたいなぁ。。












ピスケとうさぎがおでむかえの日 は
12月22日・26日~31日 1月1日・5日・6日 
12時30分~ 14時30分~ 16時30分~ 


かわいかった~~ 
さらにさらに・入場券がなくても利用できるカフェコーナーにつづきます♪
記事はこちらから → 「カナヘイのゆるっとタウン 可愛すぎるマジックカフェ」

 

カナヘイのゆるっとタウン
会場: 池袋サンシャインシティ 文化会館ビル3階展示ホールC
会期: 2016年12月22日(木)~2017年1月9日(月)
時間: 11時~18時(入場は開館の30分前まで)
入場料 : 一般1,500円、小学生以下900円
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「神の手ニッポンⅡ」展@目黒雅叙園百段階段

2016-12-21 15:52:09 | 美術館・ART・博物館

タカマノブオ氏 おそ松くん『松野松造邸』(2016年制作)

目黒雅叙園百段階段で開催中の「神の手●ニッポン展Ⅱ」に行ってきました。

 「神の手●ニッポン展Ⅱ」は、人間業とは思えない、神の手を持つ日本人作家たちによる合同展です。
水引工芸、エッグアート、立体間取りアーティスト、ペーパーアート、レザーアートなど、高度な技術に裏打ちされた作品群が一堂に会します。

大きいアートよりも、ちいさなドールハウスや ジオラマや 手芸の世界が好きな自分には超~~好みの世界でした。
雅叙園1階玄関口に展示されている作品のみ 撮影ができたので撮らせてもらいました。

レザーアーティスト 本池秀夫氏 「あこがれ」(バイク)(2009年)


ペーパーアーティスト 中山ゆかり氏 アルフォンス・ミュシャ「夢想」ねこバージョン


遠藤一恵氏 エッグアートティアラ 和宝石箱1 


至宝の編み組アート 内野敏子氏 『みやび』


クリスマスツリーの装飾に使用されている水引オーナメントも内野敏子氏による作品。
創業88周年を迎えた目黒雅叙園にちなみ、88個の水引によって作られた「和風のクリスマスツリー」






お目当ての立体間取りアーティスト タカマノブオさんの作品は
アニメや映画等に登場する主人公の住まいの間取りを、数々のシーンをつなぎあわせながら推理し、独自の1/40 スケールで製作。




公式サイトを見てもどの作品が展示されているかわからなかったのですが 行ってみたら

・トキワ荘 
・ドラえもん 野比家
・サザエさんの家
・あしたのジョー 丹下拳闘クラブ
・巨人の星 星飛雄馬の家
・男はつらいよ くるまや
・めぞん一刻 一刻館
・Always 三丁目の夕日 鈴木オート
・北の国から 石の家

などなど、、 見たい作品をほとんど見ることができてよかった♪ 
「巨人の星」の家は 1/40スケールながら貧乏っぷりが半端なく強烈で、西欧のドールハウスにはない世界観だなーと妙に感心。。
公式ガイドブックに全作品載せてほしいなぁ。。。

12月25日まで、楽しかったです

神の手●ニッポン展Ⅱ
〒153-0064
東京都目黒区下目黒1-8-1 目黒雅叙園 百段階段



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「風景との対話 コレクションが誘う場所」@東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

2016-12-10 15:38:51 | 美術館・ART・博物館

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で12月25日まで開催中の「風景との対話 コレクションが誘う場所」ブロガー内覧会に参加させていただきました。
(※写真は許可を得て撮影させていただきました)

損保ジャパン日本興亜美術館では毎年1回収蔵品展を開催していますが、収蔵作品から魅力的な風景画約81点を展示。
「風景との対話」というざっくりと大きなテーマにすることで、これまでにほとんど出展されることのなかった作品を紹介する、秘蔵のコレクション展にもなっています。

東郷青児とグランマ・モーゼス以外の作家は一人に1点ずつ。
隣の作品に移るたびに 新しい世界に引き込まれるような差を楽しんでほしいとのこと。
風景画が好きなのですが、その言葉の枠にとどまらない・多種多様な作品を鑑賞することができて楽しかったです。
気になった作品のみ掲載しましたが、ぜひ会場でお気に入りの作品を見つけてくださいませ

第1章「フランスのエスプリ」
冒頭を飾るモーリス・ユトリスは19世紀末にパリが観光都市へ整備されていくなか、変わりゆく街並みを描き続けた画家。
この章では、ほかに洋画家・東郷青児が1960年代に二科展の海外交流を通じて入手したと思われる作品たちが並びます。

