ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

機関紙BEATNIK(Vol.4)その1

2016-08-26 09:36:00 | 日記
この機関紙の第1号から3号まで、松藤さんと亀和田武さん
甲斐さんと松坂慶子さん、大森さんと放駒親方という風に
甲斐バンドのメンバー紹介的な「対談」が特集され

いよいよ本格的な紙面作りが始まるのかな?と思いきや
第4号は「甲斐よしひろ緊急インタビュー」

イヤ、本来は突然の「ライブ活動休止宣言」について
詳細を語ろうというものだったみたいですが
その取材の前に「予定外の記者会見」が行われたことにより
内容の変更があったようです

この緊急インタビューの冒頭には
「[記者会見]は、会見する者のテリトリーを無視した
不特定多数への結果報告だ

[名の通った人]が結婚する、離婚する、子供を生む、引退する、同棲する
すると報道陣は、よってたかって[記者会見]を迫る

会見する者の名を辛うじて知っている程度の記者が
不特定多数の[代表]として質問を浴びせる[追求]する
[そうすることが正義だ]彼らは暗黙の内に、そう語る

そして、その一部分だけを切り取って
それがあたかも会見した者の総てであるがごとく報道される
それがカラクリだ。百も承知のカラクリだ

そこに甲斐よしひろは、敢えて出た
俺達が知りたいのは[敢えて出た]その真相だ
直接、本人の口からまぎれもなく俺達に向けられた甲斐のメッセージを聞く以外
信じられるものは、ない」と書かれているんだけど

奥さんによれば、結婚・離婚、長岡さんの脱退も、後の甲斐バンド解散も
新聞・雑誌などで第一報を受けたにしろ
いつも甲斐さんご自身がラジオで報告なり説明なりしていらしたので
この「結婚報告」もいずれ近い内に…と思っていたらしい

ただ、それまでと違って「会見」という形での「報告」は
甲斐さんの言葉ではあっても、思うように話をなさっているようには見えず
何より「ザ・芸能人(笑)」とばかりに
芸能記者と向き合っておられる姿に「違和感」を覚えたんだとか…

このインタビュアーの高橋竜一さんからも全く同じ疑問を投げかけられ
甲斐さんいわく…俺はやりたくはなかったよ。あれは汚点さ
生命を取るか、イメージを取るか、そのどちらかだった
子供の生命か、バンドのイメージかということだったね

記者会見もしないで、テレビにも出ないで
俺達だけで穏やかに籍を入れても
それだけじゃ済まされないっていう連中や、その世間のためさ
俺はシンガーで、彼女は女優な訳だから、どんどん追って来るさ

俺はまず(そのゴタゴタを)ツアーの途中でやるのはイヤだったのね
ステージの上から華やかに発表して済ますことだって出来るよ
だけど、そういう遣り口はやっぱりあざといしね

ステージっていうのは、ちゃんと金を取ってひとつのショーを見せてる訳だから
途中でそういうことを言って、動揺を与えて
その後、何曲か歌ってコンサートを終わらせるなんてことは絶対にヤバイよ

俺達はそういうやり方はイヤだから
12月のステージが全て終了した時点で
穏やかに籍だけ入れて済ませようと思ってたのね

…と、不本意ながらの「会見」だったことを話されると
「それは誰にも発表せずに?」と高橋さん

甲斐さんは「こういうことだからといって
誰彼となく無差別に言いたくはないよ
つまり、俺達が今までコンサートをやって、年間20万人の人達が来てくれた
LPを出して、20万人の人達が買ってくれた、その人達だけでいいのよ

俺がこう考えてて、こうやりたいから
こう生きるんだってことを
伝えたいのは、そこにいる人だけになのね
テレビの3時のなんとか見てる人って
極端に言ってしまえば、やっぱり関係ないもん」と答えておられます

甲斐さんによると…当時、各局のワイドショーが
今で言うエンタメ・コーナーに力を入れ過ぎたために
「誰それが結婚」という1日で終わってしまうネタではなく
長く続くネタを求める傾向があったらしく

実際にレコード会社の方が、あるレポーターの方から
「うまく行きそうな仲が壊れた方が長ネタになるし
徹底的に逃げてくれた方が、格好のネタになる」と
話されてるのをお聞きになったそうだ

「俺達は[ボニーとクライド]になるか
あんな風に記者会見するかしかなかった
彼女は女優で、当然有名税はある
この業界で食ってたんだから、苦しまなきゃならない

俺だって、有名税はありますよ
ええ、甘んじましょう
だけど、生まれて来る子供は何の罪もないよ
もし、俺達がボニーとクライドになって
その子の命がなくなったら誰が責任とるの?

