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9月の花のアルバム(4/8)

2024-10-19 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

 

 


<本日のバラ カインダーブルー> 2023/10 柏の葉公園
系統:HT(ハイブリッド・ティー) 作出:2015年 コルデス(独)

赤みの少ないラベンダー色の花は3~5輪程の房咲き。青花系にしては珍しくティー系の香りがあります。

名前の由来は、花色と「Kind of Blue」(なんとなく、もの憂い気分)をかけています。」

 

 

 

 


熱帯アジア原産のショウガ科ヘディキウム属の常緑多年草。ショウガのような株姿で、高さ2mになる大型の球根植物です。

繁殖力が強く、世界の熱帯で広く野生化しています。キューバやニカラグアでは国花とされ、中国では花から香料を取るために商用栽培されます。

日本には、江戸時代末期に薬用植物として渡来しました。現在は観賞用に栽培される他、切り花にも利用されています。

夏頃から秋に香りのよい白い花を枝先に咲かせます。株全体にショウガのような香りもありますが、根は食用とはされません。

 

<ジンジャーリリー(花縮砂) ショウガ科ヘディキウム属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

夏の代表的な花木の一つであるフヨウ(芙蓉)の変種の一つです。

朝は白花として咲き、徐々にピンクの色へ変化しながら夕方には紅色へと花色が変わります。

花色以外の性質はフヨウと同じで、開花は朝に花が開いて夜には萎む「一日花」ですが、新しい蕾を作りながら秋まで咲き続くので長く楽しめます。

花は一重咲きから八重咲まであり、フヨウと同じく暑さに負けず夏から秋にかけて咲き、花色が紅色へ変化することから名付けられています。

 

<スイフヨウ(酔芙蓉) アオイ科フヨウ属(ヒビスクス属)>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

多年生の水生植物で世界の熱帯、亜熱帯に約40種類が分布しています。古くからエジプトでは神聖な花として扱われてきました。

花色は白、黄色、ピンク、赤、紫、青紫、青と豊富です。ハスの花と同様、日中に花びらが開き午後になると閉じます。これを3日繰り返して花の寿命は終わりです。

ハスとよく似ていますが、見分け方は、ハスは葉や花が水面から立ち上がり、本種は葉も花も水面に浮かんだままという点が違います。

 

<スイレン(睡蓮) スイレン科スイレン属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

小さい花がたくさん集まって咲く手まりのような花姿をしているバーベナ。花の形が桜の花に似ていることから、美女桜(びじょざくら)とも呼ばれます。

多くの種類があるバーベナの中でも、本種は、一つ一つの花や花房が大きくナチュラルながら華やかな雰囲気が魅力です。

やや半立ち性で、寄せ植えや花壇にも使いやすいバーベナです。2003年に販売開始し、何度も改良が繰り返されています。

 

<スーパーベナ クマツヅラ科クマツヅラ属(バーベナ属)>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

原産地は南ヨーロッパから中央アジア。ハーブとして用いられるほか、見た目が似ていることからコショウの代わりとしても使用されていました。

花が少なくなる7月から、さわやかなスミレ色の花を咲かせます。生育旺盛で育てやすい落葉低木ですが、あまり栽培されていません。

花には芳香があり、葉にも香りがあり、開花期も非常に長いのが特徴です。樹高は3mほどになります。

和名は、この葉が、チョウセンニンジンに似ることに由来します。

 

<セイヨウニンジンボク(西洋人参木) シソ科ハマゴウ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

本種の仲間は地味で体が太く、ハネが短い種が多く、時に蛾と間違われるほど、余りチョウらしさがないのが特徴です。

世界で約3,500種が知られていますが、研究も進んでいないらしく、名前のない種も多いようで、それらを含めると5,000種を超えるとされます。

英名で「Skippers」と呼ばれるとおり、スキップするような動きをしながら敏速に飛翔します

 