モーリス・ユトリロ 「モンマルトルのサクレ=クール寺院」(1925)
アルマン・ドルーアン「ビーユフランシュ」

この日の自分のお気に入り。 ミッシェル・ロッド の温かく穏やかな絵(右・無題)です。
このコーナーと最後のグランマ・モーゼスの風景画はふっと心が安らぐ作品が並んでいて、何度か見返しました。

ギー・バルドーヌ(無題) 
ミッシェル・ロッド(無題)

第2章「東郷青児の旅」
美しい女性画で有名な東郷青児の、風景画のコーナーもとても興味深いものでした。
フランスに留学したときの若いころの作品と、1960年代の国際交流で描いたスケッチなど14作が並びます。
晩年に自分のスタイルを変えようと試みた「古城」(モン・サン・ミッシェル)と映画「ローマの休日」でも有名なスペイン広場。

東郷青児「古城」(1970)
東郷青児「スペイン広場」(1970)

第3章「日本の風土」 
岸田劉生、有島生馬、山口華揚、東山魁夷、、、 といった大家の作品も並びます。

東山魁夷「潮音」(1966)
皇居の小壁画を描くという仕事を請け、海をスケッチして回った中の作品で作家にしては珍しい荒々しい海の絵。


第4章「異国の魅力」
損保ジャパン日本興亜美術館では毎年、美術館大賞を開催していて作家の育成・支援活動にも力を入れています。
そういった新鋭の人気がある作家さんを知るいい機会にもなりました。

福本章「ムラノの朝」(第23回美術館大賞受賞時の収蔵作品) 
大津英敏「ベルギーの空と雲・Gent」(第28回美術館大賞受賞時の収蔵作品)

第5章 「意識の底の地」

第6章 「日常の向こう側

こちらも自分のお気に入り。
現在の繁華街の東京から切り取った一風景。見ているうちにふっとそこに引き寄せられるような、、ずっと眺めました。

近藤大志「反射率39%の重複視-A REVOLVING DOOR」(第9回財団奨賞展新作秀作賞)

第7章「世界の感触」

第8章「思い出のニューヨーク州」
クリスマスにもぴったりの、グランマ・モーゼス(モーゼスおばあさん)の素朴な風景画が14点。

「ワゥ!(止まれ!)」(1958年)
「丘の道」(1954年)

70歳代から絵を始めた農家の主婦、グランマ・モーゼス。右の「ふるいつるべ」は100歳の作品です!
年をとってこんな風景画が描けたらいいなという作品たちが並んでいて モーゼスの企画展があったら見たいなと思いました。

「夏」(1944)
「ふるいつるべ」(1960)

写真撮影は禁止でしたが、常設コーナーの ポール・セザンヌ「りんごのナプキン」、ゴッホ「ひまわり」を鑑賞。
「ひまわり」が新宿で気軽に見られる幸せ。
お土産にジュニア用の解説本を購入しました。


美術館は新宿西口徒歩5分、損保ジャパン日本興亜本社ビルの42階。


久しぶりに行ったらすごく、、テンションがあがってしまいました。
600円でコレクション展とゴッホのひまわりも見られて、新宿の夜景も見られて至福な時間。
美術館では休館日に貸切の美術館で「ギャラリー★で★トーク・アート」も開催してます。こちらもまた参加したいと思いました。



「風景との対話 コレクションが誘う場所」
◾東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
 公式サイト:http://www.sjnk-museum.org/
◾2016年11月26日~12月25日 (月曜休館)
◾午前10時-午後6時(入館は閉館30分前まで)
◾観覧料 ◾一般:600円(500円)
◾大学・高校生:400円(300円)  ※学生証をご提示ください
◾中学生以下:無料        ※生徒手帳をご提示ください
◾障がい者とその介護者(1名まで):無料

世界の各地を描いた東郷青児と、生涯を過ごしたニューヨーク州の田園を描いたグランマ・モーゼスの各々約15点に加え、これまで展示する機会の少なかったユトリロをはじめとする20世紀フランスの画家17名と、近代洋画の大家・有島生馬と岸田劉生、日本画の山口華楊と東山魁夷、さらに現在も活躍中の山本貞、大津英敏、櫃田伸也から最新の当館公募展FACE受賞者までの日本作家33名からなる50名の作品各1点を一堂に集め、内容や制作姿勢によってゆるやかに結びついた8つのグループに分けてご紹介します。
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山種美術館 「速水御舟の全貌」展とカフェ

2016-11-25 21:32:05 | 美術館・ART・博物館


山種美術館で開催中の「速水御舟の全貌」展に行ってきました。

 明治末から昭和の初期に活躍した日本画家・速水御舟(1894-1935)は早世したため、山種美術館の創立者である山崎種二が実際に会うことはかないませんでしたが、機会あるごとに御舟の作品を蒐集し、自宅の床の間にかけて楽しんでいました。
1976年に旧安宅産業コレクションの御舟作品105点を一括購入し、計120点の御舟作品を所蔵することになった山種美術館は、以来、「御舟美術館」として親しまれてきました。このたびの展覧会では、開館50周年を記念し、当館の「顔」ともいえる御舟コレクションに、他所蔵の各時期の代表作品も加え、初期から晩年にいたる御舟の作品約80点でその画業の全貌をふり返ります。