だから、出て行ったんだよ、あの場所に
誰だってイヤさ、俺達を好きな人はみんなイヤさ
多分、一人残らずイヤだろうね
だけど、子供は何とか産まなきゃ、しかも丈夫に、安全に

要するに一番カッコ悪い方法を取らなければならなかった訳よ
一番したくないことをして、引き換えにより安全な状態を取った」

…と話されてますが、後にたぶん?ラジオで
「俺は子供にとって良い父親になれるかどうか判らないけど
少なくとも、お前が生まれて来る前には
父親としてやることはやったんだっていう思いはあるよね」とおっしゃっていたんだとか…
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リオ五輪おまけ

2016-08-25 10:12:00 | 日記
「甲斐バンド THE BIG GIG AGAIN 2016」関係のブログを書く際に
参考にさせて頂いた記事のひとつを書かれていた方のお名前が
新聞の「リオ五輪総括」記事に載っていたんですが

「スポーツジャーナリスト」と紹介されてることに驚き
BIGGIGの記事を引っ張り出してみたら
確かに「スポーツ・インサイド・インタビュアー」となってました(笑)

てっきり、音楽関係のライターの方だと思い込んでいたけど
じゃあ、甲斐さんはアスリートとして扱われてたのかなあと…(笑)

そうと知って記事を読み返してみると
「甲斐さんのDJには、よくスポーツの話が出て来ますね
スポーツそのものから音楽を感じてしまうってことも多いんですか?」とか

「ご自身の肉体について、どんな気持ちを持ってますか?」
「1回のコンサートで、どのくらい汗が出るんですか?」とか

「シェイプアップを思い立った時から
ボディそのものも変化しましたか?」
「トレーニング方法は、どんなメニューなんですか?」
「ボディがタフになった分、精神的に燃えられますか?」等々

甲斐さんの「ナイスバディ(笑)」にまつわる質問が多いんだけど
違和感なく読めたのは、甲斐さんが他のインタビューでも
スポーツ観戦やジム通いについて、よく話されてるからでしょうね(笑)

甲斐さんのお答えは、皆さまの方がよくご存知かと存じますが
いくつかご紹介しますと…

「ひとつのゲームからイメージが広がるってことは多いですね
例えば、79年のマッケンローとボルグの試合なんかは
今でも繰り返し見てますけど
勝ち負け以前に言い表せない、色々なものが見えますよ」と甲斐さん

奥さんによると…最初は、判定に不服があると
コートに寝っ転がって「抗議」する(笑)
「マッケンローが面白い」とおっしゃっていたのが

ボルグがサーブの時に、うつ向いて3拍待ってからボールを打つ
その3拍の意味が知りたくて、何度もビデオをご覧になる内に

「あれは自分の息づかいを確かめてるんだ
己と戦っているとかいうんじゃなくて
自分が一番冷静になれる時の息づかいを確かめてるんだよね」と気づかれ
それまで「大キライ」だったボルグが好きになったと話されていたらしい(笑)

「自分の肉体を把握しておくってことは
人が生きる上で基本だと思ってるけど
かっちりそう思い始めたのは、離婚した時だね

フラストレーションやストレスも多くて
肉体的にも精神的にもクタクタになりまして(笑)
ホテルに住んでたんだけど、ある時、健康管理も含めて
自分の肉体ってことに目覚めたんです」
…って、トマトジュースが飲めるようになられたんでしたっけ?

