Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

いま、ふたたびの秋桜へ

2017-10-25 | 
どこかで聞いたことのある”パクリタイトル”ですが・・・(^^ゞ、今年に入って2度目の秋桜の投稿です。
コスモスの原産地はメキシコですが、秋風になびいている様子はすっかり日本の風景に馴染んでいます。
秋桜の語源はギリシャ語で「宇宙」「美しい」「調和」「秩序」「飾り」という意味の「Cosmos」に由来しているそうです。

2017/10 あけぼの山農業公園で撮影


秋桜(アキザクラ)の字は主に秋に咲き、花弁の形が桜に似ているところからの和名です。
秋桜(コスモス)という表記はさだまさしが作詞作曲した「秋桜(山口百恵の曲)」で初めて用いられました。
以後、「秋桜(コスモス)」は文学的表現として使われることも多くなりました。

歌った山口百恵さん本人が、さだまさしさんから提供を受けた時のことです。
さだまさしさんに「この歌の意味がわからない」と伝えたそうです。
まだ18歳の山口百恵さんに「結婚前夜の母娘」というテーマの歌詞が理解できるはずもないだろう。
と、さだまさしさんは思ったそうです。

2017/10 あけぼの山農業公園で撮影


その後、引退コンサートの時、山口百恵さんから、さだまさしさんにメッセージがありました。
「最近、歌の意味がわかった気がする」
「さださんがこの歌を作ってくださったお気持ちが、やっと解る日が参りました」
「本当に、本当に、ありがとうございました。山口百恵」

2017/10 あけぼの山農業公園で撮影


歌詞をいま、改めて読んでみると、嫁入り前の母娘の情感あふれる美しい歌詞です。

うす紅の秋桜が秋の日の
何気ない日溜りに揺れている
此頃涙もろくなった母が
庭先でひとつ咳をする

縁側でアルバムを開いては
私の幼いころの思い出を
何度も同じ話くり返す
ひとり言みたいに小さな声で

2017/10 あけぼの山農業公園で撮影


こんな小春日和の穏やかな日は
あなたの優しさがしみてくる
明日嫁ぐ私に苦労はしても
笑い話に時がかえるよ
心配いらない と笑った

あれこれと思い出をたどったら
いつの日もひとりではなかったと
今更ながらわがままな私に
唇かんでいます

2017/10 あけぼの山農業公園で撮影


明日への荷造りに手を借りて
しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと
何度も何度もくりかえす母

ありがとうの言葉をかみしめながら
生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は
もう少しあなたの子供で
いさせてください

2017/10 あけぼの山農業公園で撮影


さだまさしさんが歌う秋桜(コスモス)です。

秋桜(コスモス) さだまさし(4分11秒)