ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

ざっくり秋ドラ3

2018-12-17 13:27:00 | 日記
我が家のイチオシは「昭和元禄落語心中」です♪
甲斐さん絶賛の「落語・ザ・ムービー」に続き
NHKが「落語界」の活性化に一役買っているらしく
「おかげで忙しくなった」とおっしゃる噺家さんもいらっしゃるそうです

甲斐さんは、小学生の頃にお兄様方と
「落語家のマネ大会(笑)」をなさっていたくらい落語がお好きみたいですが
朝ドラ「ちりとてちん」や映画「しゃべれども しゃべれども」
主題歌をカバーされた「タイガー&ドラゴン」
近いところでは「赤めだか」など
「落語」をテーマにした作品について熱く語っておられましたよね?

だから…という訳ではないんだけど
この金曜夜のNHK枠を観るのがクセになっていたので
ホントに最初は、ただの習慣でチャンネルを合わせただけだったのに
岡田将生さんの老け役ぶりに「どうしちゃったの!?」と驚いたのが運のつき(笑)

「アタシはまた捨てられました」というモノローグに始まり
養女として引き取り育てた、同じ門下のライバルであり友人でもあった
「助六」の娘・小夏(成海璃子さん)から
「父ちゃんの敵だ、殺してやる!」と恨まれてる様子に
「なに?なに?なに?」と心惹かれ「ツカミはOK!」状態…(笑)

「品川心中」「野ざらし」「芝浜」「死神」など古典の名作を絡めながら
二人の出会いから、芸者みよ吉(大政絢さん)との恋
戦前戦後の落語界の様子など、長い回想シーンを経て
「現在」に戻り、クライマックスへと進む内に

落語に限らず「何か」に魅入られた人間の葛藤や孤独が丁寧に描かれ
タイトルの意味が腑に落ちるという具合になっていて
岡田さんは、ただのイケメンじゃないんだなあと
今更ながら納得した次第です(苦笑)

ちなみに、奥さんは、品行方正で真面目に稽古に励む「菊比古(岡田さん)」が
破天荒でも生来の才能と愛嬌で人気者の助六に大きく水を開けられ焦っている時に
八雲師匠(平田満さん)がかけた言葉
…「色気は隙から生まれる
完璧なものに色気はささない」…に食いつき
「じゃあ、甲斐さんは隙だらけってこと?(笑)」と大笑い…って、意味違くね?(笑)

もう1本、意外と印象的だった(失礼!)のが「結婚相手は抽選で」
少子化対策のため、25歳から39歳の独身男女を対象に
抽選で選ばれた相手とお見合いをする「抽選見合い結婚法」が施行され
3人断ると、テロ対策活動の支援部隊で2年間従事しなければならないという
「なんじゃ、そりゃあ!?」な設定に、ちょっと引き気味だったんですが(苦笑)

大半の対象者たちが「結婚し子供を設けないと
国から人として認められないのか?」…といった思いを抱きつつ
とりあえず結婚を決め「前線送り」を逃れたものの
あっという間に「性格の不一致」で離婚したり

病気で子供が産めない女性や「結婚はしない」と決めている女性が
「たった2年」と支援部隊に入隊する道を選択したり…
性的マイノリティや在日韓国人の方々にも触れられており
某議員の口から「生産性」発言が飛び出したように
昔ながらの結婚観にとらわれている社会に一石を投じたことに拍手でした

「なんじゃ、そりゃあ!?」と言うなら「ドロ刑」もいい勝負で(笑)
現職刑事が「伝説の大泥棒」とバディを組む…ってどーよ?(笑)
エンケンさんを始め、中村倫也さん、江口のりこさんなど
強力なバイプレイヤーズに惹かれて見始めたけど
「ながら見」…というより「ながらメインでチラ見」って感じで(笑)

「リーガルV」のプロデューサーの方が話されていた…
「ドラマを作る時、リアリティーと活劇の面白さ
どちらを優先させるかは永遠のテーマである
そこに、キャストやスタッフそれぞれの思い
予算などの事情が複雑に絡み合ってくる