「体が透明に感じられると、何事も丁寧に受け止められるんです
今まで聴こえなかった音が聴こえるようになったし
今まで見えなかったものが見えるようになりましたね

もっとも、オバケが見えるってことじゃなくて(笑)
気にも止めなかったことに目が行くとか
聴きもしなかったものに心が動くようになるってことです」

…でも、いつかの「スタパ」で
「人の話を聴くようになりました」とおっしゃって
かなりの数の(笑)ファンの方からツッコまれていらしたんじゃ…?(笑)

そうそう!「ご自身の性格をどう把握してます?」との質問には
「…短気、怒りっぽい、単純、単細胞
それでいて、うぬぼれ屋で野心家だね
おまけにサディスト(笑)
かなり音楽の生まれやすい性格ですよ(笑)」と甲斐さん

インタビュアーの長田渚左さんは
「何を訊いても自分の言葉で返そうとして下さるところが印象的だった
とっても深く物事を考えるタイプのようだ

日常のあらゆる出来事が、彼にかかると
アッという間(のように感じられる)に音楽に結びついてしまう
音楽人間の真骨頂だ」と記されてます
ご本人より「把握」なさってるのかも知れません(笑)

それはさておき…「リオ総括」の記事には
メダル総数は増えたものの獲得競技数が減り

伝統的に強い柔道、水泳、体操、レスリングの
「御四家(笑)」が7割を占め
逆に、バレーやサッカーといった団体球技はゼロになったこと

東京五輪では「金メダル数 世界第3位」20〜33個が目標で
リオの12個から大幅アップが求められることなどが記され

相変わらず「メダル至上主義」に思われるんですが
橋本聖子団長によれば「まずは人としてどうあるべきかが大切
人間力なくして競技力向上なし
メダルの数より大事なこと」なんだとか…(苦笑)

競技団体からは、国際大会や合宿など
海外遠征の充実化を求める声が高まっていることが書かれてるんだけど

先日の「ワイドナショー」でも
前園さんが、カヌーの羽根田選手について話され
男子サッカー代表は、それに比べれば「環境が整っている分、もっと頑張らないといけない

ただ、今回は世界大会を経験していない年代の選手だったので
もっと育成年代を強化しないと
次の五輪やW杯に出場できないおそれもある」とコメントをなさってました

そうそう!「(ボルト選手のポーズが)クソ寒くない?」と松本さん(笑)
「ノリノリの時は良かったんやけど(今は)やらされてる感が…(笑)

[ゲッツ!]と一緒で、一番キツイ時やんか(笑)
4年後の東京までやったら、またウケ出すかも」と…(笑)

そういえば、ワイドナ高校生の間では
男子卓球の水谷選手が波田陽区さんに似てると話題になっているらしく(笑)

卓球のウェアを身に着けられた波田さんの写真が映し出されると(笑)
東野さんいわく…波田さんにとっては
願ってもないビジネスチャンスが訪れた(笑)
ナンにせよ、経済効果が上がるのは良いことです(笑)
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リオ五輪その5

2016-08-24 10:30:00 | 日記
以前に甲斐さんが「誘導ミス」で途中棄権になってしまった
競歩の山崎勇喜選手のドキュメンタリー番組をご覧になって…

「先行していた外国人選手をやり過ごした後に
いきなり係員2人が進路を塞ぐように立ちはだかり、さらにもう1人が加わり
3人で一斉に右に行くよう身ぶり手ぶりで命じたのだ

疑いもなく山崎選手は右に曲がり、トラックの方に入ってしまった
直後、係員は気づいたのだが
すばやく阻止すればまだ間に合ったものを
何故かためらい、そのままにしてしまった

ゴールした彼に別の係員がその残酷な事実を告げ
命を削るようにゴールインした彼はそのまま倒れ込み
担架で運ばれるという前代未聞の出来事になった」

でも、当のご本人は「僕の努力が足りなかったということです
係員さんを責めるつもりはありません
もう過ぎたことですし」とコメント
甲斐さんは「真顔で言ってます。ひとかけらの皮肉もなしに」と驚かれ

「毎日50キロ以上を歩き倒し
食事の仕度をしてくれている監督にケータイをする
[終わりました、帰ります]と言って
ケータイの向こうの相手に丁寧に頭を下げる

彼の言葉、立ち居振る舞い全てが自然体で胸をつく
気がついたら右の目の端から知らずに涙がつたっていた」と記されてます

「大阪で起こった悪夢」のおかげで、一度は逃した北京五輪への切符を
翌年の日本選手権で取り返されたとはいえ

「僕には競歩しかありません
競歩の結果次第で色んな人生が決まって行きますから
人生の全てです」とおっしゃる山崎選手にとって
単なる「ミス」では済まされないことでしょうに、なんたる神対応!

