旭化成建材、足立でも「くい打ちデータ偽装」

2015年11月16日 22時59分29秒 | 日記

足立区でも旭化成建材による杭(くい)工事が行われた公共施設が8か所あります。

区は緊急調査を行い10月22日、いずれの施設も異常がない旨の報告を議会にしました。

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その後、11月6日、西新井小学校の建設工事で「データの偽装」(流用)があったことが判明。

西新井小学校では総数77本の杭のうち、14本のデータが改ざんされていました。

区の説明では、「データは偽装されているが杭自体は岩盤(支持層)に到達しておりコンクリートの量も適正に注入されている」とのことですが、専門家の意見によれば確認の仕方は必ずしも確実ではありません。

当時、日本共産党足立区議団は、規制緩和の流れに乗るこのやり方に異議を唱え改善を求めました。

その西新井小学校でデータの流用があったことは大変残念です。

発覚したデータの偽装の根底には、1998年の建築基準法の「改正」で、株式会社を含む民間機関に、建築確認・検査の門戸を開放し「丸投げ」するようになった規制緩和の流れがあります。

当時国会で日本共産党は問題点を指摘し、この「改正」に反対しました。

さらにその後、新建材や新技術が開発されることによって国土交通大臣が「認定」することで「検査不要」とする「大臣認定」が広がっており問題を深刻にしています。

日本共産党は実態や要因・対策などについて12月議会の代表質問で追及する構えです。