以前 山種美術館のコレクション展で見た「炎舞」(1925年) が忘れられず、、
この絵を見たさに蛾のようにふらふらと、、



「炎舞」1977年に重要文化財に指定され、御舟の最高傑作として、また近代日本画史上における傑作としても評価の高い作品。
今回 第2展示室に展示されていた「炎舞」はそこだけ本当に野火が上がっているようで。美くしもあり怖くもあり…
この作品だけはやはり、圧倒的に格別な存在感でした!
場所を変えて何度も見返したり。

また展示の機会があれば 見たいと思う絵です。
写真や印刷で見ているものと迫力がまったく違うのでぜひ!原画をご覧くださいませ〜

鑑賞後は併設のミュージアムカフェで「Cafe 椿」で 「炎舞」をイメージしたオリジナル和菓子と珈琲を。(セットで1000円)

「ほの穂」 華やかな色のきんとんと 中には大島あん。


作家・向田邦子さんもご贔屓にしていたという青山の老舗菓匠「菊家」に特別にオーダーしているとか


以前にもここで和菓子を食べていました、こういう絵とスイーツのコラボもいいですね(*^^*)
幸せ 


【開館50周年記念特別展】速水御舟の全貌―日本画の破壊と創造―
会期:2016年10月8日(土)~12月4日(日)
※ 会期中、一部展示替えを行います。
〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36
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浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる @世田谷文学館 に行ってきました。

2016-01-23 00:50:00 | 美術館・ART・博物館

世田谷文学館で1月16日から まで開催中の「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」に行ってきました。

同じ世田谷なんですが、家から電車だと2回乗り換えでちょっと行きづらい世田谷文学館。
それである時期まで行ったことがなかったのですが、2012年の「地球最大の手塚治虫展」 のときに わーー、絶対行きたい、って自転車こいで行ったのが初めてで、それ以来訪問しております 
そのときの企画展が 学芸員さんの熱意が伝わってきてすっごく好きだったんですね~ 


行ったことのある方はご存知かと思うのですが、2階の展示室はそれほど広くないはず、、が。
トラフ建築設計事務所さんが設計を手掛けていて、展示室に「マンガの壁」を作り、膨大な数の原稿が展示されています。その数 1000点以上! 
通常の世田谷文学館の企画の展示数は 400~500 だと思うので倍以上でしょうか。 

「漫画原稿を一枚一枚の額縁に入れるのはやめて 原稿を単行本一冊分丸ごと展示して、普段手にしている漫画というものがどういう形でできているのか体感してもらう」というコンセプトだそうです。

大体 原画展に行くと「わーー、綺麗、すごい」なんて夢見心地になるのですが、その原稿量に圧倒され、これ全部描くの、本当に大変だな、胃が重くなったほど、、
「描いて描いて描きまくる」 のタイトルに偽りなし、圧巻です。

浦沢先生の子ども時代からの絵やスケッチが多数 展示されていて、よく取っていらっしゃるな、とこれも驚嘆です。
時代の古い先生がただと なかなかここまでは見られないと思うので羨ましくもありました。
先生の子供の頃の部屋?再現や 音楽に関する展示も興味深く楽しかったです。



会場は上の撮影スポットをのぞき 写真撮影禁止なのでこちらのレポートもご参照ください
【レポート】漫画の現場を、読者に体感してほしい――!!「浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる」

世田谷区教育委員会後援なので うちの子の小学校にも「浦沢直樹展」のポスターやチラシが貼っておりました。
ぜひ機会がありましたら 行かれてみてください♪

浦沢直樹展 描いて描いて描きまくる

・会場: 世田谷文学館2階展示室(東京都世田谷区南烏山1-10-10)
・会期: 2016(平成28)年1月16日(土)〜3月31日(木) 
・休館日: 月曜 ※ただし、3月21日は開館、翌3月22日休館
・開催時間: 10:00~18:00 (入館は17:30まで)
・入場料: 一般800円/大・高生・65才以上600円/中・小生300円

最新情報は公式サイト、またはtwitter (@SETABUN)にて確認を。
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村上隆「五百羅漢図」展@六本木ヒルズに行ってきました

2016-01-08 18:40:02 | 美術館・ART・博物館


改めまして2016年もよろしくお願い致します。
(喪中につき「おめでとう」の言えない新年でした、ネットでのご挨拶廻りもできずすみません) 