今回、男子50キロ競歩の荒井広宙選手は「接触」による失格が取り消され
無事に銅メダルを獲得できて良かったですね♪

女子5000メートル予選で、交錯し転倒した選手を「助けたのは本能」
その助けた相手に助けられて最下位でゴール

でも「神様は見ている」じゃないけど
審判長の「避けられない事故」との判断で決勝に進出されたそうで
「捨てたもんじゃないな」と…♪

それぞれの競技に打ち込んでおられる他のアスリートの皆さんも
五輪という舞台に立ち、実力を発揮するために

身体を作り、練習で鍛え、食生活に気を配り、コンディションを調え
プライベートも犠牲にしながら「その時」を迎えておられる訳で

こう言ってはナンですけど、「世界最速の男」ボルト選手なんて
たった9秒ちょっとのために4年間を過ごされてるんだなあと…(汗)

もっとも、ご本人によれば「走り出しの良い選手を見ると
[どうやったらあんなスタートが切れるんだ?]と悔しく思う

加速がもたつくと[パニックになるな]と自分に言い聞かせる」そうで
結構、色んなことを考えていらっしゃるらしい(笑)

ともあれ、メンタル面でも緊張やプレッシャーから
かなりナーバスになってもおかしくない状況で
アクシデントや想定外の展開が起きた時
思わず口をついた言葉や咄嗟の行動には「本性(笑)」が出ますよね

男子体操・内村航平選手が個人総合で優勝された際
記者団から採点に疑惑を投げかける質問を受けた時

内村選手に逆転され、0.099点の差で銀メダリストとなった
ウクライナのベルニャエフ選手が

「いったん得点が出れば公平なもの
内村は過去に今回よりももっと高い得点を取っている
そういう質問は無駄と思う」と話されたことに
「人間性ではアンタが金メダル!」と奥さん(笑)

でも「個人総合で今回ほど負けるんじゃないかと思った試合はなかった」
…と追い詰められていらした内村選手が「焦り」ではなく

「高難度で6種目をやりきる選手が出て来たことが嬉しくて
その状況を楽しいと思えた」って、スゴくね?

「もう疲れ切った。何も出ないというところまで出し切って
(金メダルを)取れたので、嬉しいというより幸せ
本当に一番の幸せ者だと思う」とのコメントは偽らざる本心だと思いますが

「個人総合2連覇は、陸上のボルトや
競泳のフェルプスの偉業と並ぶのでは?」と訊かれて

「フェルプス、ボルトは世界中の誰が聞いても判る
内村航平?誰だ?となる」は、ちょっと控えめ過ぎでしょう(笑)

そのフェルプス選手は、ロンドン五輪後に一時引退
飲酒運転で有罪になったり、大麻吸引疑惑で出場停止処分を受けたりと

騒動の末に「間に合わない」と言われた今回のリオ五輪で
23個目の金メダルを獲得
5大会で合計30種目に出場し、逃したメダルは2個だけって…(笑)

「トップレベルにまで戻れるかは自分への挑戦だった
夢が叶った。完璧な終わり方だった」という言葉も「カッケー!」けど(笑)

今年の5月に生まれたばかりのご子息を
「抱いたり、寝かしつけたりするのがたまらない

残りの人生を彼女と息子のために使うのが楽しみだ」というのも
今までいかに「水泳」のためだけに生きて来られたのかを物語ってますよね

そういえば、内村選手も長時間歩いたり、お子さんを抱っこしたりすると
過去に傷めた足首や肩が痛むそうで

ご家族で遊園地などにお出かけになるのは
「引退するまで待って」とおっしゃってるらしい

「リオが最後の五輪」と公言されていたボルト選手は
大会前に「いつも何かに追いかけられる同じ夢を見るんだ」と話され
全盛期を過ぎたことを自覚なさっていたようですが

「100メートル」で前人未踏の3連覇達成後
「いつも同じ夢を見るって言ったろ
でも、それは良い夢なんだ
だって、そいつはいつも僕を捕まえられないんだから」と…(笑)

「北京はただ嬉しかった。ロンドンは挑戦
そしてリオは信じられない気持ちだ
高い目標を持って、やり遂げた自分を誇りに思う」とボルト選手

「僕は最も偉大なスターになろうとしてたんだ
モハメッド・アリとかペレとか…
仲間入り出来ていると良いな」と明かされると共に

「プレッシャーから解放され、ホッとしている
でも、観客や大会が恋しくなるかも知れない」と
複雑な心境も語られてました

そうそう!「アンダーハンド・パス」で
400メートル・リレー銀メダルを獲得した日本チーム

バトンの受け渡しの際に、前の走者が到達したらスタートする「ライン」を
予選の時より「靴4分の1足」分、後ろに下げて
よりスピードに乗ったところで受け取れるように微調整なさったという

