
2018年 横浜ホテルニューグランドに続き 「日本クラシックホテルの会」 の箱根宮ノ下・富士屋ホテルに宿泊してきました

第二次世界大戦以前に建てられ、その建物を維持(改修、修原を含む)、文化財や産業遺産などの認定を受けているなどの条件を満たした9ホテルで結成されたのが、「日本クラシックホテルの会」です。
日光金谷ホテル、富士屋ホテル、万平ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランド、蒲郡クラシックホテル、雲仙観光ホテル、川奈ホテル、以上の9ホテルで日本クラシックホテルの会は構成されています。
富士屋ホテルは 明治11年(1878年)7月15日、日本で初めての本格的なリゾートホテルとして開業。
すでに報道されている通り、富士屋ホテルは耐震補強及び改修工事実施の為 2018年4月から約2年間休館するのでその前に、と誕生日に行ってきました

宮ノ下セピア通り 左に見えるのが富士屋ホテル
東京では4年ぶりの大雪が降った週末、箱根も雪が残っていて風情がありました







旧フロントカウンター ヘレン・ケラーも可愛がったというオナガドリの彫刻

前面彫刻 昭和5年完成 けやきの1枚板を使用し源頼朝による「富士の巻狩」の場面を掘り込んでいます。

お部屋は「花御殿」にしました。
43室のお部屋のすべてに花の名前がつけられていて部屋のドア、鍵など細部にお花のモチーフがつけられています

「花御殿」初代のお部屋の鍵。

宿泊したのは「のうぜんかずら」のお部屋。

ゆったり広いツインルームです。以前泊まった「けし」のお部屋ともまた雰囲気が違う、、

窓からの眺め

ちなみにジョン・レノン一家、三島由紀夫御夫妻は花御殿3階の「菊」の部屋(352号室)、ヘレン・ケラーさんは(おそらく)「桜」の部屋に宿泊されたとのこと。
菊の部屋(当時)、、なんかかっこいいなぁ。

130余年にわたるホテルの歴史をご紹介している史料展示室。

チャップリンの写真も。

チャップリンが実際に泊まった部屋にも宿泊できるプラン もありますが、予算が叶わず せめて喫茶オーキッドで「チャップリンプリン」を食べてみる。
喫茶「オーキッド」

チャップリンの母国、イギリスの伝統的な紅茶(アールグレイ)を使用したオリジナルプリン。


前年に「街の灯」が大ヒットしたので ホテルの前にはチャップリンを一目見ようと黒山の人だかり。
でも高級車バッカードに乗って現れたのは、山高帽にちょび髭のチャップリンスタイルではなく、私服のハンサムな紳士だったので誰もチャップリンとは気づかなかったとか。
チャップリンの映画のなかでも「街の灯」と「キッド」が一番好きなので 日本にも来てくれてうれしいな。
オーキッド横の庭園



屋内プール

朝食は メインダイニングルーム フジヤ で富士屋パンケーキセットをいただきました。
昭和5年(1930年)、日光東照宮本殿をモデルに建てられたメインダイニングルーム 登録有形文化財。
高山植物や花鳥が描かれた見ごたえのある格天井と彫刻が見事です。




ダイニングルームに入る梁のうえに、 今まで気づかなかった戌の彫刻が。
富士屋ホテルの隠れ戌 さがしてみてくださいね~~


最初に宿泊したホテルの利用日から3年以内に4つのホテルに宿泊してスタンプを集めると、好きなホテルのランチペア食事券を1組プレゼント、9つのすべてのホテルに宿泊すると好きなホテルのペア宿泊券が1組プレゼントされます。

文化財に泊まったり、食事したりする贅を堪能しました。
本当に気持ちのいいホテル、リニューアルしたらまた遊びに来たいです~~

写真、あまり過去記事と変わり映えなくてすみません

神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
富士屋ホテル
過去記事:
→ 富士屋ホテル 西洋館
→ 富士屋ホテル 朝食・バーなど
→ 富士屋ホテル 花御殿に宿泊・富士屋カレー