ただ、面白さを優先させる場合でも
リアリティーを知らずにやるのと、知っていてやるのでは、天と地の差がある
それがプロデューサーの矜持だと思っている」
…との言葉に頷いてしまいました(苦笑)

で…「ブラックリベンジ」に続く第2弾「ブラックスキャンダル」ですけど
「リアリティー」はさておき(笑)
我々一般人からすれば「こういうことってあるのかも?」と
まあ、もちろん全てを鵜呑みにすることはないにしろ
「枕営業」の件など「もしかしたら…?」くらいには思える訳で(笑)

まるっきり「でっち上げ」のスキャンダルでも
いったん報道されたら最後、真偽そっちのけで断罪してしまう
マスコミに左右されやすい日本人(苦笑)の1人として、ちょっと反省…

もっとも、ヒロインの「復讐の動機」が
愛する夫を自殺に追い込まれ、妊娠中の子供を流産してしまう前作ほど
強いインパクトがなくて、説得力に欠ける気もナキニシモアラズかなあ…
そのぶん、ラストシーンの後味はかなりスッキリでしたけど…(笑)

余談ですが、このドラマが初主演でいらした山口紗弥加さんは
「まさか38歳で主役をやらせて頂けるなんて思いませんでした
諦めずに続けていれば、何かギフトが届く
芸能界って夢があるなあって…」とコメント(笑)

23歳の頃に、舞台「エレクトラ」の稽古で
蜷川幸雄さんから「千本ノック」を受けられ
「毎日、辞めたいと思っていた」らしく

「その考えを見抜かれていたみたいで…悔しくて泣いていたら
蜷川さんが『辞めたら終わり、お前、辞めんなよ
才能って、いつ花開くか判らないんだよ』って…」と
今回のオファーをお聴きになった時に思い出されたんだとか…
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ざっくり秋ドラ2

2018-12-16 19:12:00 | 日記
続いて、出だしの視聴率は好調だったものの
途中から失速してしまった(苦笑)「SUITS/スーツ」
でも、織田裕二さんの役名が「甲斐正午」と発表された時から
奥さんのスマホには「甲斐さん」のツイートがちらつき始め(笑)
今も月曜夜から火曜朝にかけて量産されているようです(笑)

全米で大ヒットしたドラマのリメイク版で
あの「東ラブ」の「カンチ」と「リカ」が27年ぶりに共演されるとあって
話題には事欠かなかった訳ですが、その期待が大きかったぶん
オリジナルのファンの方には「違和感がある」
初見の方には、USA風の言い回しが「鼻につく」といったご意見が…(苦笑)

織田さんご自身もオリジナルのファンでいらっしゃるらしく
「光栄なことだけど、逆にイヤですよね(笑)
あっちは大企業、こっちは下町の町工場…
戦い方が相当難しい」とコメントなさってました
やはり「佃品質(笑)」を生み出すのは、ナカナカ大変なのかなあと…?

ただ、フツーのドラマなら「濃ゆいキャラ」として
浮いてしまいそうな「カニ」さん(笑)
…ハーバード卒を鼻にかけ、パワハラ・セクハラは日常茶飯事
他人のアラを探し、足を引っ張るセコさ(笑)…が
「こーゆー人いるよね(笑)」って説得力を持ってるのは
アメリカナイズされたセリフのおかげじゃないかと…?(笑)

視聴率には、あまり反映されていないけど
働く大人から「癒される」と支持されているのが
「獣になれない私たち」と「ハラスメントゲーム」だそうで

前者は、押しの強い社長とやる気のない後輩
ストーカー化した元カノを自分のマンションに住まわせる恋人
仕事でも恋愛でも心身を磨り減らしながらも笑顔で頑張る
30歳のヒロインのやるせなさや気だるさがリアルだと高評価らしい

まあ、我が家のメンタルは、あんなに忍耐強くないので(笑)
観ると余計に疲れてしまいましたが…(苦笑)

後者も、今どきの職場の理不尽や人間関係の難しさを描き
「わかる!わかる!」と共感を呼んでいるみたいで
「今日は被害者、明日は加害者」という謳い文句通り

「パワハラだ!」とハラスメントで訴える…と脅すのは
「ハラスメントハラスメント」になる…とか
「間違ったことをしている人間に注意すらしないことも
残酷で無慈悲なパワハラなんだ」…といったセリフに
ハッとさせられることが多かったです