<セセリチョウ(挵蝶) チョウ目セセリチョウ科>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

カナダ原産で、スイカズラ科シンフォリカルポス属の耐寒性落葉低木です。樹高は100 - 200 cmです。葉は長さ5 cm程の楕円形です。

別名で、シラタマヒョウタンボク(白玉瓢箪木)や、スノーベリー、学名のシンフォリカルポスでも呼ばれます。

7月~8月に、葉腋から総状花序を伸ばしピンクの鐘状のユニークな直径1cm程の小花を最大16個ほど咲かせます。

各小花には小さな歯状の萼片があります。秋から冬に、白い球形の小さな果実が房状に成ります。花名は美しい白い果実に由来します。

 

<セッコウボク(雪晃木)実 スイカズラ科シンフォリカルポス属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

本種は白い花を咲かせるタマスダレとピンク色の花のサフランモドキが最もよく親しまれています。

1つの花は数日間程度と短命ですが、次々と新しい花茎が出てくるので、密植すると数週間楽しめます。

タマスダレのように耐寒性のある種と、サフランモドキのように半耐寒性の種があります。

タマスダレは最も普及している種で、丈夫で育てやすく、よく分球して増えます。上を向いて咲く白い花が清々しい花姿です。

 

<ゼフィランサス ヒガンバナ科タマスダレ属(ゼフィランサス属)>
9/25 柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

熱帯アメリカ原産で、花後に枯れる一年草です。日本には江戸時代前期に渡来したとされます。

主な開花期は夏から秋で、花色は紫紅、白、ピンク、オレンジなどがあります。炎天下でもめげずに茎がよく枝分かれして茂り、球状の花を咲かせます。

花びらはもたず、色づいているのは苞葉(ほうよう)と呼ばれる花の付け根に付く葉っぱです。

夏から秋まで長い間、紅色が色あせないことからこの名前になったそうです。

 

<センニチコウ(千日紅) ヒユ科センニチコウ属(ゴンフレナ属)>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

夏になると、日本各地の日当たりの良い道端の藪や山野に、白い花をいっぱいにまとった本種が目を引きます。

つる性の多年草で、無毛の茎は勢いよく長く伸びます。葉は羽状複葉で、小葉は卵円形で3〜7枚付けます。葉柄で他のものにからみよじ登ります。

花は盛夏から初秋にかけて円錐花序にがく片4枚の白い花を多数つけます。

別名が「ウマクワズ」で、有毒植物で馬や牛が絶対に口にしないことを意味する有毒植物です。

本種の名前は花の後に果実より伸びた銀白色の長毛が密生した様子を、仙人のひげにたとえたことに由来しているようです。

 

<センニンソウ(仙人草) キンポウゲ科センニンソウ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

アメリカフヨウとモミジアオイの交配、選抜により誕生した生育旺盛で強健な宿根草です。

三重県津市で50年にわたり園芸植物の生産、販売をしている㈱赤塚植物園が開発しました。

草丈が約2m成長し開花時期は、6月中下旬ごろより9月末まで、一日花で毎日かわるがわる咲き続けます。

圧倒的な存在感と驚異的な強さ、ハイビスカスのような花姿から『巨神タイタン』にちなんで、花名が名づけられました。

 

<タイタンビカス アオイ科フヨウ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

季節外れに、遅れて咲いたアジサイではなく、8~9月の頃まで咲いているのが本種です。

花自体はガクアジサイに似ていて「花火」のような形をしています。高さは150cmほどです。

葉は大きな楕円形で、ふちはギザギザで全体がザラザラしています。つぼみは「球状」でこれが名の由来になっています。

 

<タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科アジサイ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

メキシコ原産のキク科の多年草で、根は球根になっています。日本には江戸時代1842年(天保13年)にオランダから長崎に持ち込まれました。

花姿がボタンに似ており、和名は天竺牡丹と名づけられています。外国から輸入された花の名前には天竺をよくつけたそうです。

大輪種から、中輪種や小輪種、一重咲きや変化咲きなど品種が非常に多く、古くから親しまれてきた春植え球根です。

 

<ダリア(天竺牡丹) キク科テンジクボタン属(ダリア属)>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