でも、ボルト選手は、日本やアメリカと
ほぼ同時にバトンを受け取ったのにも関わらず
普通は減速に繋がるため、やらないとされる「持ち替え」をしても
トップでゴールイン(笑)

表彰式で、日本チームが何ヵ月間もバトン練習していたことを知って
「僕たちは1回しかやってない」とおっしゃったんだとか…(苦笑)

「世界最速の男」に「靴4分の1足」なんて練習をされたら
一体どんな記録が出ちゃうんでしょう?(笑)

一方で、男子テニスの世界ランク1位・ジョコビッチ選手が
リオの1回戦で敗退したことに
「賞金が出ない五輪ではモチベーションが上がらないのでは?」との声が…

でも「自分のテニス人生で最も辛い敗北の一つ
五輪だからね、他の大会とは全然違う」と
涙を浮かべて話された様子からは、無念さが滲み出ていたと思います

同じく「オリンピック」にこだわられ
賛否両論あった「カンボジア代表」猫ひろしさんは
ゴール手前1キロ辺りでフラフラになっておられたところを

追い上げて来たヨルダンの選手に
背中をポンッと叩かれて気力が戻り
お二人でデッドヒートの末、23秒早くゴール
このヨルダンの選手の方は「猫好き」でいらしたんでしょうね(笑)

余談ですが、奥さんは
白井選手が、選手村でお一人だけ別の部屋に割り振られたらしく

「みんなと一緒じゃないと寂しい」と
内村選手たちの4人部屋にベッドを持ち込まれた話を聞いて
「めっちゃ可愛い♪」とチーム最年少の「末っ子」キャラに萌え〜(笑)

「ゆか」の金メダル大本命と言われた白井選手が
まさかの4位で演技を終えられた後

(最大の目標だった「団体優勝」を達成したため)
「気持ちの切り替えがまだまだ子供だな」とおっしゃったのが
印象に残ったらしいんだけど

この方は「ホントに19歳?」って思うくらい
しっかりした受け答えをなさる方ですよねぇ?(笑)
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リオ五輪その4

2016-08-23 13:18:00 | 日記
甲斐さんは「九州少年」の中で
高校受験のために通われた塾の先生から
「本当の[自信]というものを教えて貰った気がする

どんな境遇であろうと迷うな
目指したものをひたむきに追求しろ
勝つことにも負けることにも同じ意味がある
彼はそう言っていた」と記されてますが

五輪の舞台で、目指したメダルを手にすることの出来る選手はごく一部
その明暗を分けるのは、技術か?メンタルか?時の運か?

レスリング男子グレコローマンの太田忍選手は
大会直前の国際大会での成績には関係なく
「金メダルを取る」と宣言なさって
「根拠なき自信」と叩かれたそうだけど(汗)

銀メダルに終わった決勝戦の後におっしゃった
「世界で2番目の練習しか出来なかったということ」との言葉が
誰にも負けないほどの練習を積んで来られたのを
自信になさっていたことを物語ってます

ラグビーW杯で、エディ・ジャパンが
「質・量ともに世界一の練習」を重ね、自信に繋げた結果
世界を驚かせたのと同じですよね

ただ、エディ・ジョーンズ氏は
「もう一度起きえないこと」が「奇跡」ならば
日本が南アフリカを破ったことは「奇跡」だが

「厳しいトレーニングをし、自分たちを信じることが出来たなら
目標を達成できることが判った今
同じ状況は起こりえない

私自身が経験したことで、奇跡と思ったことはない
やること全てに意図を持っている
集中して賢く努力し、少しの運を呼び込めば
全ては実現出来なくても良い結果は望める」と話されていて

これは、今回の女子レスリングで起きた
「3度の終了間際での逆転」にも通じます

あの3つの金メダルは「奇跡」ではなく
「終盤に負けていることを想定し
一気に得点を奪いにいく」練習の賜物だそうだ

残り1分で4点差なら、残り30秒で2点差なら、残り10秒で1点差なら
…と、残り時間に応じて、どういう技が必要かを考えて
練習に取り組んで来られた結果なんだとか…