年始に 六本木ヒルズ 森美術館で開催中の「村上隆の五百羅漢図展」に行ってきました。

日本では2001年以来14年ぶりの大型個展。
全長100mに及ぶ「五百羅漢図」日本初公開です。
本作は、東日本大震災後にいち早く支援の手を差し伸べてくれたカタール国への感謝をこめて、震災の翌年2012年に首都ドーハで発表されたものだそう。

中国の古代思想で東西南北をつかさどる四神「青龍」「白虎」「朱雀」「玄武」の4面で構成され、大小500もの羅漢が描き込まれた「五百羅漢図」を中心に、村上氏の新作の数々で構成されています。


日本中の美術大学から200人超といわれる大勢のスタッフを集め、この巨大絵画を短期間で一気に完成させたとか。(それにしても本当に短期間!)
現代アート、と思っていくと 想像していたよりも宗教画の迫力に圧倒され。(こちらのほうが好きかも)
あの震災の憤りや悲しみや祈りが込められた作品なのか、と思うと いろいろ納得しました。

子供が「テレビで見た」とかで、青竜、白虎、朱雀、玄武のことを丁寧に教えてくれて感心、感心  
もう若者についていくよ・・・ 


手塚治虫氏の「火の鳥」のイメージも加えた 朱雀。 やっぱり一番好きで眺めたり、、  


いまなお制作に取り組んでいるという「宇宙の産声」(2005~)




喋り出す四神たちは、だんだんアニメのキャラクターっぽくなって 飽きませんね 






「村上隆のOHANA-OHANA-OHANA」で販売もしている直径2mの大きなお花の球体“Gigantic Plush Flower”・
六本木ヒルズ内には「村上隆のお花カフェ」もオープン(1月31日まで)中。


館内は撮影可能(フラッシュ、三脚を除く)になっています。あまり撮らなかったのでぜひ機会があれば実物を

六本木ヒルズといえばお楽しみの、スカイデッキからの東京タワー (夕暮れ時です)
東京タワーのお膝元、増上寺宝物展示室では「狩野一信の五百羅漢図展」が開催中。増上寺の五百羅漢図、ずっと見たかったんですよね、この機会に行かねばっ


タイトル:村上隆の五百羅漢図展
会場  :森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
会期  :2015年10月31日(土)-2016年3月6日(日)
開館時間:10:00-22:00|火 10:00-17:00
*いずれも入館は閉館時間の30分前まで
*会期中無休
入館料 :一般1,600円、学生(高校・大学生)1,100円、子供(4歳~中学生)600円
*表示料金に消費税込
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内藤ルネ展@新宿伊勢丹

2015-11-03 17:23:14 | 美術館・ART・博物館

新宿伊勢丹で開催された 内藤ルネ展に行ってきました
最終日になってしまい、終了後のアップですみません  

詳細はこちらから ⇒ROOTS OF KAWAII ~夢をあきらめない~ 内藤ルネ展
メイン会場は6階だったんですが、地下1階の食品売り場から6階まで 各フロアでルネさんとのコラボを展開していてゴージャスでした



資生堂パーラーのパフェが食べられる ルネパーラー 
ブログ用に写真を撮りたかったんですが 2590円以上、と高級だったので断念…

文化学園大学によるルネガールの復刻衣装の展示 コーナー。
25体もあって華やかでした、ここは撮影OKだったので全部撮りたくなってしまうくらい、、

「トキメキ」と題されたプリンセスドレス。ショートケーキみたいですね 


グッズコーナーも盛況で長蛇の列ができておりました。

    

実はスノーパンダ とハンドルネームをつけるときに昔から大好きなルネパンダが浮かびまして…… 
なのでルネ先生は女の子よりどっちかというとパンダが好きかなぁ。
自分にとってはちょっと色合いが強すぎるかなーと思ったんですが 若い女性にはこのくらいPOPな方が人気あるのかなー、とかちょっとお勉強 
こんなに盛り上がっていて やっぱり 昭和カワイイのブームがきてるのかなぁ、感心&嬉しくなりました
 
内藤ルネ ART BOX Roots of Kawaii
本展用の新刊です
講談社
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「陸奥A子×少女ふろく展~DOKIDOKI『りぼん』おとめチック?ワールド!~」 行ってきました。

2015-10-18 11:45:59 | 美術館・ART・博物館


東京都文京区・弥生美術館で開催中の
「陸奥A子×少女ふろく展~DOKIDOKI『りぼん』おとめチック?ワールド!~」展(2015年10月1日~12月26日まで)に行ってまいりました。