ただ、前クールで我が家が意外とツボった(笑)
「早すぎる探偵」滝藤賢一さんと
その警護対象を務められた広瀬アリスさんが、再び顔を合わせておられ
広瀬さんの役柄はそうでもないけど
滝藤さんのギャップが大き過ぎて、集中しにくかったです(笑)

「癒し系」なら、やはり「僕らは奇跡でできている」でしょうか?(笑)
コレ!といった大事件が起こる訳じゃないんですが
主人公は、生き物にしか興味を示さない大学講師…
ある意味、ちょっとイタイ不思議ちゃん(失礼!)

空気を読まず、忖度もせず、マイペースで動き、思ったことをさらりと口にすると
振り回されて怒ったり、ドキリとさせられた人々が
いつしか感化されてしまう…という、まさに現代の「ヒーラー」のごとき存在

彼のように生きれたら…とは思うものの
眠りにつく前に「イーッ!」と声を出して
その日のウサを晴らすマネをするのが精一杯ですねぇ…(笑)

そして、我が家には縁のなかった(笑)「恋愛ドラマ」が3本…
かろうじて、チラチラ観ていた「大恋愛」も
「若年性アルツハイマー」というテーマが重苦しくて途中リタイア(汗)
「黄昏流星群」に至っては、ハナからスルー(苦笑)

いわゆる「禁断の恋」を取り上げた「中学聖日記」も
いくら甲斐さんが「秘密の恋愛は燃える」とおっしゃったとはいえ(笑)
さすがに中学生はキツイかなあ…(苦笑)
「有村架純さん」と「純愛」は、しっくり来るんですけど…(笑)
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ざっくり秋ドラ1

2018-12-15 18:32:00 | 日記
もうすでに最終回を迎えたものも少なくないので
ざっくりとおさらい致します(苦笑)

まずは、甲斐さんもご覧になっている「下町ロケット」から…
この「東芝日曜劇場(笑)」枠には何匹のドジョウがいるのか?(笑)…って
毎回のように申しておりますが、今クールは、大好評だった前作に続き
満を持してのシーズン2とあって視聴率も絶好調♪
小さな町工場が、巨大企業を「ギャフン」と言わせるという
お約束のパターンなんだけど、やっぱり観ちゃいますよねぇ(笑)

ただ、梨園から新たなスターが参入され、三つ巴の様相を呈し
帝国重工の木下ほうかさんも含め「昨日の敵は今日の友」といった
なかなか凝った作りになっているものの
フリーアナウンサーお二人のキャラのカブリ具合が半端ない!(笑)
…と思っているのは我が家だけでしょうか?(笑)

視聴率好調といえば、テレ朝の2本…
「リーガルV」と「相棒」も、常に週間視聴率ベスト20以内に入ってますが
「リーガルV」は、今やテレ朝ドラマの視聴率請負人・米倉涼子さん主演で
そのタイトルや主人公のキャラからも判る通り
「ドクターX」の監督やスタッフの方々が再集結なさっているそうで
いわば、ちょっとヒネったシリーズものであり
ここにも「ドジョウ」がいっぱいいる…って感じでしょうか?(笑)

でも、勝村政信さん以外のレギュラー出演者の皆さんは
米倉さんとは共演なさったことのないフレッシュな(笑)顔ぶれだし
「失敗しない女医」は、一人で組織を相手に戦っていたのに対し
今回は、弁護士資格を剥奪され、ただの事務所の「管理人」という設定のため
米倉さん自身は、何もしないで(笑)
訳ありスタッフたちにムチャぶりをするという「チーム戦」になってます

ただ…「リーガルV」ってタイトルは、某局の「リーガルハイ」を彷彿させるし(笑)
真面目な新人弁護士「ポチ(笑)」こと林遣都さんが
お金の匂いに敏感な(笑)ボスに振り回されたり
代表弁護士…といってもペーパー弁護士役(笑)の高橋英樹さんが
色んな資格をお持ちで、その資格が真相解明に魔法のごとく役立つ…といった点も
新垣結衣さんや里見浩太朗さんと重なってるような気が…?(笑)