ある意味、吉田沙保里選手が敗れたことの方がミラクルです(汗)
というより、この人が負けるなんて想像したことがなかったし…

でも「絶対女王」の背中を追って来たのは、可愛い後輩たちだけじゃなく
ライバル選手たちも観察し、研究し、いかに倒すか戦略を立てて
この日に挑んでいた訳で、やはり「奇跡」ではないんでしょうね

それにしても、銀メダルで、世界2位で
あんなに謝らなくてはいけないとは…

イヤ、我が家も含めて「勝って当然」という期待を背負わされ
ご自身の悔しさや悲しさよりも
責任感の強さが真っ先に立ってのことだと思うんだけど

少なくとも我が家の周りには「謝らないで!」という人しか居ません
まあ、ご自身が落ち込んでいると「他のみんなが喜べないから」と
笑顔を見せられるのも痛々しいんですが…(泣)

伊調馨選手は、今回の日本選手団主将を始め
テレビやイベント出演などの負担が吉田さんに集中したこと

…ご自身はレスリング以外のことに時間を取られ
ペースが乱されるのを疎ましく感じていらしたため…

を、申し訳なく思っているとコメントされてたけど
吉田さんは、敗因をそんなことのせいにはなさらないんじゃないかと…

ちなみに、このお二人が最後に練習で戦われた際
吉田選手が伊調選手の片足を取って
タックルされたものの伊調選手が倒れず
両者譲らないまま、壁に激突(汗)
「これ以上やったら怪我をする」とコーチ陣が制止したらしい

野村忠宏さんは…
アテネで初優勝してから12年、体力も徐々に衰えて
理想と現実の差の広がりは、本人が一番判っていただろう

特にロンドンからリオまでの4年は
「心と体が苦しかった」と言っていた
だからこそ、同じ挑戦は出来なかった
常に変化を求め、戦う理由を探し
新しい強さの形を追い求めたのだと思う…とおっしゃってるんですが

ご自身も「現役の晩年は衰える肉体に苦しみ、もがいた
でも、やり抜いた人間だけが見える素晴らしい景色がある」とも話されてます

余談ですが、この吉田選手の決勝があった日
夜中ずっとテレビを点けたまま、本を読んでいた奥さん(苦笑)

たぶん?川井梨沙子選手の試合だったらしいんだけど
解説の吉村祥子さんが「頭を下げるな!」という意味で
何度も「目線を上げて!」と叫んでおられたのを聴いたそうだ(笑)
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リオ五輪その3

2016-08-22 10:09:39 | 日記
甲斐さんが連載されていた、日刊スポーツ「見るTV」に
北京五輪・女子柔道の塚田真希選手が
終了8秒前に背負い投げで、逆転の一本負けを喫した試合を挙げられ

「勝負事だから、もちろん勝ってくれた方が嬉しいに決まっているが
勝負を度外視しても[よくやった]と
声をかけてあげたいと思える瞬間がある」と書かれてました

「いつも帯をゆるめにしといて
注意されるとほどけた帯を締め直しつつ、休み休み冷静に相手を焦らす
老練なアノ中国の選手を相手にしての勝負

全知全能を駆使して、全ての気力を振り絞り
その結果ゆえのあの溢れ出る思いを止められないクシャクシャな泣き顔
いいものを見せて貰ったと思った。忘れません」と甲斐さん

予てより「大事な大会の前夜に
熱が出たり、お腹を壊したりするというのは
ホントに申し訳ないんだけど
それもその人の実力だと思うのね」とおっしゃっていた方ですから

「言い訳」や「逃げ道」のない、持てる「実力」そのものを
全て注ぎ込んでの敗戦に惜しみない拍手を贈られたんでしょうね

柔道五輪3連覇の野村忠宏さんは、初出場のアトランタ五輪の時から
「言い訳が出来ない状況を作ることを常に意識していた」そうで

アトランタ本番2ヶ月前に膝を負傷された時も「何とかなる」ではなく
「何とかならなかった時の後悔は取り戻せない」と
「最初で最後の五輪」と思って臨まれたという

2回目のシドニー、3回目のアテネでは
「ああしろ、こうしろと言うコーチが居なくなって
勝つも負けるも自分の責任になった」と野村さん

「畳の上では自分一人、誰も助けてくれない
だから、自分をいかに持つかが大事
そういう部分は本当にわがままだった
扱いづらい選手だったと思うけど
勝つために貫くわがままはあっていい」と話されているんですが