2007年11月に弥生美術館で開催された「フロクのミリョク☆展」も訪問しまして、ずばり「陸奥A子様にあこがれて」というブログ記事を書かせていただきました 
検索にもよくヒットしたので 私の絵で申し訳ないなと思っていたのですが、、、 
そのときの記事はこちらから ⇒ 「陸奥A子様にあこがれて フロクのミリョク展

あれから8年、今回はA子先生の企画展、ということで開催を知ってずっと楽しみにしておりました。あーーー、もう本当に倒れそうにかわいかったです。。。
弥生美術館でA子先生展を見て、東大や根津を少し散策して、上野のモネ展を見に行ったのですが、「生きていてよかった」くらいの幸福感を感じました
江口寿史先生もインタビューで書かれていますが「一時とはいえ、作品を見れば確実に日常を忘れさせてくれる」癒しの絵です♪
(↓ 撮影可能なコーナーはこちらだけ)


「こんぺい荘のフランソワ」「オリオン座から流星に乗って」「天使も夢見るローソク夜」等々、印象に残るタイトルも魅力の一つだと思うのですが、りぼん当時のカラー原画が見られて感激。
アナログ原稿が素敵で原画ほしい、、、もう自分で絵具を引っ張り出してきて丁寧に模写して部屋に飾りたいくらい、、

ミュージアムカフェで購入したポストカードたち



そしてなんと企画展限定メニュー。漫画に出てくるドリンク「ミルキーセピア」を併設のカフェ 夢二カフェ港やさんで販売中 
「ミルキー・セピア物語」で主人公の峰代がデートの前日に緊張して眠れなくてココアにブランデーを入れた飲み物を再現
見た目も可愛らしく とってもおいしかったですよ~、ぜひ。


遠方で行けない、というかたには カラーたっぷりの図録「りぼん おとめチックワールド」(外舘恵子編・河出書房新書)を。
江口寿史さん、リリー・フランキーさん、やまだともこさん等のインタビューも収録、ワクワクする1冊です。
自分はただシンプルに、かわいい、好きと思って見ていたA子先生の漫画の魅力をいろいろなかたが「分析」しているのが なるほど、そうだったのか、と面白かったですね
少し不思議なSFチックな作品とか、確かに多かったかな、とか。。
そして最近の作品も大人切なくて優しくて素敵です 


陸奥先生の現存するマンガ原稿は 北九州市漫画ミュージアム に寄託されているそうで いつか訪問してみたい。
この企画展も巡廻するそうです!! 
2015年4月23日~6月26日 陸奥A子×少女ふろく展 @北九州市漫画ミュージアム
福岡や近隣の皆様もお楽しみに~~ 

「陸奥A子×少女ふろく展~DOKIDOKI『りぼん』おとめチック?ワールド!~」
2015年10月1日~12月25日
東京都弥生美術館  東京都文京区弥生2-4-3
開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。
月曜休館(祝日の場合は翌日)
入館料は一般=900円、大学生・高校生=800円、中学生・小学生=400円。12月25日まで。

◇お知らせ
担当学芸員によるギャラリートーク
10月18日、11月8日、12月6日(すべて日曜日)午後2時~
※陸奥A子先生はご参加されません。

◇展示替えのお知らせ
作品保護のため会期中にカラー原画と一部作品の展示替えを行います。
【前期】10月1日~25日【中期】10月27日~11月29日【後期】12月1日~12月25日

 1970年代半ばから80年代にかけて、少女雑誌『りぼん』で活躍していた漫画家・陸奥A子は、恋や友情に悩む、読者と等身大の少女像を描いて人気を博しました。陸奥の作風は“おとめチック”マンガとも呼ばれ、アイビー・ルックや背の高い優しい男の子は、少女たちの憧れを誘いました。さらに陸奥のイラストによる“ふろく”も熱烈に支持されました。
 本展では陸奥の『りぼん』から『YOU』までの貴重な初公開原画やふろくを多数展示し、併せて少女雑誌のふろくの変遷を約300点の史料によってたどります。(公式サイトより)

陸奥A子(らんぷの本)
クリエーター情報なし
河出書房新社


陸奥A子 ベストセレクション
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河出書房新社
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目黒雅叙園 百段階段「假屋崎省吾の世界」内覧会レポート

2015-10-01 15:24:50 | 美術館・ART・博物館


目黒雅叙園創業プレ88周年特別企画 「華道家 假屋崎省吾の世界」が10月1日から25日まで開催されます。
Windam ArtPR さんのご招待で先行内覧会と記者会見に参加させていただきました。(写真は許可を取って撮影しております)


華道歴30周年を経て新たな境地を切り開き進化を続けている假屋崎省吾氏。
自身のライフワークとして目黒雅叙園・百段階段で開催する本展は今年で16回目を迎え、毎回6万~7万人が来場するビッグ・イベントになっています。


