Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

最年長54歳が史上最長の卓球マラソンマッチを制する

2017-10-09 | 日記
卓球というと、ラリーが長く続くイメージが強いようですが、実際の試合ではラリーはあまり続きません。
私が仲間とやっている卓球では、せいぜい3~4球目くらいで決着がついてしまいます。



ITTF(国際卓球連盟: International Table Tennis Federation)ワールドツアー のようにメジャーな大会でも
ほとんどのラリーが8球目(打球4回)以内で終わり、半分以上のラリーは4球目以内で終わります。



国際試合のようなビッグゲームでは、1ゲーム11点先取で、7ゲームズマッチ(4ゲーム先取)で行われます。
試合時間は1ゲーム7~10分程度なので、7ゲームフルでやっても、約70分で終わります。

ところが、9月21日に行われたオーストリアオープン女子で、92分44秒にも及んだ試合が行われたのです。
試合の詳細は分かりませんが、おそらく長いラリーの応酬があったと思われます。

ITTFワールドツアープラチナ・オーストリアオープン (2017年9月)


さらに、驚くことに92分にも及ぶタフな史上最長試合を世界ランク63位で54歳のニシャリャン選手(ルクセンブルク)が世界ランク13位で19歳の橋本帆乃香選手(日本)を倒したのです。
なんと、年の差35歳の試合を、92分の時間をかけてニシャリャン選手が制したのです。

ニシャリャン選手(ルクセンブルク) 世界ランク63位・54歳


橋本帆乃香選手(日本) 世界ランク13位・19歳


過去には2015年に、福原愛選手もニシャリャン選手の老練なプレーに翻弄されて敗戦しているんです。

福原愛選手(日本) 当時:世界ランク9位 26歳


日本にもレジェンドと呼ばれる、年長のスポーツ選手がいます。
・スキージャンプ 葛西紀明(45歳)
・サッカー 三浦知良(50歳)
・プロ野球 山本昌(50歳)2015年50歳で引退
・テニス クルム伊達公子(46歳) 2017年46歳で引退



今日は体育の日、平均寿命と共に健康寿命も延び、高齢者の運動能力も上がっています。
スポーツ庁が全国で行った運動能力調査では、75歳から79歳の女性の成績が過去最高になったそうです。

また、テニス、卓球、スキー、サッカーなどのスポーツ年齢も高くなりつつあります。
スキージャンプの葛西紀明選手、サッカーの三浦知良選手、まだまだ頑張って欲しいですね。

ニシャリャン選手は現在54歳で、2020年の東京オリンピックで57歳を迎えることになります。
「私には、まだたくさんの潜在能力がある」とコメントする彼女は、きっと東京オリンピックでも活躍することでしょう。