日本各地の水田に生育する水田雑草。東・東南・南アジアに広く分布し、稲作の伝来とともにもたらされた史前帰化植物の1つと考えられています。

8月の終わり頃から葉腋に黄色い花を咲かせます。萼片は4で、花弁は4枚ですが、5枚のものもあります。秋には全体が紅色に紅葉します。

茎が赤味を帯び、葉がタデ類に似ていて花の形が丁の字に似ているのでこの名前があります。

 

<チョウジタデ(丁子蓼) アカバナ科チョウジタデ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

日本を含む東アジア原産で、畑の隅や道端で見かけることの多い鮮やかな青い花が咲く夏の植物です。

大きく重なった2枚の青紫色の花が目立ちますが、実はよく見ると小さな白色の花がもう1枚下部にあるのに気づきます。

その形や色から「帽子花(ぼうしばな)」、「青花(あおばな)」ともよばれます。

日本でも古来から自生しています。朝咲いて昼には萎む儚い様子から、万葉集の和歌でも恋の歌で登場する植物です。

 

<ツユクサ(露草) ツユクサ科ツユクサ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

北海道から本州、四国、琉球諸島まで広く分布する多年草です。かつてはとてもありふれた野の花で、秋の草原を代表するような存在でしたが、現在はすっかり珍しいものになってしまいました。

花は釣り鐘形で下向きに咲き、花柱が花冠からわずかに突き出ています。直立した茎を折ると白い乳液が出るのが特徴です。春の新芽は「ととき」と呼ばれ、山菜として利用されています。

和名は、その釣鐘型の花と、漢方薬の朝鮮人参の太い根に似ているところから名付けられたと言われています。

 

<ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科ツリガネニンジン属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

約24種類が南アフリカに分布する球根性植物。日本ではビオラセアとフラグランスの2種類が出回りますが、一般的にはビオラセアをよく見かけます。

 

アガパンサスを小型にしたような草姿で、すらりとした立ち姿が美しく、シンプルですっきりした印象を受ける花です。

初夏~夏に花茎の頂点に星形の花を放射状に十数輪付けます。花色は淡いすみれ色、白などがあります。

和名をルリフタモジ(瑠璃二文字)といいます。 「二文字」はニラのことで、つまり、瑠璃色のニラということです。

<ツルバキア(瑠璃二文字) ユリ科ツルバギア属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(4/8)」17品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(5/8)」に続きます。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (necydalis_major)
2024-10-19 10:20:00
だんちょう

おはようございます!
今朝は雨の札幌です。
やはりこの中ではスイセンが
個人的に一番好きかなぁ。
水辺に咲く可愛いお花🥰🥰
返信する
最高気温29℃と真夏日でした (ninbu)
2024-10-19 18:35:47
>necydalis_major さんへ
>だんちょう... への返信

だんちょうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

私の地方では最高気温29℃と真夏日でした。10月の中旬でこの暑さ
はビックリしてしまいます。

スイレンは初夏から10月頃まで長い間咲いてくれます。今年のよう
に暑い日が続く年は、スイレンを見て涼を感じることができます。
返信する
写真が・・・ (なつみかん)
2024-10-20 20:52:35
ninbuさん、こんばんは~
トップの花、ハナシュクシャだ!と思ったのですが、ジンジャーリリーとのこと。
あれ~よく似てるのにと調べてみたら同じ花なんですね。
ということで、正解と言うことで・・・
スーパーベナは去年も見たように思うのに、名前が出てこず。
あと、最後のタマアジサイ以下はお写真が見えませんが、解説の文章のみということでしょうか。
ツルバキア以外は何とか分かりました^^
返信する
ご指摘ありがとうございます (ninbu)
2024-10-20 21:42:22
>なつみかん さんへ
>写真が・・・... への返信

なつみかんさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

最初にお詫びとお礼を申し上げます。タマアジサイ以下の写真、見
事に欠落していました。m(__)m

なつみかんさんにご指摘いただくまで全く気づきませんでした。あ
りがとうございます。早速画像を挿入して訂正しておきました。

ジンジャー・リリーは、和名のハナシュクシャのほうがよく知られ
ているかもしれませんね。

バーベナの改良品種として作出された、PWブランドのスーパーベナ
は親のバーベナよりも有名になりつつあるようですね。
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