更に、我が家では、安達祐実さんのキャラが、テレ東の某ドラマでの役と丸かぶり
…っていうか、あの役の女性が、訳あって
この事務所に転職なさった…と言われても違和感がアリマセン(笑)

そういえば…「目指せ!行列のできる法律相談所」って
スローガンも掲げられてたし(笑)
各局にキツイご挨拶をなさっていたのかも?(笑)

もう一方の「相棒」も、お馴染みの長寿シリーズで
根強いファンの皆さんに支えられていると思われますが
以前に少しご紹介しましたように
今クールは、カイトくんの映像が流れたり
つい先日の放送では、某国に移住した「誰か」のことに触れられたりと
「長いご愛顧に感謝」シーズンとなってます(笑)

「ついに再放送を見始めた(笑)」とおっしゃっていた甲斐さんには
ピンと来られない部分がおありかも知れませんけど(笑)
…って、初代相棒のシリーズは「花の里」の女将さんが出演されているので
再放送はNGなんじゃないかと…?(汗)
ともあれ、新春スペシャルでも懐かしいお顔が観られるみたいだし
シリーズのファンとしては嬉しいサプライズ満載♪

ただ…特別版や劇場版などで、主要人物が亡くなったり
あっと驚くような展開が待ち構えていたり…
といった負のサプライズをたびたび経験して来た者としては
これは「嵐の前の静けさ」では?と、一抹の不安が拭い切れません(苦笑)

ついでに…と言ってはナンですけど、テレ朝ドラマでもう1本…
固定客の心を掴んで離さない(笑)のが「科捜研の女」
こちらも各シーズンごとに、キャストのマイナーチェンジで
リニューアルを図られてますが
今回ついに、小林稔侍さん以来ずっと協力体制にあった土門刑事が…!?

沢口靖子さんと内藤剛志さんは、かつて陰謀渦巻くホテル業界?
…か何か(苦笑)のドラマで共演なさってから、ずいぶん長いおつきあいですし
かなりの「てこ入れ」が必要な時期に来てるのかなあと…?

そうそう!「おっさんずラブ」同様に
テレ朝深夜枠で健闘中の「僕とシッポと神楽坂」
残念ながら、我が家は観ておりません(苦笑)
…というのも、奥さんは「シッポ」も「神楽坂」も大好物なんだけど(笑)
「僕」がちょっと苦手らしく(失礼!)スルーしたものの
今になって後悔しているみたいです(苦笑)

まあでも、甲斐さんも映画やドラマを観る基準は
「キャスト半分、ストーリー半分」って、おっしゃってましたしねぇ…

その代わり(笑)もうひとつの深夜枠
「あなたには渡さない」はしっかり拝見しております(笑)
こちらも他局の「大人の土ドラ」のドロドロぶりと
「2割増し」の演技を彷彿させる内容ですが(笑)
連城三紀彦さん原作とあって、スピーディーに二転三転する
ミステリアスな愛憎劇となっております

ただ、ミステリー作家らしい鮮やかなトリックを盛り込んだ急激な展開で
立場が180度入れ代わったりするために感情移入がしにくい(笑)
…というより、誰にも感情移入できないというか…(笑)
まあ、いい年をした大人たちが、打算もなしに純粋な愛情だけで
人生を選択するとは思えないし、ある意味リアルなのかも知れませんが
やはりゴールデンタイムに家族揃って楽しむドラマではないようです(苦笑)
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ロミオとジュリエット3(ネタバレあり)

2018-12-14 18:34:00 | ライブ
クドカンさんが初めて、ご自身で書かれたのではない作品の演出…
それも「ロミオとジュリエット」という古典中の古典を取り上げられたのは
甲斐さんがカバー曲をアレンジなさる際に
「あまり原曲は損なわれてないけど違うなっていうのが一番美しい」
…という「綺麗な裏切り方」を探されるのと似たような
チャレンジなんじゃないか?と奥さん

