ボタンの花は4~5月に、全国各地のぼたん苑や植物園などで、豪華で見応えのある姿を見せてくれています。
先日、アンデルセン公園で色々な品種の牡丹を見てきましたので、まとめて紹介します。
【Official】Uru 『あなたがいることで』TBS系 日曜劇場「テセウスの船」主題歌
ボタンは中国では古くから観賞用、薬用に栽培されており、その豪華で大きな花は「百花の王」と呼んで珍重されてきました。
<ボタン「魯苛紅(るかこう)」>
2024/4/17 アンデルセン公園
日本には8世紀ごろに中国から渡来したとされ、日本でも1000年を超える栽培と育種の歴史がある花で、茶花としても珍重されている花です。
<ボタン「緑幕隠玉(りょくまくいんぎょく)」>
2024/4/17 アンデルセン公園
アジア圏で古くから愛されてきた花ですが、今ではヨーロッパなどでも品種改良が続けられ、世界中で愛でられています。
<ボタン「藍月亮(らんげつりょう)」>
20240417 アンデルセン公園
ボタンは美しさを象徴する植物であり、古くから、さまざまな工芸品や絵画の意匠としても用いられています。
<ボタン「富貴満堂(ふきまんどう)>
2024/4/17 アンデルセン公園
また、美しい女性の容姿や立ち居振る舞いが、「立てば芍薬、座れば牡丹…」と形容されてきました。
<ボタン「春柳(しゅんりゅう)」>
2024/4/17 アンデルセン公園
ボタン(牡丹)は咲く時期によって「春ボタン」、「寒ボタン(かんぼたん)」、「冬ボタン」と呼ばれるグループがあります。
<ボタン「首案紅(しゅあんこう)」>
2024/4/17 アンデルセン公園
春ボタンは一般的な初夏に一度だけ咲くグループで、寒ボタンは春と秋の2回咲く2季咲きのグループです。
<ボタン「銀紅功対(ぎんこうこうたい)」>
2024/4/17 アンデルセン公園
寒ボタンは2季咲きではありますが、初夏の花は咲かせずに摘んでしまい、秋にだけ咲かせるという栽培法が取られることがあります。
<ボタン「貴妃挿翠(きひそうすい)>
2024/4/17 アンデルセン公園
冬に咲く冬ボタンもありますが、これは春ボタンを開花調整して1〜2月に咲かせたものです。
<ボタン「巻葉紅(けんようこう)」>
2024/4/17 アンデルセン公園
なお、ボタンとシャクヤクはともにボタン科ボタン属に含まれますが、ボタンは木本植物、シャクヤクは、冬期に地上部が枯れる多年生の草本植物です。
<ボタン「珊瑚台(さんごだい)」>
20240417 アンデルセン公園
ボタン(牡丹)もシャクヤク(芍薬)も大きく丸々としたつぼみをつけますが、ボタンの蕾の先端が尖るのに対し、シャクヤクは全体に球形のつぼみになります。
<シャクヤク(芍薬)>
2023/5/10 坂野ローズガーデン
どちらも1つの葉柄に3枚の葉がつきますが、ボタンの葉には切れ込みが入るのに対し、シャクヤクの葉には切れ込みが入りません。
<シャクヤク(芍薬)>
2023/5/10 坂野ローズガーデン
牡丹の季節、最後までご覧いただきありがとうございました。
牡丹が一杯!
牡丹と言うとピンクの八重で、豪華なイメージです。
確かにそういう品種が多いようですが、一重の白もあるのですね!
むしろそちらの方が好きかも・・・
芍薬の方が少し遅く咲く印象ですが、同時に見られたのですね。
確か牡丹は木で、芍薬が草だったのでは・・・
牡丹も芍薬も薬効があり、服用すると女性ホルモンの分泌を整えるそうですよ。
「立てば芍薬、座れば牡丹」の名の通り、女性の味方なのですね。
コメントありがとうございます。
今回アンデルセン公園で見た牡丹の品種は、全て中国のもののよう
です。今回紹介した以外にもありましたが、漢字が難しくてPCの
辞書にありませんでした。
シャクヤクは比較するために、昨年に撮った在庫を使って参考まで
に載せました。ボタンは中国では薬用として使われていたようです
ね。
先日、ネットの記事を見ていたら、60歳を超えた女性が元気で行
動的になるのは、男性ホルモンが増えるからだそうです。
逆に男性が元気がなくなるのは、男性ホルモンが減少するからだそ
うです。高齢化社会になりますます女性が元気になり、男は弱くな
る時代になったようですね。(泣)
大きな花を賑やかに、咲かせていますよね
時々通るお寺、
Ninbuさんが見せてくれたようなボタンが
咲いていて、楽しんでいます。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花と言いますよね
美人を楽しませていただきました^^
こんにちは。
ボタンは花が大きくて
すばらしいですよね。
色んな種類があるのですね😚
コメントありがとうございます。
ボタンの花は公園や植物園の牡丹園で見たことはありますが、お寺
では見た経験がありません。
近所のお寺でボタンを見るところは無いかと調べてみたら、3か所
ほど牡丹の名所が出てきました。
確かに牡丹は和風の花なので、お寺で見られるのも頷けますね。
コメントありがとうございます。
バラが「花の女王」と言われるように、牡丹は「百花の王」洋のバ
ラ、和のボタンはいずれも美しさでは他の花を凌駕していますね。
バラ同様、ボタンも世界中で、多くの人に愛されているようです。
ボタンの花に沢山種類があるって無知でした。
我が家にもたった一本ありますがピンク色の18~20㎝位もある大きな花が咲きます。
でも名無しの権瓶さんです。
ボタンとシャクヤク一緒に見られるんですね。
コメントありがとうございます。
ボタンも原種で8品種、園芸品種で約80品種あるそうです。日本、
中国、アメリカ、フラスなどで新品種が作出されているようです。
わが家にも3年ほど前まで白の大輪牡丹がありましたが、いつのま
にか消えてしまいました。
シャクヤクは比較するために、昨年の5月に坂野ローズガーデンで
撮った写真を使って、参考までに載せました。