足立区は「まちの特徴・魅力や求めるべき将来像などをエリアデザインとして発信する」として区内7つのエリアでの大規模事業を計画しています。
梅島3丁目地域に都市計画道路255号線と西新井公園の大規模な拡大を計画しています。
この計画の元は、63年前の昭和32(1957)年に東京都が「西新井公園」として都市計画されていたものです。
都市計画道路は一時、用地買収の動きや、環状七号線の島根まで道路が出来ており「梅島にも接合する道路建設が具体化するのか」くらいの認識の区民が多かったのでないでしょうか。
今回は西新井公園を大胆に拡大して「防災広場として機能を高め」道路と接合する計画として大きく変更されています。
しかし、この計画は、該当する地域の区民・住民にはほとんど知らされておらず、寝耳の水です。
区は「まちづくり協議会」の名で、アンケートを実施しましたが、アンケートの設問は、梅島3丁目住民に、この計画案に意見を述べるような内容とはなっていません。
このような計画の時には、住民に納得のいくような十分な事前説明の上で合意が必要です。このままでは住民の生活や住居を破壊するだけです。 住民の意見を述べる場さえありません。
「足立区は住民への丁寧な説明会を開くべきです」。
住民が知らない、知らされていない
平成17(2005)年に、足立区は「エリアデザイン説明会」を開きましたが、その後、話題にもなっていませんでした。
昨年11月の『西新井駅東口周辺地区まちづくりニュース創刊号』によると、昨年8月に「第1回西新井駅東口周辺地区まちづくり協議会」が開催され、そして、梅島3丁目地域住民に対し、「梅島3丁目まちづくりを進めるために地区の良い点・問題点」などについて突然アンケートが実施されました。
設問事項は公園や道路計画について具体的な説明を加えている内容とは言えません。
このような協議会やニュース・アンケートの実施の動きは一方的です。ここに住む、地域・住民も参加して真摯に協議するという内容とはなっていません。
西新井東口周辺地区まちづくり協議会とは
令和元(2019)年の8月に「第1回西新井駅東口周辺地区まちづくり協議会」が開催されました。
協議会のメンバーは地区会員(島根・梅島町会)、まちづくり推進委員、足立区となっています。島根町会のニュースを見ても、この計画についてのコメントはありません。
本来「行政」主導の協議会ではなく、住民も参加出来る開かれた協議会を作るべきです。
アンケートで「皆様のご意見伺いました」とは
梅島3丁目の住民対象に、昨年の年末から年始の間に「西新井東口周辺地区のまちづくり」についてのアンケートがありました。
その結果は、先日配布された「まちづくりニュース第2号」に主な項目が掲載されています。
居住者の8割以上の方が「日常の買い物に便利で交通の便が良い」と答え、「住み続ける」ことを希望するとの回答は7割以上でした。
西新井地区の「エリアデザイン」についても、西新井駅西口の駅ビル開発や交通の整備についての関心があっても、住民は西新井公園の開設要望や、補助255号線について意見は出ていません。しかし、西新井公園開設と補助255号線計画を64%が「理解した」として、無理やり推し進めていく姿勢です。
さらに、公園や道路に該当する住民の意見が実際どれくらいあるのか、アンケート結果には何も触れられていません。
足立区は住民へ丁寧な説明をすべきです
梅島の住民が望む声は、歩行者や自転車が安心して行き交う街を望んでいるのではないでしょうか。
この計画が進むと、概算で500世帯以上の梅島の住人が移転・転居などが求められ生活権が侵害されます。
法治国家である日本の中で、このようなことは許されるべきではありません。
足立区は早急に丁寧な説明会を開き、この計画を納得のいくように説明すべきです。
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