展覧会会場となる目黒雅叙園「百段階段」(東京都指定有形文化財)
目黒雅叙園に唯一現存する木造建築(昭和10年築)。かつて食事を楽しんだ7部屋を、ケヤキの階段廊下が繋いでいます。当代一流の芸術家による日本画、黒漆に蝶貝をはめ込んだ螺細、組子の建具、銘木など、破格の装飾に埋め尽くされ、日本文化の煌めきを今に伝えています。


ジブリ「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルとなったと言われていますね。百段階段、私もとっても大好きです。


今回の展示のテーマは琳派400年にちなんで『和美共感(わびきょうかん)』。
室町時代から江戸時代まで、それぞれの時代をイメージした琳派様式の作品約80点を創作。百段階段に連なる豪華絢爛な7部屋に展示。優美な着物や花器も假屋崎氏がデザインを手がけています。


「漁礁の間」で行われた記者会見 
「先人のアーティストが命を吹き込んだ場所で負けられないと思う。みんながお花見をしているという楽しいイメージ。花材はトラック4~5台分、日本全国から最高のものを取り寄せている。いかに料理するかが楽しい反面、1年でガラッとイメージを変えなけれなならない。常に新しいものを生み出すのは並大抵のことではなく挑戦の連続」とのこと。


見どころのひとつは仮屋崎省吾デザインの純金「黄金のボタン」(時価:1憶6200万円)。
假屋崎省吾氏がいけた牡丹を、内閣総理大臣賞受賞の金工工芸家・石川光一氏が純金の牡丹として製作。(展示期間: 10月1日~18日)
写真奥・ガラスのケースに入っているのが「黄金のボタン」












百段階段は通常は撮影禁止ですが、トワイライト見学(金・土・日・祝日の17時~19時)では作品撮影が可能。また撮影した写真の公式サイトへの投稿による「フォトコンテスト」も実施。


「海外でも生け花は非常に人気がある。生け花、着物、建築と日本の文化をぜひ誇りに思ってもらいたい。老若男女に足を運んでほしい」と假屋崎氏。「花育」やお花の生産地のことも知ってほしいということで 頂上の間には生育者についての展示も設けています。


開催前日ということもあり、会場一面に瑞々しい花々の香りがにおいたち、非常に艶やかな「秋のお花見」を体験させていただきました。
これから紅葉もあり、、日本って本当に綺麗!ですね 

華道家 假屋崎省吾の世界

開催期間:2015年10月1日(木)~10月25日(日)

開催時間:通常見学〈会期中全日〉  10:00~17:00(最終入館16:30)
トワイライト見学〈金・土・日・祝 限定〉  17:00~19:00(最終入館18:30)
会  場:目黒雅叙園 東京都指定有形文化財「百段階段」 

入場料
通常見学 当日券\1,000
前売券\800(園内特別前売 \600 ※9月30日まで)
トワイライト見学 当日券のみ\1,500
学生\500 ※要学生証呈示
小学生以下無料

※トワイライト見学は招待券、優待券、前売券でのご入場はご遠慮ください。
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アルフレッド・シスレー展-印象派、空と水辺の風景画家- 9月20日~11月15日

2015-09-11 12:50:21 | 美術館・ART・博物館


2015年9月20日~11月15日まで
練馬区立美術館30周年記念 
アルフレッド・シスレー展-印象派、空と水辺の風景画家-
 が開催されます。

秋になにか美術展を見に行きたいなと思っていたところ案内をいただいたので、これはぜひ行きたい、とご紹介します。
日本国内に所蔵されているシスレーの風景画約20点を中心にシスレーの画業を紹介。
チラシを見ているだけでも 綺麗で癒されますね~~
印象派が好きなのですが、シスレーのコレクション展は自分は初めてで、、
 展覧会関連イベントやワークショップも多数開催されるので 日程が合えば参加して勉強してみたいなぁ、と思います。 




 アルフレッド・シスレー展では、日本国内に所蔵されているシスレーの風景画約20点を中心にシスレーの画業を紹介します。
まず、第1章では印象主義的作風が顕著になる1870年代からパリ近郊の村モレ=シュル=ロワンに居を構えた最晩年の1890年代までを追いかけます。
続いて、第2章ではシスレーが描き続けたセーヌ川とその支流を巡る情景が、実は19世紀の近代化、つまりテクノロジーによって河川の姿が変貌を遂げたことにより成立したという視点から、描かれたセーヌ川について検証します。
そして、第3章ではシスレーによって確立された印象主義の風景画のスタイルが、日本の画家にも影響を与えていることに注目し、具体的な作品を通して、その影響関係について考察します。
シスレーの画業を油彩画や資料など総数約50点から、「テクノロジーと描かれた河川」そして「シスレーの日本における影響」というこれまでにない新しい2つの視点を踏まえ見つめる展覧会になっております。