まあ「なるべく まんまやる」とおっしゃいつつ
随所に「クドカン流」をちりばめておられたみたいで(笑)
ベタなところでは、モンタギュー家の人々が関西弁だったり(笑)

ジュリエットの「もうすぐ朝だわ」というセリフが
「もうすぐ(舞台)転換が始まるわ」になっていたり(笑)
ロレンス神父(田口トモロヲさん)にも
「盆が回り出した、上手から下手へ」と言わせたり…(笑)

ロミオの親友マキューシオ役の勝地涼さんが「前髪クネオ」のごとく(笑)
常に体を動かしながら話をする…というキャラになっていて(笑)
「俺も夕べ夢を見た…『動き過ぎだ!』って
シェイクスピアから灰皿を投げられる夢だ(笑)
『第三幕第一場で殺してやる』と言われた」というセリフがあり(笑)

ロミオの代わりにティボルト(皆川猿時さん)と対決して死んでしまう場面で
「今、何幕何場だ?」とクネオさん(笑)
「三幕一場だ」との答えに場内爆笑(笑)
更に、その死を悼む仲間たちが、思いっきりマキューシオの体を揺さぶり
死体が苦笑いするというオマケつき(笑)

その後、早着替えで別人として生き返った(笑)
勝地さんへの「新婚イジリ」まであったらしく(笑)
「ふざけてると思われるかも知れないけど…(笑)」と三宅弘城さん(笑)

田口トモロヲさんは「イヤ、ふざけてるでしょ
シェイクスピアが死んでるのを良いことに…(笑)
いまだかつてないくらい、IQの低いロミジュリになる」とおっしゃってます(笑)

とはいえ、基本的には「シェイクスピアが書いたセリフ」で、物語が進行していく訳で
キャストの皆さんは、その独特な言い回しに苦労なさったらしく
「とにかくセリフが覚えられない」
「覚えたと思っても、すぐに忘れてしまう」と嘆かれる方多数(苦笑)

田口さんは「こうなったら、堂々と台本見ながらやるしかないな」とか(笑)
「シェイクスピアに試されてる気がするんだよね
お前たちにこのセリフが言えるのか?って、すごいパワハラされてる気分
シェイクスピアの陰謀を感じる(笑)
だから今は、どこにカンペを置こうかな?ってことばかり考えてる」とか(笑)

「こんなに笑う稽古場は、人生初ですよ
みんなも笑うし、宮藤くんも笑うし…
普段ここまで笑うことないですから
セリフ覚えるのに、全然集中できなくて…
何でもそこに話を繋げてる」と話されてます(笑)
もっとも、松岡和子さんによれば…
「普段、言ったことがないような言葉を言えることをこそ楽しんで欲しい」そうだけど…(笑)

ともあれ…「ふざけてる」といえば、一番「ふざけてる」のが
三宅さん演じる「おっさんロミオ(失礼!)」なのは間違いなく(笑)

いきなり「あ~あ…」と大きなため息と共に
円形の水筒を斜めがけにした「とっちゃん坊や(笑)」が現れ
ロザリンドにフラれた切ない心情を語っていても
「でしょうねぇ…」と、一向に気の毒に思う気持ちが湧かず(苦笑)

小柳友さん演じる親友のベンヴォーリオが
ひょいと、リンゴを木からもぎ取るのを見て
三宅ロミオが真似しようとするも、ジャンプしても届かず(笑)
「惜しい!(笑)」などと思いながらでは、セリフが入って来るはずもなく…(苦笑)

田口さんが「50代のロミオっていうのは史上初でしょ
そこは常に『ロミオ感』を出して行かないと
お客さんが途中で忘れちゃうかも知れない
『このおじさん誰だっけ?』って…(笑)」とイジられ

「映画だと、あのディカプリオがやってた訳でしょ」とおっしゃるや
勝地さんが「藤原竜也(も)」と続かれ
小柳友さんが「佐藤健」と参戦され
再び、勝地さんが「城田優」とたたみかけられたトコで
「俺、ひとつもカブってない」と三宅さん(笑)