現役時代には野村選手のそういう思いを知らなかったのにも関わらず
「野村選手大好き♪」と言っていた奥さん(笑)

見た目(笑)やプレーだけじゃなく
「わがままよっちゃん(笑)」的な匂いを嗅ぎとっていたのかも知れません(笑)

今回、引退後初の五輪をキャスターとしてご覧になるにあたって
野村さんは…「選手は全てをかけて五輪に挑む
普通の人には想像もつかない時間や情熱をかけて舞台に立つ

だから、選手も周りの人も結果を求める
でも、全ての人が結果を出せる訳じゃない
目標に届かなかった選手は、言葉の上では敗者かも知れない
でもそれは責められることじゃない

もちろん勝った選手が注目されるし、そうであるべきなんだけど
そうじゃないもの…悔しさ、涙、ある種の後悔
…を伝える場所があればいいな」とおっしゃっていて

その言葉通り、初出場ながら優勝候補の呼び声高かった
81キロ級の永瀬選手の銅メダルは
「[よくやった]という銅ではない
本人にとっては悔やまれる銅と言っていいだろう」と評され

「この日を[いい経験]にしなくてはいけないが
負けたことがいい経験になるのではない
負けた時の悔しさを次の場面で生かした時に初めて
このリオでの敗戦がいい経験と言えるようになる」と話されてます

もっとも、やはり3位決定戦の末に、銅メダルを獲得された松本薫選手が
そのメダルを見ながら「銅だと嬉しくないんですね」と感想を漏らされた時

野村さんいわく…嬉しくない…のかな?
俺、持ったことがないから判らへんねん
…って、ですよねぇ(笑)

女子70キロ級・田知本遥選手は、ロンドン五輪の際も今回も
実績でご自身を上回っていた姉の愛さんが出場できなかったのに
ご自身が2度も出場できることが不思議だったそうですが
「遥は勝負強いんだよ」と塚田真希コーチ(笑)

また、野村さんによれば
2回戦、準々決勝の延長で田知本選手が勝負を決めた大外刈りは
「強引に技に入ると、返されるリスクも大きい
そこで勝負に行く勇気、それを持つ者と持たない者とで結果が分かれた」

「決勝は、相手の技を返して寝技に入ったが、無我夢中だったと思う
気持ちも柔道も前を向いていた
[ロンドン五輪の後、結果を出したいと思う気持ちだけが
自分を支えていた]という彼女の言葉を思い出した」

「気力、体力、技術が揃った選手が集まるだけに簡単には勝てないのが五輪
外国勢のレベルを考えれば、田知本の優勝は難しいと思っていた
でも田知本からは勢いと執念が感じ取れた」ということらしい

田知本選手ご自身も「前回のロンドン五輪では7位だった
この4年間で執念深くなれました
五輪への思いも強くなった
色々なことを経験して、酸いも甘いも知った
4年前は甘さしか知らなかった」とおっしゃってます

ただ、開幕前には五輪の目標を訊かれても
「金メダル」ではなく「五輪チャンピオン」と答えておられた田知本選手

ミスチルの【ギフト】の冒頭に出て来る
「一番きれいな色って何だろう?一番光っているものって何だろう?」
…という歌詞が胸におありだったらしく
「頂点に立った時に、どんな[きれいな色]が見えるか知りたかった」そうだ

「決勝の前になると、やっぱり金が欲しくなった
でも、試合後に見えたものは今までの過程です
それが一番大事で(金メダルは)そのおまけ」なんだとか…(笑)

余談ですが…
例えば、男子柔道の「全階級でメダル」は素晴らしいと思うし
「強いことと勝つことは違う」と「一本」へのこだわりよりも
「指導」ひとつの差でも「勝ちは勝ち」という考え方も納得できるし

「代表の誇りを持て」と選手たちに身だしなみから叩き込まれたり
「自分の経験が今の選手に当てはまるとは限らない」と
選手一人一人に向き合われた井上康生監督の涙にもグッと来ました

ただ「メダル数」の多さを喜ぶだけのテレビ番組には
少々ウンザリしている我が家(苦笑)

メダルに手が届かなかった選手の思いはもちろん
手にしたメダルの「色」を当の選手がどう感じておられるか
そこが一番大事なんじゃないかと…?
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