■展覧会名 アルフレッド・シスレー展-印象派、空と水辺の風景画家-
■会 場  練馬区立美術館
■会 期  2015年9月20日(日)~11月15日(日)
■休館日  月曜日 ※ただし、9月21日・10月12日(月・祝)は開館、翌平日休館。
■開館時間 10:00~18:00 ※入館は17:30まで
■観覧料  一般1000円、高大学生および65~74歳800円、
      中学生以下および75歳以上無料(その他各種割引有)
      ※一般以外の方は、年齢等証明できるものを提示。
■webサイト:http://www.neribun.or.jp/museum.html
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No Museum? No Life! 国立美術館コレクションによる展覧会

2015-09-03 16:09:57 | 美術館・ART・博物館


東京国立近代美術館で9月13日まで開催中の 
NO MUSEUM, NO LIFE? ~これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会~ 
を見に行ってきました。
日本にある5つの国立美術館(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館)の合同展で170展を展示。5館が協力して行う展覧会は、2010年の「陰影礼讃」展(国立新美術館)に続き2度目の開催だそう。
日本の5つの国立美術館って、すぐに浮かばず そうだったのか~と 思う。

この企画展は フラッシュを使わなければ写真撮影もOK。 嬉しくなって撮影してみたものの、後からみると見事に上野の国立西洋美術館所蔵の印象派絵画たち。せっかくの合同展なのに、、すみません、、、; 自分の好みって変わらなすぎて頑固だなーーー
次はゆっくり国立西洋美術館の常設展を、見に行こうと思いました。。


ウジェーヌ・ドラクロワ 「聖母の教育」(1852年)国立西洋美術館


ポール・セザンヌ


岸田劉生 麗子肖像(麗子5歳之図) (1918年)国立近代美術館


ピエール=オーギュスト・ルノワール ルーベンス作「神々の会議」の模写(1861年) 
国立西洋美術館


ロダン 考える人 国立西洋美術館

企画展のあと、国立近代美術館の常設展を鑑賞。 
国の重要文化財に指定されている、原田直次郎「騎龍観音」(1890)や 岸田劉生 「道路と土手と塀(切通之写生)」 (1915)といった作品を 混雑に邪魔されることなくゆっくり眺めた。

岡本太郎









この夏の美術館は 東京はまんがやアニメに関する企画展が多くて、それも嫌いではないけれど やっぱり名画を見ないともったいないなと思う。
国立近代美術館や 国立西洋美術館の入館料(常設展)は430円でゆっくり鑑賞できるのがいいですね~

No Museum? No Life! これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会
東京国立近代美術館 


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やさしい恐竜にあこがれる 宮西達也ワンダーランド展@世田谷文学館

2015-08-25 21:01:49 | 美術館・ART・博物館
参加無料の館内スタンプラリーの用紙。こんなにかわいい

世田谷文学館で9月23日まで開催中の 
宮西達也ワンダーランド ヘンテコリンな絵本の仲間たち 
に行ってきました。(自転車でがんばった・・・

「お父さんはウルトラマン」や「ティラノサウルス」シリーズで人気の絵本作家・宮西達也さん初の大規模展覧会。 

ティラノサウルスやウルトラマン等の大型ジオラマがあったり カラフルな展示壁のあちこちに宮西さん直筆のイラストが描かれていたり 夏休みらしくとても楽しい企画展。
1階の読書コーナーには宮西さんの絵本や グッズも多数販売しています。

恐竜、結構好きなんですが 海外の映画だと肉食恐竜が「これでもか」っていう位 悪役に描かれているのがなんか違和感があり。。
(生きていくために捕食するのは仕方ない、人間のほうが恐竜より残酷なはず!!)

「おまえうまそうだな」の心やさしいティラノサウルスは 案外大人にとっての憧れなのかもしれないなー
うちの子が小さいとき 「おまえうまそうだな」の映画を見て「恐竜がお話ししてくれてうれしい」と涙したのを思い出しました。

宮西達也さんキャラクターオールスターズのメインポスター


2大人気スターの「お父さんはウルトラマン」と「ティラノサウルス」シリーズは 出版元が違うのでこれまでコラボしたことがなかったのですが、今回の企画展で初コラボレーションが実現
企画展限定の図録のなかに コラボ作品「いとしのカラータイマー」が収録されています。
宮西さんファンには 「いとしのカラータイマー」のオチにニヤリして うるうる、するかもしれません 