よーかいくんさんだけが「三宅さんがロミオだって聞いた瞬間
大丈夫かもなって…何となく、僕、安心したんです」とフォロー?なさって(笑)
三宅さんは「ナンか貶してるのか?褒めてるのか?よく判んないな」と…(笑)

ただ、勝地さんは「自分もまだロミオをやれるチャンスがあるかも知れないな」
…と、このキャスティングに希望を見出だされたらしく(笑)
「次は『ハムレット』観たいなー
すっごく悩んでる三宅さんが観たいです」とおっしゃってました(笑)

ちなみに、シェイクスピアは「あて書き」をする作家だったみたいで
少し中年太りが始まった俳優がロミオを演じる際には
そのような容姿のロミオを描いたり
かつて「オールメール(全員男性)」で興行を行っていた頃
お気に入りの美少年を主人公にジュリエットを書いたと言われているらしく

確かに、ジュリエットは「13歳」という設定になっているし…
って、じゃあ「アラフィフ」のロミオがつき合うなんて
現代だったら犯罪ですよねぇ(苦笑)

でも、こうやってプログラムを読んだり、ネットでググったりすると
「真面目で堅苦しい」イメージのシェイクスピア劇も、そもそもは大衆演劇であり
悪役が登場すると、客席から「死ね!」などとヤジが飛んだみたいで
役者さんの方も「死ぬか!ボケ!」などと言い返していたそうですし(笑)

よーかいくんさんが「それ、ちょっと
ロックのコンサートみたいですね」とおっしゃるように
クドカン流のロミジュリは、ちょっと当時を彷彿させるものなのかも知れませんね(笑)

とにかく、奥さんは「悲劇」にではなく
あまりに笑い過ぎたゆえに涙が止まらず(笑)
気分爽快で帰途に着いたんだけど
もっと遠慮なしに大声で笑えるであろう大阪公演と
時間がなくて甲斐さん御用達のバーに行けなかったことが心残りだったんだとか…(笑)
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ロミオとジュリエット2(ネタバレあり)

2018-12-13 14:13:00 | ライブ
奥さんが滑り込みでゲットしたチケットは、おそらく?予約したものの
何らかの事情で発券されなかった、いわゆるキャンセルチケットらしく
2列目の中央寄り通路際の席で、ステージのあまりの近さに
「甲斐さんのライブだったら、絶対キュン死する♪」と…(笑)

プログラムを買い、お手洗いの行列に並び
「甲斐時間」がない慌ただしさ(笑)に追い立てられるように席に着くと
聞こえて来たのは、クイーンの【ボヘミアン・ラプソディー】
どうやら、客入れBGMは「ボヘミアン・ラプソディー」のサントラ盤みたいで
「さすがグループ魂♪」と思いながら聴いていると

開演間際になって、男性の声で「注意事項」のアナウンスが始まり
「この劇場のスタッフの方なのかな?
それにしちゃ、ずいぶんとカミカミなんですけど?(笑)」と奥さん
一言つっかえるたびに、そのワードだけでなく
もう一度アタマから言い直されるアナウンサーの方に
「甲斐さんのアコギライブじゃないんだから(笑)」と心のツッコミ(笑)

…が、これは「序詞役」を務めておられる「よーかいくん」さん(笑)が
序詞(演劇の前説・場面の紹介など)の前にアナウンスなさっていたようで
そのつっかえぶりに開演時間が押したのか?(笑)
肝心の序詞を言い終えられる前に
勝地涼さん達が客席中央の通路に登場され、開演してしまったんだとか…(笑)

勝地さん達は、奥さんの席のすぐ横の通路を通られ…
「めっちゃええ匂いがした♪」と奥さん(笑)
…そのまま舞台に上がられるのかと思いきや

最前列と舞台の間に立ち止まられ、会話(セリフ)の内容を実演…
って、この時のやり取りが「エッチ」についてのものだったので(笑)
1人がお尻を突き出し、もう1人がそのヒップを抱えて腰を振る(笑)という
某国営放送の朝ドラでは、絶対お書きになれなかったであろう場面(笑)

