WindowsXPのサポートが終わり、各所で面倒なことが起きている。自分の経験からポイントをまとめた。個人でWindows7or8に移行する場合の参考となるでしょう。
●XPからWindows7or8への移行のポイント。
1.PCの性能が十分か
①CPUがデュアルコアであれば問題ない(およそ6年前以降のPCであればOK)
以前のCPUで十分かどうかは、その機種の仕様書(ネットで公開されている)で判断する。
②メモリ容量が最大3GB以上であること。
(2GBだと遅い)
以上が、まず、以前のPCが使えるかどうかの最初のポイント。
2.OSとソフト
工夫してインストールする方法があるが、ライセンスの問題があるので、Windows7or8やOfficeはパッケージで買うか、キーの購入が必要。(
3.メールデータの移行
まずは、無料のThunderbirdのメールソフトをXP上でインストールし稼働できる状態にしておきます。XPで稼働しているOutLook Express(OutlookなどもOK)からすべてをThunderbirdにインポートします。これは簡単にできます。アカウントのパスワード以外は、受信メール、送信メール、アドレス帳、ルールなど、すべて移行できます。Thunderbirdに移行した後、アカウントのパスワードを聞いてくるので入力します。
①まずはXP上で、Thanderbirdが問題なく使える状態をつくる。
②OutLook Express(OutlookなどもOK)からすべてをThunderbirdにインポートします。(ツール→設定とデータのポート→すべてインポートを選択します。)
③XPで稼働している状態で、Cドライブの中の、Documents and Settingsの中の自分のユーザのホルダーの中のAppricaion Data の中にThunderbird→Profilesの直下のホルダーの中のデータを一括USBメモリなどにコピーする。
④Windows7(または8)にはあらかじめ、無料のThunderbirdメールソフトをインストールしておく。
⑤Thunderbirdのメールデータは、一つのホルダーの中にすべてのデータが格納されているので、それをそのまま、Windows7(または8)の特定の場所にコピーすればよい。Windows7(または8)のCドライブの中のユーザー→自分のホルダー→AppData→Roaming→Thunderbird→Profiles直下のホルダー(そのPC特有のホルダー名がついている)の中のデータを一端消す(ホルダーは消さない)。XPから持ってきたUSB内のデータをそのホルダーの中に一括コピーする。これでOK。
⑥Thunderbirdを稼働させて、アカウントのパスワードを入力する。このことによって、XP上で稼働しているThunderbirdと全く同じ状態で、Windows7or8上で、メールを使えるようになる。
4.セキュリティソフト
MicrosoftのWindowsSecurityEssentialを無料インストールする。
5.アプリケーションソフト
ライセンスが許すかぎり、Windows7or8にインストールする。
6.データ
その他、必要なデータは、ホルダーごと、あるいはファイル単位でUSBメモリにコピーし、Windows7or8上にコピーする。
まあ、すべてのインストールすべきソフトのCDなどはそろっていれば、慣れると半日でできるが、Windows7or8のアップデートなどがあるから、PCの前にかじりついている必要はないが、1日はかかります。慣れない人は、数日かかるかもしれない。