摂津国88カ所の第43番札所の圓照寺へ。
このあたりではフルーツ餅で有名な松竹堂が近くにあります。
寺伝によれば、仁寿3年(853年)文徳天皇の勅により円仁(慈覚大師)が草創。
観世音菩薩は文徳天皇の念持仏と伝え、貞観12年に清和天皇が行幸されて
秘仏と定める。 元慶6年には陽成天皇が病気回復を祈願し
日光・月光の脇士を寄進したという。
寛平6年(894年)宇多天皇の勅命により、醍醐寺の聖宝理源大師が入寺。
不動・毘沙門二天を護摩堂に安置。これより真言の道場となる。
寺坊は山田全域に建てられ、円実坊・十地坊など十余の僧坊があり
観音堂・奥院に奉仕していたそうです。
応仁の頃(1467年~1469年)細川氏の家臣、香西玄蕃が山田庄中村に
一城を構え寺領を横奪し伽藍を破壊。 円実坊阿闍梨覚玄が
残った諸仏像を草堂に祀り、一村本願寺顕如に帰依した時期も
小堂に諸仏を安置されていたんだとか。
ようやく、万治年間(1658年~1661年)に法仰覚祐が
領主板倉阿波守の助力で再建したそうです。
山号 圓満山。 宗派 高野山真言宗 。
86枚目。
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