期間中スタンプラリー開催、中学生以下は入館無料です。ぜひ。

[開催概要]
宮西達也ワンダーランド展 ヘンテコリンな絵本の仲間たち

[会期] 2015年7月25日(土)~9月23日(水・祝)
[会場] 世田谷文学館2階展示室
[休館日] 月曜日 ※ただし9月21日(月・祝)は開館
[料金]
一般=800(640)円
65歳以上、高校・大学生=600(480)円
障害者手帳をお持ちの方=400(320)円
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方の介添者(1名まで)は無料

同展は今後、静岡・佐野美術館(2015年10月3日(土)〜11月23日(月・祝)ほか巡回予定。

※ 9月11日(金)11時05分~54分
NHK総合「ひるまえほっと」番組内で 紹介される予定です。
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抒情画家に憧れて☆「虹のかけら」展@自由ヶ丘

2015-01-28 23:56:36 | 美術館・ART・博物館


2015年1月26日~2月1日まで自由ヶ丘ミリオンアートスペースにて開催中の
「虹のかけら」展 に松本かつぢ先生の作品も特別出品されると聞いて伺いました。

〜虹のかけら〜染色・書画 ・漫画 作家3人展 
藤井裕也 夏生 佐佐木あつし


 大正から昭和にかけ華々しく活躍した竹久夢二、蕗谷虹児などの抒情画家。その大正ロマンの趣に魅了された、藤井裕也(染色家)と夏生(書道画家)が最新作を多数発表します。 また現代の漫画家 佐佐木あつしも抒情画を漫画の原点と捉えオリジナル作品を展開。
さらに今回は、昭和時代に少女に夢を与え続けた「松本かつぢ」の作品を特別展示させて頂きます。(チラシご挨拶より)

初日に伺ったんですが、もう一度見たくなり 本日再訪してきました(*^_^*)。
着物と抒情画、書画に漫画、、とジャンルを超えてのコラボで とても魅惑的な空間が広がっておりました。


入口では三人の先生の作品と 松本かつぢ氏のクルミちゃんがお出迎え。


 展覧会のタイトル「虹のかけら」は、昭和時代日本そしてパリでも活躍した蕗谷虹児という抒情画家の名に由来しています。
時代を超えて 今なお人気を「虹児」の「かけら」をひろいあつめ、私たちが新な価値を創造していきたい。そんな大きな夢をこめた名前です。


一番感激したのは、蕗谷虹児氏の一枚の少女画から、、、


染色家・藤井さんが現代に復元した着物。黄色に星摸様が斬新で、あーー、なんて可愛いんでしょーーー。 
蕗谷家のご代表と蕗谷虹児記念館様にご許可戴いた上での発表だそうです。

ミニチュアきもの
お留守居「令女界」表紙絵より オマージュ復元 新発田市 蕗谷虹児記念館 贈呈予定 藤井裕也


藤井先生の染色が出来上がるのを待って 夏生さんが描きあげた抒情画とのコラボも、幻想的で何度見てもうっとりいたしました。 


藤井先生の着物と


それを着た 佐佐木あつし先生のキャラクター・セルンちゃんと京都・渡月橋。
書は夏生さんという3人のコラボです。

日本の季節二十四節気七十二候   虹初見~にじはじめてあらわる~ 

蕗谷虹児さんの「しゃぼん玉」という作品にインスピレーションを受けたという 夏生さんの作品「椿ちゃん」


かつぢ先生の一寸法師のお姫様もお着物で場にコラボしています(*^_^*) カワイイ。。 


松本かつぢ先生は 蕗谷虹児さんが渡仏するときに女の子達が泣いて見送るのを見て抒情画家はこんなにもてるのかと、画家をめざした… のですよね  
そしてかつぢ先生の妹さんは 虹児さんの奥様。すごいご縁のつながりですね。

私の大好きな「湖水への路」(少女クラブ2月号)も展示されておりました。


かつぢ先生のグッズもいろいろ販売していますのでぜひこの機会にお立ち寄りください♪ 


作品の販売もしていますのでお早目に。素敵だな、と思っていた作品は早くも SOLD OUT になってましたよ☆
佐々木あつし先生 「初恋」 


佐々木あつし先生 「今様」


最後にご自身の作品の前でとっても可愛い・夏生さんの写真をば。華やかです♡


抒情画が こんなふうに自由に展開されるとは、と とっても楽しい企画展でした。
2月1日まで展示もちょこちょこ変わるそうなので ぜひご興味あるかたはお立ち寄りください^^ 
(※ 写真は許可を得て撮影させていただきました)
虹のかけら展イベントページ

日時
2015年1月26日(月)〜2月1日(日)
11:00〜18:00※最終日16:00まで

▪️会場
東京都目黒区八雲3-11-2 1F
自由が丘・八雲ギャラリー
ミリオンアートスペース

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