Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

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パンザマストという新方言

2017-10-23 | 日記
夕方、外でどこからともなく流れてくる音楽を聴いた覚えがありますよね。
「家路」や「夕焼け小焼け」「蛍の光」など哀愁漂う懐かしい曲が多いようです。



これは朝・昼・夕を知らせる時報の役割を持つ防災無線から流れる音楽なのです。
正式名称は「防災行政無線」と言って、大規模な災害や火災が発生した際の防災無線放送です。
ところが、千葉県柏市では夕方に流れる音楽のことを「パンザマスト」と呼んでいます。(58秒)



「小学校の頃はパンザマストが家に帰る合図だった」と、柏市民の誰もが知っている言葉なのです。
看板や小学校のホームページにも「パンザマスト」と表記されています。
また、市内の小・中学校では「パンザマストが鳴ったら帰宅する」ように指導をしているそうです。
私は柏市民でも新参者なので、このパンザマストという言葉は最近知りました。



実は、このパンザーマストは防災無線柱等に使われている日鐵住金建材株式会社の商標登録商品なのです。
高張力鋼板を材料とした管状の各構成部材を継ぎ合わせて、1本の柱にする鋼板組立柱です。



柏市民は「夕焼け小焼け」の音楽のことをパンザマストと呼び、方言として定着してしまったようです。
Wikipediaでも「新方言」の例として、千葉県柏市を主な地域とした方言であるとしています。
また、その他2市(我孫子市の一部、大阪府松原市)でも使われていると明記されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E6%96%B9%E8%A8%80

最後にお時間があれば、パンザマストよ永遠に(柏研Q所テーマソング)をお聴きください。(4分40秒)