しかも、最前列に座っておられる女性の席の背もたれに両手をついて
その女性とお顔を突き合わせたまま、お尻を突き出す(笑)…という演出を
お二人が交互に実演なさるんだけど
勝地さんが「失礼します!」と背もたれに両手をつかれると
被害?女性は顔を伏せていらして、表情は窺えなかったものの
両肩を大きく震わせておられたそうです(笑)

クドカンさんは「なるべく まんまやる!」と宣言なさっていて
蜷川幸雄さんの「シェイクスピア」の翻訳を務められた
松岡和子さんの台本通りに演出されているみたいですが
「自分が書いた本しか演出したことがないからだと思うんですけど違和感がすごいですね
でも、そこは我慢して、その違和感も込みで見せたいと思っていて
じゃないと、わざわざ人の書いた本をやる意味がない」とクドカンさん

ただ…「こっちの方が面白いと確信した時か、これがないとすごくスムーズだし
役者さんもやりやすいだろうって時だけは手を加えますけど…」との言葉通り
「それは絶対、原作にはないでしょ!?(笑)」という演出がテンコ盛りだったようです(笑)

松岡さんは「蜷川さんって、お客さんに判りやすく見せるってことにまず心を向けるのね
例えば、対立している二つの陣営があったら
青グループ、赤グループみたいに、一目で違いが判る衣装を着せたりする

で、どうやって(ロミオとジュリエットのそれぞれの家である)
モンタギューとキャピュレットの違いを出すか?
どうやら、キャピュレットの方は新興階級で大金持ちらしいと…
でも、モンタギューの方は由緒正しい家柄ではあるけれど、あんまりお金はなさそう

今回、衣装とか装置で、それを表現するのは大変だなと思っていたわけ
そうしたら、冒頭のシーン、モンタギューの人達は『モンタギュー!』って
キャピュレットの人達は『キャピュレット!』って叫んでいて
すごく宮藤さんらしいと思う」とおっしゃってます

もっとも、クドカンさんは「最初、モンタギュー側で
その後、キャピュレット側をやる人もいますから(笑)
名前を言い合うっていうのはイイんじゃないかなと…」と説明なさってましたが…(笑)

松岡さんによれば…「シェイクスピアの面白さと、悲劇・喜劇の面白さを絡めると
喜劇は全て結婚で終わり、悲劇は結婚から始まる」そうで
「『ロミオとジュリエット』は、悲劇が喜劇の中を疾走している芝居」らしく

クドカンさんも「だから、ロミオとジュリエットだけが悲劇で
周りは喜劇でいいのかなと思っているんです」と話されてるんだけど
「ああ、ロミオ、ロミオ、どうしてあなた『が』ロミオなの!?」
…とツッコミを入れたくなるような(失礼!)
おっさんロミオが登場するだけで爆笑を取ってしまう舞台で悲劇って…(笑)

ただ、松岡さんが「演出家の腕の見せどころって
テキレジ…(劇作家が書いた戯曲を、演出方針に応じてカットしたり
変更を加えたりすること)…だと思うんですよ
宮藤さんのテキレジは、喜劇的なくだりを随所に残していてビックリした
『えー、ここ残す!?』『えー、ここ切っちゃうの!?』って
すごく大胆だなと思いました」とおっしゃったのに対して

クドカンさんは「冒頭のセリフに『2時間の舞台で繰り広げ、ご高覧に供します』とあるので
そこは絶対2時間で収めたいんですよね
3時間やってよければ、別にカットしないセリフも多いんですけど…」と返され

たいていの舞台化でカットされているという「結婚式の楽士のシーン」については
「あれ、状況としては、一番面白いと思ったんですよ
結婚式だと思って来たら、葬式になっちゃったって…(笑)
渦中の人達にとっては悲劇ですけど
仕事として呼ばれた側にとっては
『で、結局やるの?やらないの?』みたいな話ですから

そういう視点が残っていた方がいいなって
つまりは、ハードルを上げてるんです(笑)」と説明なさっているのを読んで
奥さんが、色んな制約がある中、自らハードルを上げて
良いものを作るために更なる高みを目指す
某ミュージシャンの方を思い浮かべたのは言うまでもアリマセン(笑)
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