さて、甲斐バンド『海辺の三部作』の3曲め
【ブルーレター】の歌詞には
映画『道』と
J・ケインの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』が
影響しているとのことですが
特に後者の主人公が
愛人と海に出かける場面が色濃く反映しているそうだ
奥さんは
カミュの『異邦人』に出て来る海辺のシーンと
ゴッチャになってるらしいんだけど(苦笑)
かろうじて(笑)こちらは
【悲しき愛奴】に近いと記憶しているようだ(爆)
ちなみに、セイン・カミュさんは曾孫にあたるそうです(笑)
甲斐さんが、あるインタビューで…
(作品を書く時に)
どうしても三行しか書けなかったら
そのまま残しておくんですよ
そうすると、明日その三行から始められるじゃないですか
これを全部その晩に書き上げちゃうと
次の日なにから始めようって感じで
五日間が過ぎちゃうんですよ(笑)
と話されているんだけど
【ブルーレター】については
1番のサビの前の2行を書くのに半年かかった
その2行が引っかかったから
(レコーディングを)中断して…
あの曲で半年生きていたようなもんだよ
(頭の中が)全部あの曲の断片だったとおっしゃってました(汗)
余談ですが…
【ウィークエンド・ララバイ】を歌われた時のMCで
僕はブルーレターで
あんなに長い歌詞を書いても
この曲みたいに『殺せなかった』(笑)
と言っておられたらしい(爆)
それはさておき…
『純文学』を作りたいというコンセプトで出来た【虜】
『全編これハードボイルド』という【ラブ・マイナス・ゼロ】
前者は甲斐さん個人(の音楽性)が前面に出たアルバムと言われ
評論に『ハードボイルド』という言葉も使われいる
奥さんいわく…
ハードボイルド特有の
一人称・現在形の硬く乾いた文体は
(訳者の技量にもよるけど)
当時この国の女性には概ね人気がなかった(苦笑)
翻訳風の文体を逆手に取った
片岡義男さんの本は読むのにね(笑)
甲斐さんご自身も
終始泣きどころって変わらない
それだけ体の中で歌って歌って
余分なものを削って、削って、削ってきたところで
やっと出てきたものとおっしゃっています
確かに風景描写が多くなって
感情を抑えたような表現が
ハードボイルド小説の手法と同じだと思う
そして【ラブ・マイナス・ゼロ】の歌詞ガードには…
おれはおめえを愛しているよ、コーラ
だが愛は、その中に恐怖がはいりこむと、
もう愛じゃあなくなるんだ。それは憎しみなんだ。
…という『郵便配達…』からの抜粋が掲げられている
【破れたハート…】をきっかけに
ニューヨーク三部作が出来たけど
甲斐さんは新国技館のライブで
【ブルーレター】を歌う前に
この曲の入った【虜】というアルバムから
すべては始まったと言われたそうだ
その完結編の【ラブ・マイナス・ゼロ】
間に挟まれた【黄金(ゴールド)】は
BIG GIGで取り上げられた曲が多かったからか?
『ギラリ』と『ブライト』な明るさと
骨太なバンドサウンドを意識して作られたこともあって
夏のアルバムという気がするんだけど
甲斐さんは
夏の曲は2曲しか入ってないと
おっしゃってたそうだ(苦笑)
【ブルーレター】の歌詞には
映画『道』と
J・ケインの『郵便配達は二度ベルを鳴らす』が
影響しているとのことですが
特に後者の主人公が
愛人と海に出かける場面が色濃く反映しているそうだ
奥さんは
カミュの『異邦人』に出て来る海辺のシーンと
ゴッチャになってるらしいんだけど(苦笑)
かろうじて(笑)こちらは
【悲しき愛奴】に近いと記憶しているようだ(爆)
ちなみに、セイン・カミュさんは曾孫にあたるそうです(笑)
甲斐さんが、あるインタビューで…
(作品を書く時に)
どうしても三行しか書けなかったら
そのまま残しておくんですよ
そうすると、明日その三行から始められるじゃないですか
これを全部その晩に書き上げちゃうと
次の日なにから始めようって感じで
五日間が過ぎちゃうんですよ(笑)
と話されているんだけど
【ブルーレター】については
1番のサビの前の2行を書くのに半年かかった
その2行が引っかかったから
(レコーディングを)中断して…
あの曲で半年生きていたようなもんだよ
(頭の中が)全部あの曲の断片だったとおっしゃってました(汗)
余談ですが…
【ウィークエンド・ララバイ】を歌われた時のMCで
僕はブルーレターで
あんなに長い歌詞を書いても
この曲みたいに『殺せなかった』(笑)
と言っておられたらしい(爆)
それはさておき…
『純文学』を作りたいというコンセプトで出来た【虜】
『全編これハードボイルド』という【ラブ・マイナス・ゼロ】
前者は甲斐さん個人(の音楽性)が前面に出たアルバムと言われ
評論に『ハードボイルド』という言葉も使われいる
奥さんいわく…
ハードボイルド特有の
一人称・現在形の硬く乾いた文体は
(訳者の技量にもよるけど)
当時この国の女性には概ね人気がなかった(苦笑)
翻訳風の文体を逆手に取った
片岡義男さんの本は読むのにね(笑)
甲斐さんご自身も
終始泣きどころって変わらない
それだけ体の中で歌って歌って
余分なものを削って、削って、削ってきたところで
やっと出てきたものとおっしゃっています
確かに風景描写が多くなって
感情を抑えたような表現が
ハードボイルド小説の手法と同じだと思う
そして【ラブ・マイナス・ゼロ】の歌詞ガードには…
おれはおめえを愛しているよ、コーラ
だが愛は、その中に恐怖がはいりこむと、
もう愛じゃあなくなるんだ。それは憎しみなんだ。
…という『郵便配達…』からの抜粋が掲げられている
【破れたハート…】をきっかけに
ニューヨーク三部作が出来たけど
甲斐さんは新国技館のライブで
【ブルーレター】を歌う前に
この曲の入った【虜】というアルバムから
すべては始まったと言われたそうだ
その完結編の【ラブ・マイナス・ゼロ】
間に挟まれた【黄金(ゴールド)】は
BIG GIGで取り上げられた曲が多かったからか?
『ギラリ』と『ブライト』な明るさと
骨太なバンドサウンドを意識して作られたこともあって
夏のアルバムという気がするんだけど
甲斐さんは
夏の曲は2曲しか入ってないと
おっしゃってたそうだ(苦笑)