ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

メメント

2013-08-12 10:01:58 | メディア
『メメント・モリ』とは

死を記憶せよ…自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな

という意味のラテン語の警句だそうだ

奥さんの大好きだった栗本薫さんが
ご自身の作品の中で好んで使われていたフレーズのひとつだったらしい

なので、雑誌の映画紹介欄に『メメント』という
タイトルの作品を見つけた時
奥さんは迷わず見に行こうと決めたようだ(笑)

この映画はストーリーの終わりから始まりまで
時系列を逆向きに映し出す形式が採られていて

バラバラに切り刻まれたシーンが
ジグソーパズルのピースのようにピタッとはまって行き
やがて全貌が明らかになる…

って、いかにも奥さん好みの手法(爆)

ちなみに、ヒッチコック監督の『ロープ』も
映画の中の時間と実際の上映時間が同じだと

嬉しそうに話してたことがあるんだけど(笑)
何故か『24』シリーズは見てませんでした(爆)

『ロープ』は全編ワンカット…と言っても
当時は、フィルム1本で15分しか撮れなかったようだけど(苦笑)
延々、長回しであるのに対して

『メメント』は
今のシーンの1時間前のシーンが流れて
今のシーンまでストーリーが追い付くと
また、過去のシーンにスキップして…というように

少しずつオーバーラップしながら
細かく編集された映像が過去に遡っていくという手法なので

当時の我が家のビデオデッキが古かったこともあり
奥さんが何度も繰り返し見ている内に

画像が乱れ始め、何コマか飛んだり跳ねたり…(苦笑)

奥さんはこの映画を見た時
『イントレランス』の編集に感動したことを思い出したらしい

終盤に差し掛かると
4つの物語が数秒ごとに目まぐるしく入れ代わり

それぞれの物語がクライマックスに向かっていくのを
違和感なく楽しめたことに驚いたという(笑)

最初は甲斐さんが【ミッドナイト・プラス・ワン】を捧げた映画
という認識しかなかったんだけど…(爆)

それはさておき…

『メメント』は、10分間しか記憶が保てない男性が
妻を殺した男を捜して復讐を果たそうとする物語です(汗)

あらゆることをメモして部屋中に貼り付けたり
会った人物や訪れた場所をポラロイドカメラで撮影し
余白に名前や住所を書き付けたり

メモを失くしたり、誰かに書き換えられた時のために
大切なことは刺青で自分の身体に刻みつける…(汗)

奥さんいわく…
この『想像力』がスゴイ!!

自分が今、どんなつもりで何をしているのか?
今、話している相手が誰で、何について話しているのか?

といったことが判らなくなったら…(汗)
考えただけでゾッとするけど
生きていくためには刺青でもナンでもするかも知れない
…という説得力はあります

手塚治虫さんやブラッドベリが描いた未来像が
現代では普通のことになっているのは優れた想像力の賜物かと…

例えば、高速で移動する乗り物が出来たら
その窓から見る看板は細長いものでなければ
文字が読めないだろうというように

もし●●だったら…こうなるんじゃないか?と
考えることが出来る人は
とても思いやりのある人なんでしょうね

余談ですが…
昔のSFに登場する火星人の姿(笑)

知能が発達して頭はでっかくなり
重いものを持ったり歩いたりしなくなるから
手足は退化するだろうという考えから
あんなタコのような姿に…(爆)

筒井康隆さんの小説に登場する異星人は
頭が人類の性器で(爆)性器は人類の頭部(汗)

以前『パペポTV』でも
イスラム教徒の女性は
自分の夫以外の男性に顔を見せないという話から

他所の家の奥さんの鼻を見ただけでコーフンするんじゃないか?(爆)と展開して

ついに鶴瓶師匠が
『下半身は露出しても良いけど
左手の小指は人に見せてはいけない(爆)』

という法律が出来たら…と言い出された(笑)

上岡さんは
公衆トイレに『お小指』と落書きされる(爆)と話され

鶴瓶師匠は
女子校の前で小指を見せて喜ぶ男が出てくる(爆)と
おっしゃってました(笑)

これは、想像じゃなくて妄想かな?(笑)
コメント
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